4-320続)大岩砦の攻防戦とか
リン達が森に侵入した冒険者達と昼ご飯を食べている頃
大岩砦でも食堂で昼ご飯を始めていた
『ジン』『ゼクス』『トロワ』『キャトル』『ドゥ』が大岩砦を守護している間に
食堂にて『アイギス』メンバーは食事をしていた
『白銀龍』や『クロ』も一緒に食事をしていたはずが・・・気がつくといなくなっていた
どうやら『白銀龍』と『クロ』は大岩砦のゴーレム達の魔力補充をしていた
それは魔力が無限にある『白銀龍』と『クロ』にしかできない仕事だった
シルキー・ミルキー・ヘンリー・ライム・ジルの5人は魔力回復の為に林檎を頬張り
食後に食堂にて魔力回復に努めるのだった・・・
『ひよこ亭』のアライズ・アリサ・アンナの3人は大岩砦の地下にある隔離したダンジョンにいた
隔離したはずのダンジョン地下1Fに黒犬の反応を感じ
『ひよこ亭』の3人は急ぎダンジョンに赴き巨大な黒犬討伐を始めるのだった
「やっぱり地下1Fに黒犬が現れた・・・」
アライズの一言にアリサ・アンナは鉄杖を構え『魔法弾』を放つのだった
現れた黒犬は地下1Fに溢れていた・・・
「反応が多すぎます、全部を倒すのは無理じゃ・・・」
「今は地上へ溢れのを防げれば十分!」
「もしもの時は地下への通路も隔離します」
アリサの不安な言葉をアライズとアンナが慰めつつ励ます
地下の通路は巨大な黒犬には狭いのもあり1体ずつしか現れないが
次々に現れる巨大な黒犬になんとか対抗していた
「通路に数か所の土壁で足止め出来てるけどね・・・」
「何より黒犬の動きを束縛しているから危なくないね・・・」
「問題は魔力枯渇になるまで巨大な黒犬を倒しきればいいんだけど・・・」
通路の先から溢れだす黒犬達を感じながらアライズ達は『魔法弾』を放つ!
それは無限と湧きと思わせる感じだった・・・
『ひよこ亭』3人が地下1Fの通路で黒犬達の相手をしている間
食堂で魔力の回復をしたシルキー達は持ち場へ戻り黒犬討伐を再開する
アライズ達は魔力を節約しながら黒犬達を倒していたが・・・
アリサが魔力枯渇で倒れてからアライズとアンナは地下hr続く通路を封鎖し
一度地上と戻るのだった・・・
封鎖には魔石と『紋章学』による簡易結界で完全封鎖をし
地下からの黒犬の出現に備えた
「数こそ少ないがダンジョンでよくみられる『氾濫』の様だ」
「『氾濫』だとしても何が原因なのか不明だな」
「それよりも今回の黒犬達が現れたのが『氾濫』だとしたら・・・」
「普通の『氾濫』なら朝になれば『氾濫』が終わる」
「今回はどうやれば、この騒ぎが収まるのか・・・」
地下への通路の入り口で『ひよこ亭』の3人が魔力を回復していると
『白銀龍』と『クロ』がやってきて結界に用いた魔石に魔力を注ぎ
アライズとアリサの膝に座るのだった
アライズは『白銀龍』を撫でながら林檎を頬張り
アリサも同じく『クロ』を撫でながら林檎を食べ始める
林檎はアンナがマジックボックスから取り出し2人に渡していた『白銀龍』と『クロ』も林檎を見つめていたので、追加で林檎を取り出し『白銀龍』と『クロ』に手渡す
『白銀龍』と『クロ』は美味しそうに林檎を頬張り、地下へ続く通路を見つめている
通路を封鎖しているとはいえ地下1Fには無数の巨大な黒犬達が溢れていた
『ひよこ亭』の3人が多少は倒したとはいえ未だ数えきれない黒犬の反応を感じていた
「ここの封鎖は完了してるし戻りましょう」
アライズは『白銀龍』を抱き上げ砦の食堂へ移動する
アリサも『クロ』を抱きしめながらアンナと一緒に食堂へ移動する
食堂へ行く前に『ジン』と『ゼクス』に魔力を補充し
『ひよこ亭』の3人は定位置の調理場へ戻るのだった
「今回は少しばかり魔力を消費しすぎました」
「リウ達が戻る前に魔力を回復し晩ご飯を作らないと・・・」
「まずはゆっくりゆっくり休みましょ・・・」
調理場へ戻ったアライズ達は調理場にイスに座り
体力と魔力を回復する為に仮眠をとるのだった
リウ達が戻るまで大岩砦は『お嫁さん達』が護るのだった
それは『アイギス』のゴーレム達も同じく
リウ達が戻るまで何度も魔力を回復し何度も黒犬達を撃ち滅ぼすのだった
きっちり魔石を回収するのだが・・・回収した魔石が50個を超えるのだった
それでも未回収の魔石が大岩砦の周囲に散乱しているのだが
リウが戻る時に大岩砦の周囲に転がる魔石に驚き
一度は魔石を回収しようとしたが
リン達が急ぎ戻りたいという事で回収せずに戻る事になるのだが・・・




