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器用貧乏な漂流者  作者: 與吉
315/354

4-315『アイギス』のあれやこれとか

リウ達がゴーレムの身体強化をしている頃

ノノ・ココ・ジャンヌはリウの地図を見ながら地下2Fの探索をしていた


採掘場所を見ながら3人は首を傾げていた

その採掘場所はリウが採掘したはずの場所だったが・・・


「鉱石あるね?」

「鉱石採掘したはずなのに・・・何故に?」

「これは色々おかしいね・・・この短期間に新しく鉱石が生まれるとは・・・」

「どうするこの場所の鉱石を採取して様子見する??」

「そうだね、何ヶ所か採取して様子見してみよう・・・鉱石の種類と大きさの確認も必要だし」

「ここは『鉄鉱石』か・・・リウが何日前に採取したか効かないといけないな」


ジャンヌが土魔法で鉱石の原石を確保している間

ノノとココは通路の壁が崩れない様にサポートしている


「『鉄鉱石』の原石の大きさは・・・問題無く持てないほど大きい」


ジャンヌは原石を持ち上げようとして・・・重すぎて諦める


「この原石も加工したら、どれ程の『鉄鉱石』のインゴットになるのやら・・・」

「加工はリウ任せ~♪」

「私たちではリウの様に器用に原石の加工は無理だしね・・・」


ココはそう言いながら原石をアイテムボックスに保管する

ノノは地図に採掘した日付を書き記し

次の採掘場所へ移動する

今日は昼には戻らず地下2Fの入り口付近の採掘場所を調査するのだった


「やっぱりここも鉱石がある・・・」

「採掘した後に見えるけど鉱石が生まれた?」

「もしくは、魔力によって鉱石に変換した?」

「無限に鉱石採取か・・・鍛冶師なら嬉しい状況だと思うけど」

「鍛冶はリウだけしか修得してないし、私達的には『鉄鉱石』よりは『宝石』とかの方が嬉しい」

「『宝石』・・・綺麗だと思うけど着飾る必要無いから、持っていても活用する場が無いな」

「「確かに・・・」」

「仕事中に装飾品を装備しても汚しそうだし・・・」

「仕事中に装飾品を装備しても壊しそうだし・・・」

「仕事中に装飾品を装備しても落しそうだし・・・」

「「「・・・ダメだ、私たちでは『宝石』とか装飾品を上手に使えない」」」


ノノ・ココ・ジャンヌの3人は着飾る自分たちを想像し凹んでいた

『アイギス』では上下革装備で活用しており

寒かったりしたら厚着をするかマントを羽織る程度で冒険者スタイルで活動していた

革装備に装飾品は似合わないし、何より戦闘と採取には装飾品は邪魔になる


「リウの作ってくれる装飾品は可愛くて好き♪」

「可愛すぎる気がするけど・・・」

「ノノもココも可愛いから似合うけど・・・私には可愛すぎます」


ジャンヌはノノやココの様に可愛くなりないと思っているが

ノノやココにすればジャンヌは十分すぎるほど可愛いのだが・・・


「ジャンヌも可愛いよ?」

「ジャンヌは見た目よりもだけど中身も可愛いよ?」

「そんな事無いです・・・2人の方が可愛い・・・」


ジャンヌは照れて話す姿が可愛くて、ノノとココは「「可愛い~♪」」と抱きしめる

3人とも子供を生んでいるはずなのに見た目がリウと出会ったままの姿だった

リウは長年連れ添ったノノ達が可愛いままなのを嬉しく思っていた



クラシスとリズはシルキーとミルキーの4人で黒熊と大猪の解体をしていた

食材の補給も必要だが晩酌用に焼串の補給もしたかったし

角煮や煮込み料理など冬期間向けの料理を大量に保管する必要があった


「今回は1体ずつの解体でいいか・・・」

「ステーキは戻ったら焼き上げるの?」

