表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
器用貧乏な漂流者  作者: 與吉
224/354

2-224土壁はイメージ重視とか

「ふぅ、これだけ殴っても砕けないか・・・」


『ガンガ』は魔力を纏った拳で、リウの作成した土壁を殴り続けたが、土壁は壊れずにいた

リウはいきなり殴りかかった時は驚いたが、土壁が破壊されなかった事に「ほっ」としていた


「あの『ガンガ』さん?いきなり土壁を殴られても困ります」


「いあ~、すまんすまん、強度を知りたくてついな・・・」


『ガンガ』さんは土壁を「ペシリ」と叩きながらニコニコしていた


「それで強度的には問題無いですか?」


「逆に頑丈すぎる気がしますが、こんな感じで土壁の作成をお願いします」


「了解です」


「それじゃ、私は一度ギルドに報告に戻ります」


「わかりました、僕達は今日から土壁の作成を開始します」


『ガンガ』さんは商業者ギルドへ報告をしに

リウ達は一度『アイギス』のメンバーだけで相談を始める、全員で土壁の作成をすると野犬や黒犬などが接近した時に危ないので、リウ達は11人の内3人を周囲を警戒してもらい、8人で土壁を作成していく


「それじゃ、最初はノノとココとジャンヌが周囲の警戒をお願いね」


「「「了解!」」」


「それじゃ、私達は土壁作成をしますか~」


「丸太を土壁で囲むようにしながら作成?」


「そだね、丸太を囲むように2人1組で作成して行こう」


リウ達は果樹園の外側と内側に別れて作業を始める

リウもMAPを展開し周囲を警戒しながら土壁を作成していた

土壁は高さ2m、幅は丸太を中心にしながら1mとし、土壁20m作成するたびに休憩し、魔力枯渇する事無く土壁の作成を行う事になる


昼頃になり、リウは作業の手を止め、アライズとリウの2人は魔法で身体を綺麗にし、昼ご飯の準備を始める

アイテムボックス内の食糧を取り出し、調理済みですぐに食べれる物で昼ご飯を済ませる事になる

リウは簡易コンロでスープを温め、アライズは土魔法でテーブルとイスを作成し、大皿に焼串や焼鳥・サイコロステーキやサラダを盛りつけ、焼きたてのパンと麦ご飯のおにぎりも一緒にテーブルにのせ、11人で食べるよりも多めの食糧を並べるのだった

2つ目の簡易いコンロでお湯を沸かし、紅茶の準備を済ませる、食後の紅茶の準備を済ませ


「昼ご飯の準備出来たよ~」


リウが休憩と昼ご飯完成を告げると、土壁作成と警備をしていたメンバーがテーブルに集まってくる

リウは座る前に全員に魔法で綺麗にし、リウの合図で食事が始める


「いただきます」


「「「「「いただきます」」」」」


休憩をはさみながらも午前中は土魔法を唱え、しかも高さと幅を均一していたので、予想以上に魔力と精神力を酷使していたのか、メンバー全員はいつも以上に食べ飲み、用意した料理を平らげる事になる


「土壁だけでこんなに疲れるとは・・・」


「簡易陣地作成で何度かやってたけど、長距離の土壁は疲れるかも・・」


「疲れるほどの魔法の酷使は久しぶり~」


リウやクラシスやリズは今回の土壁の作成には疲れているみたいだった、逆にアライズやアリサ・アンナは、高さと幅を揃えて均一にする作業に向いているみたいで、効率よく仕事を進めていた

シルキーとミルキーもアライズ達と同じく揃えて土壁を作成する事に向いていた


「アライズ達は土壁の作成で僕達より疲れてないみたいだけど?」


「んー、隣の土壁に揃える感じで作成してるからかな」


「見本が隣にあるし、イメージしやすいからかな」


「魔法はイメージ重視だってリウが教えてくれたでしょ?」


「そうだった、僕もイメージ重視でいけば大丈夫かな、午後からは隣の土壁と同じ高さと幅のイメージを重視してやってみるか・・・」


「私達もよりイメージを重ねる事を重視しましょ」


「了解、イメージね、任せて」


リウとクラシス・リズは、午前中は魔力の消費が激しかったので、午後は初心に戻って土壁にイメージ重視し、土壁の作成をする事になる

それは土魔法を唱える時に忘れがちで、最近はイメージ無しで魔法を使用していた


午後からはノノやココ・ジャンヌが土壁の作成をし、アライズとアリサ・アンナが周囲の警戒を担当する事になる

ノノとココが組み、リウとジャンヌが組む事になる

ノノ達は先ほどのリウ達の話を聞いていたので、「イメージ重視・・・イメージ重視・・」と呟きながら土壁作成をするのだった


短めですいません

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