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器用貧乏な漂流者  作者: 與吉
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0-4ギルドで一泊

仮申請の身分証も返却したし、あとは寝るだけだ~

寝る場所ないけどね・・・門番のライキスさんの話ではギルドで休めそうだし

さっきの受付嬢さんにいるかなぁ


おろ、ギルドの中はクエスト終わりの人たちでいっぱいになってる

さっきの受付嬢さんは・・・忙しそうだな

違う受付嬢さんに聞くか~


「すいません、聞きたいことがあるんですが」


小柄な金髪少女の受付嬢に話しかけ

「はい、なんでしょう。クエスト発注ですか?」


「あのギルドの休憩室で一泊したいんですが・・・」


「ちょっと待ってくださいね、利用状況確認してきますのでお待ちください」

ぱたぱたと部屋の奥に確認しに行ってしまった

空き部屋があればいいなぁ・・・無かったら野宿か


「あれ、リウ君戻ってきたんだね」

さっきの受付嬢さんが気になったようで話しかけてきた

それとも挙動不審っぽかったか


「はい、仮申請の身分証返却してきました」


「それでどうしたの?これからクエストはお勧めしないけど・・・?」


「違います所持金が無いのでギルドで一泊できたらと相談し聞きました」


「あんまりギルドメンバーで活用している人もいないので大丈夫だと思いますけど・・・、それじゃ晩御飯とかも無しなんですか?」


「恥ずかしい話、持ち合わせがないので今日は寝るしかないです」

明日はクエストして、ごはん食べなきゃ逝ってまう


「休憩室のほう大丈夫でした、では、持物を持ってこちらに来てください」


「空きなかったら野宿だったから助かります、お手数掛けます」


「リウさんちょっと待ってください」

受付嬢さんが机の奥から小さな包みを渡して

「これをどうぞ、少ないですけど携帯食です」


そっと受け取り両手で受取り、ぺこりと一礼し

「ありがとうございます、おやすみなさい」


「おやすみなさい、また、あした」




金髪受付嬢さんは2Fの階段のところで待っててくれてました

「クラシスさんとは知り合いなんですか?」


「クラシスさん・・・?」


「さっき話してた先輩の名前ですよ」


「ごめんなさい、ギルド加入のときに対応してもらって名前を聞きそびれていました。あとであやまらなきゃ」


「そだ、休憩室に行く前にギルドにクエストやスキルの資料みたいなのは無いですか?」


「資料ですか・・・ありますが、何を知りたいんですか」


「主にスキルについてです、自分には何が向いてるのか、何ができるのか、それを知りたいんです」


「それではこちらの小冊子を読んでみてください、初心者の方に渡してる資料です。初期スキルやGランクのクエストについて書かれているのである程度は参考になると思います」


小冊子には10前後のスキルやクエストで使えそうな薬草などのイラストが描かれている

スキル構成もこれでなんとかなりそうだし、薬草のイラストがあるのは嬉しい~♪

「これもらっていいんですか?それともランクが上がったら返却ですか?」


「小冊子は冒険者ギルド加入の全員プレゼントみたいなものです。もっとも最近では受け取ってもらえないことも多いのでリウさんみたいに喜んでもらえると嬉しいですね」

っとにこにこしながら話してます

「それでは休憩室に向かいますね、部屋は2Fの右奥になります。トイレは2Fの左奥になっています、こちらです」

部屋の前まで案内してもらい、ドアを開けて

「貴重品はクローゼットに鍵をかけて保管可能です、休憩室にもドアに鍵をかけれますので施錠してくださいね」

っと部屋の鍵を渡される


「了解です、鍵のかけ忘れをしっかりするっと」


「休憩室のご利用はGランクなら無料でご利用なれますが何日くらい利用予定ですか?」


「クエストをこなしてみて宿で生活できるまで利用したいので5日くらいを目処にお願いします」


「休憩室は寝る場所なのでご飯はギルド向かいの食堂をお勧めします。洗濯や身体を洗う場合はギルド裏の井戸を使用してください、それと生活魔法などは習得済みですか?」


「生活魔法・・・ですか?」


「生活魔法には灯し火、清潔、呼び水の3つがあり。火種や洗濯・水浴、飲み水など冒険者必須のスキルです」


「スキル修得で覚えますかね、スキル修得に関しても初心者なのでこれからもいろいろ教えてもらえたら嬉しいです」


「生活魔法は初期魔法スキルなのでスキル修得で覚えることが可能です。それと気になる事はギルド職員に聞いてもらえると詳しく教えていますので活用してください」


「いろいろありがとうございました。明日からよろしくお願いします。そういえば名前を教えてもらってもいいですか?」


「そういえば名前を教えていませんでしたね、受付の「リズ」といいます」

リズさんがぺこりを会釈する、自分も会釈しつつ


「おやすみなさい、スキル構成をして寝ますね」


「明日に疲れを残さないようにしてくださいね、では、おやすみなさい」


部屋の前でリズさんを見送り、部屋に入りスキル構成とリュックの中のアイテム確認しなきゃ

受付嬢①「クラシス」小柄な銀髪少女

受付嬢②「リズ」小柄な金髪少女

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