「煮込み料理は時間をかけてコトコト煮込みますか~」

「角煮もコトコト煮込まれ~」

「焼串もいっぱい炙って晩酌に備える!」

「焼串はたれと塩の2種類だっけ?」

「そそ、酒に合う2種類が『ひよこ亭』での定番料理だね・・・」

「『ひよこ亭』の裏定番料理でしょ?」

「元々の『ひよこ亭』は飲み屋じゃないんだから、酒の肴などは『ひよこ亭』では無かったはず・・・」

「そういや、旅先でノノとココが露店で焼串や焼鳥を買い込んでから『ひよこ亭』での定番料理になったんじゃ?」

「そういえば・・・いつの間にやら晩酌では焼串や焼鳥は定番の酒の肴に・・・」

「『白銀龍』に『クロ』も好きだしね、何より間食向けだし休憩中に頬張れて美味しい」


『アイギス』では食材を無駄にしない様に調理していく

肉や毛皮以外は穴を掘り地中に埋める事になる

毛皮に関しては『アイギス』のメンバー内でも毛皮の加工は無理な為に

毛皮はギルドや道具屋に売るなり納品する事になっていた

加工した毛皮は敷物にしたり、毛布にしたりして無駄なく使用していた


「毛皮の加工も出来たらいいんだけど・・・」

「『アイギス』の中でもリウなら毛皮の加工を覚えれるかもしれない」

「毛皮の加工を覚えるなら、どこかに弟子入りするのかな?」

「革職人とかかな?」

「『アインス』では革装備が基本装備だし・・・リウが覚えて損は無いけど旅をしながらでは修得は無理そうかな」

「無理なら革職人に直接交渉するのも良いかも・・・」

「直接交渉・・・?加工前の毛皮と加工した毛皮との物々交換とか?」

「その時はアイテムボックス内の毛皮を大量に処分という名の交換用員に!」

「魔法で仕留めているから毛皮には解体時のキズしかないし毛皮の価値は高いと思うけど・・・」


解体後には調理場に行きアライズ達と一緒に料理を始める

アライズ達は調理場でパンを焼いたり麦ご飯を炊いていた

焼きたてパンはアライズ・アリサ・アンナのアイテムボックスに保管し

麦ご飯は『塩おにぎり』にし一時的にアライズのアイテムボックスに保管する

『塩おにぎり』は後々リウのアイテムボックスに保管する


この日から2日間かけ黒熊と大猪を料理し

作り置き料理を着々と増やしていく事になる

これにより『ひよこ亭』のアライズ達3人がゆっくり出来るようになり

毎日の料理から解放され少しだけゆっくりしている



『ジン』『白銀龍』『クロ』の3人は修練場でゴーレム達と魔法の修練をしていた

実戦形式の魔法の撃ち合いに魔法障壁の耐久テストなどをしている

猟犬ゴーレム達も魔法を避ける修練をしたり

猟犬ゴーレム達による集団戦による立ち回りなどをしていた

一角獣ゴーレムの『ゼクス』は避けずに魔法障壁を展開してギリギリまで魔法に耐えている

どれくらいまでのダメージまで耐えれるかとか魔力の残量の確認をし

ゴーレム達の魔力枯渇になる前に『白銀龍』や『クロ』が魔力を注いでいた



ゴーレム達も日々修練をし、そして、ゴーレム達は身体強化をし成長という名の進化をする
















『アイギス』のメンバーとゴーレム達が仲良く過ごしている頃

巨木な森に冒険者達が進入していた・・・

冒険者達は巨木の森の調査と探索だったのだが

巨木の森に侵入後、巨大な黒犬と遭遇し、殆どの冒険者達は森から逃げていったのだが・・・

数名の冒険者は巨大な黒犬から逃げる事に成功し

逃げる事に成功したのだが巨大な黒犬からの追撃には耐えられなかった

リウとリン達のゴーレム達の身体強化をしていた時のメンバーの話を書いてみました。

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