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器用貧乏な漂流者  作者: 與吉
309/354

4-309地上への帰還とか

地下2Fを3日間探索を続けたが地下3Fへ続く通路を発見出来なかった・・・

巨木の隙間探索も折り返しになり探索6日目で地上へ戻る事になる

リウは魔石を50個以上確保しニコニコしているが

クラシスやリズは進めば進むほど魔力の濃度が濃くなるのに不安がっていた

シルキーやミルキーも高濃度の魔力に当てられたみたいで

戦闘以外の時は身体を休めていた

荷馬車内部に魔石と『紋章学』のよる小型結界を展開し

荷馬車周囲だけ魔力酔いを防ぐよう努める事になる

それに伴い戦闘回数が増えていたが効率を考えリウが魔法弾をぶちかまし瞬殺したり

『アインス』に騎乗したリウが『多重風纏い』で黒犬の集団に突っ込んだりと効率重視で倒していった


「『多重風舞い』の突貫攻撃は極悪なまでの攻撃だな・・・」


巨大な黒犬の集団に突っ込むのだが、黒犬達は風魔法で切り刻まれた状態で息絶えていた・・・

『多重風舞い』による突貫攻撃は、『追尾型範囲風魔法』といった感じだった


「素材の回収は無理そうな攻撃方法だからダンジョン以外では使い道なさそうな技だな・・・」

「それでも機動力と攻撃力は魅力的だけどね」

「まずは、地下1Fへ戻る事を考えよう・・・」


リウ達は魔石を回収し、出来る限り地下1Fへの通路へ急ぐのだった

先ほどの戦闘で魔物たちがリウ達に向かって集まりつつあり

地上へ戻るまでに倒しきるには数が多すぎた・・・


「通路奥から反応多数あり!罠を仕掛けて全力疾走するから!!」

「「はいよ!」」


リウが落し穴を設置し、クラシスとリズが御者席に座りながら通路に大穴を設置していく

シルキーとミルキーは通路に土魔法で1mの土壁を作成する


「土壁では進行は防げないけど・・・進行を遅らせられるかも」

「それなら追加で土壁を設置!」


シルキーとミルキーは疾走する荷馬車から後方に数か所土壁を作成していく

落し穴に大穴に続き、土壁の乱立でリウ達をおっている黒犬の集団は足止めを食らっていた

確実に黒犬達が離れているのを感じ「ほっ」としたのも束の間・・・

前方から新たな黒犬の群れが現れるのだった


「前方から黒犬の群れ確認!各自魔法弾放て!!」

「「「了解!」」」


騎乗したリウが先行で魔法弾を放ち、リズ・シルキー・ミルキーが魔法弾を次々と放つ


「ドォ!」「ドドドォォォ!!」「ドドォ!」「ドドドドォォォォ!!!」


リウの先制攻撃後に続けざま魔法弾を放ち目視できる距離に近づいた頃には辺りに魔石が転がっていた

魔石を回収する時だけは速度を落としていたが、回収後には全力疾走で地下1Fへ向け走り出していた


「後方の魔物の反応は健在!前方からの反応は逐一確認で!!」

「各自警戒お願いね!」

「「「任せて!」」」

「このまま地下1Fを目指して走り抜けるから、今の内に何か食べてて!!」

「リウも何か食べるんでしょ?」

「もちろん」


リウはそう言いアイテムボックスから林檎を取り出し頬張り出す

それを見たクラシスとリズはアイテムボックスから食べ物を取り出し

シルキー・ミルキーと一緒に荷馬車に戻り食事を始めるのだった


リウは自分だけ食事をするのは気が引けるので『アインス』にも騎乗しながら魔力を注いでいた

魔力を注ぎながら「もう少し全力で駆けてね」と声をかけ『アインス』にお願いしていく

『アインス』は嬉しそうに一層速度上げ駆けていく


リウはMAPを展開し、地下1Fへ続く通路を確認し疾走していく

後方からの魔物は振り切ったみただが、前方からの魔物は期間経過とともに現れ

地下1Fに戻る頃にはリウ達は何度も戦闘を繰り返し

貴重な戦闘経験と魔石確保に力を注ぐのだった



地下1Fに到着したリウ達は急ぎダンジョンの壁に部屋を創り

リウ達は食事よりも睡眠を身体が欲していたので布団を敷き寝始める

リウだけは『アインス』に魔力を注いでから寝始めるのだった



『アインス』はリウに寄り添うように座り部屋の入り口を見つめていた


『アインス』は十分すぎる魔力をリウ達から受け取り護衛役として部屋に佇んでいた


『アインス』は自分がメンバー達から大事にされているのを感じていた


『アインス』は自分がメンバー達から愛されているのを感じていた


『アインス』は自分がメンバー達から家族として接してもらっているのを感じていた


そして、『アインス』は家族の為に頑張ろうと決めた


『アインス』は十分すぎる魔力と魔法で家族を護ると決めた


『アインス』の進化は始まったばかり・・・


『アインス』は何を願い何をするのか・・・


『アインス』は何を求め何を叶えるのか・・・



