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器用貧乏な漂流者  作者: 與吉
40/354

0-40新年に向けて

ジャンヌが『アイギス』の一軒家で生活を始めて1ヵ月がたった


苦手だった魔法に関しては、無属性魔法の「身体強化」「速度強化」を修練し

無属性魔法Lv1となった

また、魔力が少ないという事で毎日の魔法の鍛錬に励んでいた



薬草とポーション作成に関しては、薬草の知識から採取・加工などを教え

今ではノノ・ココ・ジャンヌが3人組でポーションの作成を担当している

まだ、スキルの調合を修練中である


新人冒険者の教育という事で毎朝の修練していた

日替わりで棍と無手格闘を実戦形式で行っていた

無手格闘は武器無しでも戦う事が出来るようになるように

クラシスさんとリズさんとで考えて取り入れた



一応、5日間修練して2日休日を取り入れてはいたが

時間があるとノノとココとで魔法の修練に励んでいた

それにポーション作成のサポートもすすんでやってくれていた


とある修練の休憩中にクラシスさんがこんな事を聞いてきた


「そういえば、もうすぐ新年ですがどうしますか?」


「あの、どうしますかと?」


「リウさんの所では新年のお祝いとかは何をしていたんですか?」


「家の所ですか・・・、新年のお祝いは神社で初もうでかな?」


「神社・・・?」


「初もうで?」


「えーと、教会にお祈りをしに行きます」


神社ではわかんないよな、こっちでは教会といえば大丈夫でしょ

初もうでも、お祈りとして教えても同じ意味でしょ


「それでこの辺りでは、新年はどんな感じでやってるんですか?」


「教会でお祈りとか?」


「教会でありがたいお話を聞いたり?」


「新年のお祝いは料理です~」


「いっぱいの料理~」


「教会で新年の抱負を神様に誓ったり?」


クラシスさんとリズさんはなんで疑問系なんです

ノノとココは新年は料理しか記憶が無いのか

ジャンヌさん、それは違うと思うが一番まとも・・・


「えーと、教会行って、料理をいっぱい食べる・・・って感じですか?」


「だいたいはそんな感じかな?」


「料理に関しては、僕とノノとココで担当するとして・・・、大掃除でもしちゃいますか」


「この一軒家の掃除をするということですか?」


「ええ、1年の汚れを年末にするのは気持ち的にもいい事ですから」


「わかりました、リズとジャンヌさんで掃除を担当します。3人とも生活魔法の「清潔」を使えますので、分担すれば直に終わると思いますけど・・・」


「なら倉庫の使わない物を捨てたりしますね」


「掃除担当しっかりやらせてもらいます」


「クラシスさんが掃除の班長としてお願いします」


「料理はノノが班長として買い出しからお願いね」


「了解です」


「わかった~」


「それで新年まで何日あるんですか、こっちに来てから暦を見ていないので今が何日なのかも知らないので・・・」


「あぁー、この家には暦が無いのはそういう事でしたか・・・」


「暦は後で買ってきますね」


「それで新年まで何日という話でしたが・・・、あと7日で新年ですね」


「なるほど今年は後7日か・・・、それでは修練を4日間してから、掃除と料理の準備をしよう。3日もあれば家の大掃除も完了するだろうし、料理の下処理とか料理も大量に準備する事が可能でしょ」


「では、4日間は通常通りで5日目から掃除と料理をすると・・・」


「それなら隅から隅まで掃除できそう~」


「掃除が終わり次第、料理の手伝いに行きますね」


「料理はアライズさんに聞いてきますね」


「いっぱい準備します」


これから修練と新年に向けての準備に取り掛かる『アイギス』+1であった



新年の準備をします

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