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器用貧乏な漂流者  作者: 與吉
202/354

1-202『災厄龍』の誕生とか

短編です。


其のモノは枯れ果てたダンジョン跡にいた


其のモノはダンジョン跡の奥で、夢を見る様に蹲っていた 


其のモノは自ら溢れだす黒い瘴気を抑えながら・・・


其のモノは自身の身体に結界を展開し瘴気を抑え込んでいた


其のモノは身体から瘴気が抜け落ちると同時に力を失っていった


其のモノは力を失うと同時に思い出の中で眠る様になる


其のモノから抜けた瘴気の影響で身体の中の瘴気は無くなった


其のモノは瘴気が消えたと同時に過去の思い出も少しずつ失っていった


其のモノは長い年月をかけて培った思い出を失ってなお眠りについていた


其のモノは過去の記憶を無くし再び目覚める時まで眠り続ける


失った記憶が再構築されるまで、其のモノは失った記憶と半身に会うために・・・



其のモノから抜け落ちた瘴気は自我を持ち周囲に災いを振り撒きはじめる


其の瘴気は長い年月で災いを振り撒き災厄を糧に育ち始める


其の災厄は身体を動かす度に『呪い』を振り撒く様になる


其の『呪い』は海を越え大陸を越え世界中に伝染病の様に感染していく


其の災厄は大陸の人々から忌み嫌われ更に力をつけ始める


其の災厄もまたダンジョンの奥底で眠りについた


其の災厄は仮初の身体を本当の身体に統べく力をつけていく


其の災厄は後に『災厄龍』と呼ばれる『暗黒龍』の誕生となる


『黒き龍』が『白き龍』から別れてからの話です。

『黒き龍』は今もなおダンジョン跡の奥で眠っています。

『黒き龍』の黒い部分が、『災厄龍』として動き回ります。


今回は実験的な書き方にしました。


次回予告、リウ達はエルフの故郷から戻り、クラシス達との結婚報告をするが・・・。

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