『アインス』の自己進化はリウの予想の上をいくものであるのだが

その小さな進化の波は『ジン』や他の猟犬ゴーレム達にも少なからず影響を与える物になっていく




一方その頃、留守番組の『ジン』や『白銀龍』『クロ』の3人は魔力や魔法の修練を欠かさず行っていた

『白銀龍』と『クロ』が魔法を放ち、『ジン』が全力で避けたり耐えたりする実戦形式の修練をしていた

同じ場所で修練していたアライズ達は、『白銀龍』と『クロ』の攻撃に耐える『ジン』を見ながら


「ゴーレムというか・・・『ジン』はゴーレムを越えた感じがするね」

「それ以上にあの攻撃は耐えれるものじゃないでしょ?」

「いあいあ、耐える以前に攻撃を避けるのも無理っぽいんですが・・・」


アライズ・アリサ・アンナは高濃度に魔力を纏う『白銀龍』や『クロ』の攻撃に向かっていく『ジン』の姿に単純に凄いと思っていた

手加減しているであろう2人の攻撃は当たれば大怪我では済まない威力があるのに

『ジン』は敢えて向かっていく姿勢に感動していた


「私達も『ジン』を見習って頑張りますか!」

「そうですね、『アイギス』の先輩として良いところを見せたいしね」

「私達は前衛よりも後衛、もしくは、防衛向きだから『魔法障壁』や『イージス』を磨いた方が良いかもしれないね」

「リウに前に教えてもらった『魔法障壁』の修練をしましょ」


そういいアライズ・アリサ・アンナは正三角形の位置に立ち各自『魔法障壁』を展開していく

3人が均等の大きさに『魔法障壁』を展開し『魔法障壁』同士が反発しあう


「このまま『魔法障壁』に負荷がかかる様に維持ね」

「「はい!」」


10分間互いに『魔法障壁』を維持し、アライズ達は次のステップに進む


「次に『魔法障壁』の出力を少しずつ上げていきます・・・」

「はい・・少しずつ・・・少しずつ・・・」

「多すぎてはダメ・・・少しずつ・・・」


アライズは3人の『魔法障壁』の出力が上がった事を確認し


「このままの体勢で10分間維持ね・・・」

「「了解・・」」


『魔法障壁』を展開しているだけのはずなのにアライズ達は汗だくになりながら魔法を維持していた

魔力量が不一致の場合、『魔法障壁』に弾き飛ばされる可能性もあるので

3人は集中力を切らせる事無く『魔法障壁』を維持する事だけを考えていく


「魔力の消費が激しいから合図と共に『魔法障壁』を解除します」

「「はい・・」」

「3・2・1・0・「「解除!」」」」


『魔法障壁』が解除され、アライズ・アリサ・アンナは汗だくになりながら座りこむ

3人とも「はぁはぁはぁ・・・」と息を切らしていたが体調に変化は無く

魔力枯渇による身体の疲れが見てとれた

回復の意味も込めてアライズ達は林檎を頬張り、紅茶を飲み、まったりしていた


アライズ達が林檎を頬張るのを見ていた『白銀龍』と『クロ』は、林檎欲しさにアライズ達も元に駆けだしていた

『白銀龍』や『クロ』もアイテムボックスには林檎を保管しているはずなのに

どうやらアライズ達が美味しそうに林檎を頬張るのを見て欲しくなったみたいだった

アライズやアリサ・アンナはいきなり『白銀龍』や『クロ』が抱きついてきたのに驚きながらも

抱き返しながら撫でまわし「どうしたの?」とか「甘えたいの?」とか話しかけるが・・・

『白銀龍』や『クロ』からは『ガウガウ!』としか聞こえないので撫でながら


「甘えたいんじゃないならんだろう?」


と考えていたが『白銀龍』と『クロ』はアライズ達の林檎を見つめていて「あ~」と思い


「林檎が欲しいの?」


と聞いて見ると『白銀龍』と『クロ』はコクコクと頷くのだった

アライズ・アリサ・アンナはニコニコしながらアイテムボックスから林檎を取り出し

『白銀龍』と『クロ』は美味しそうに林檎を頬張るのだった


「『白銀龍』と『クロ』だけ林檎を食べているのに『ジン』に何も無いのはかわいそうね・・・」


アライズは『白銀龍』を抱きながら『ジン』に近づき魔力を注ぎ


「『ジン』も一緒に休憩しましょ」


と声をかけにこりと微笑むのだった

アリサとアンナも同じく『ジン』に魔力を注ぎ


「『ジン』は見違えるほどたくましくなったな~」

「『ジン』も修練お疲れ様♪」


2人は魔力を注ぎながら声をかけていた

『ジン』は魔力の補充により力がみなぎるのを感じていた


「『ジン』も一緒に休憩しましょ」


アライズのその一言で『ジン』も座りながら休憩をするのだった

『ジン』が座り休憩を始めると一角獣ゴーレムの『ゼクス』が近寄り一緒に休憩を始める

アリサとアンナは『ゼクス』にも撫でながら魔力を注ぎ


「『ゼクス』も一緒に休憩しような~」


と声をかけるのだった

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