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器用貧乏な漂流者  作者: 與吉
187/354

1-187晩酌後のシルミルとの話とか

晩酌も終わり、リン達やハルク夫婦が『かまくら住居』へ戻り、『ひよこ亭』では晩酌の片付けをしていた

ハルクさんがお土産で持参した酒が美味しく、飲み過ぎたのか晩酌終了と共にクラシスとリズは寝てしまった・・・、他のメンバーも美味しい酒に片付けも忘れ寝落ちしてしまったので、片づけはリウとシルキーとミルキーの3人だけになってしまった

一応、『白銀龍』もこの場にいたが、焼串や焼鳥をこっそり食べていた・・・

飲みかけの酒は廃棄し、酒の肴は『白銀龍』が責任を持って腹に収めていた


「『白銀龍』は、焼串と焼鳥・・・どっちが美味しかったの?」


『焼串かな・・・、ハルクさんの土産の六足山猪の焼串うまうま』


「やっぱ六足山猪の焼串は別格か、『アイギス』としても数頭は確保したいな」


『うまいから全部でも六足山猪の焼串でいい~』


「『白銀龍』さんや、焼串を六足山猪の物に変えたらお金が足りないよ・・・」


『白銀龍』は「うまうま」言いながら、大猪の焼串と同様に凄い勢いで食べていた・・・

うむ~、肉の違いはわかるみたいだけど、食べる速度が一緒だからなぁ


「ねね、リウは『白銀龍』と話できるんだよね?」


「私達も『白銀龍』と話したい」


シルキーとミルキーも『白銀龍』と話してみたいか・・・

エルフの集落に行けば、龍との会話についても話が聞けるかもしれないしな


「2人とも話せなくても意思疎通出来てると思うけど?」


「「それでも話したい!」」


「そういわれてもなぁ、とりあえずエルフの集落へ行けば、龍について何か聞けるか知れないし、その中に龍と会話についても聞けるかもしれないよ?」


「そうかな?」


「龍の巫女も『白銀龍』と話出来なかったし・・・」


そういえばアンリーとシンリーも『白銀龍』との会話は無理だったな・・・


「そうだったね、僕の場合は『世界標準語』というスキルの影響だと思うけど・・」


「そのスキルはどうやって修得したの?」


シルキーの真剣な顔で聞いてきたが、リウ自身気がついてtら覚えていたスキルなので、教えたくても教える事が気無い状況だった

リウはほんとの事を言うわけにもいかず、とっさに「気がついたら覚えてたから・・・」と、あいまいな答えを出してしまった


「修得条件とかは不明ですね・・・」


「『世界標準語』ということは、龍以外でも会話できるんですか?」


「んー、僕が今まで話したのは・・・人とエルフと龍と・・・大山羊かな?」


「大山羊?」


「前に山越えした時に、崖で見かけた大きな山羊と話したの?」


「まぁ、こっちを襲う事も無かったから、ためしに話しかけたら・・・会話が成立した」


「やっぱりリウのそのスキルはずるいと思う」


「うん、ずるい」


「いあいあ、そんなこと言われても困るし、それに1000年前の龍の巫女は『白き龍』と話せたみたいな感じだったから、シルキーとミルキーも『白銀龍』と話せるかも?」


「そうなったらいいなぁ~」


「話せたらたのしいだろうなぁ~」


シルキーとミルキーはリウと話しながら『白銀龍』を抱き寄せ撫で撫でしている

『白銀龍』は焼串を頬張りながら撫でられている・・・、食べるのに夢中で撫でられても気にしていないみたいだな


「あんまり撫でまくるなよ~」


「「はーい」」


暫らく撫で満足したのか片付けを再開する

食器類を魔法で綺麗にし、テーブルからイスを並べなおしてから魔法で綺麗にする

最後に暖炉の傍に、明日使用する薪を多めに置いて片付けを終える


「綺麗にしたし、明日の薪も準備した・・・、忘れた事は無いな」


「こっちも終わったよ~」


「こっちも~」


リウとシルキーとミルキーは、『ひよこ亭』の隅々まで綺麗にし、片付けを終えてから、寝室へ戻る前に3人と『白銀龍』を魔法で綺麗し、寝室に入る・・・

寝室は『アイギス』のメンバーが雑魚寝状態だったが、寒かったのか誰1人布団からはみ出した者はいなかった・・・

リウは部屋が寒かったので、暖炉に火をつけてから、シルキーとミルキーと『白銀龍』とで空いてるスペースに固まりながら眠る事になる

リウに抱きつく様にシルキーとミルキーが抱きつき、『白銀龍』がリウの頭に抱きつきながら寝始める、3人固まれば暖かく疲れもあって寝るまでに時間がかからなかった





晩酌後の1コマを書いてみました。

龍との会話は大事みたいです、意思疎通がしっかりできているので不要だと思うのは、リウだけかもしれません。

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