0-17改良手甲とか
「『イージス』では、お願いします」
魔道具屋の裏で『イージス』を展開する、店主にお願いして維持時間と強度テストをお願いした
「障壁とは変わったスキルを覚えたね、MP消費はどうなんだい?」
「発動に50は消費しますね、維持している時は・・・消費してないかな感覚としてでしかわかりませんけど」
「障壁にボルトでも撃てばいいのかな?」
「はい、こっちの隅の方に当ててください。まずは1発」
「いくよ、『マジックボルト』」
店主が『イージス』の隅にボルトをあてる、「ドォ!!」という衝撃があったが『イージス』は左手に展開いていた、MP消費は確認したかぎり減ってはいなかった
「大丈夫そうですね、連続で5発おねがします」
「あいよ、『マジックボルト』x5」
『イージス』の隅に連続してボルトがあたる、「ドォドォドォドォドォ!!!」衝撃はすごいものがあったが『イージス』は破損せずに存在していた。MP消費も無しか
「ふぅ、隅にあててるのに怖かった・・・。破損もしてないし大丈夫そうですね」
「堅甲な障壁やな、壊れもしないとは・・・初期ボルトは何発撃っても壊れないかも知れんな」
「いえ、壊れにくいのがわかっただけでも良かったで。どれくらい維持できるかはわかりませんが・・・」
「多分だが、その大きさが消費50なんじゃないかな?大きくすればMP消費が多く、障壁が薄く脆くなるのかも知れんな」
「個人向けの障壁で、パーティーでの障壁展開は堅甲じゃない可能性があるということですか?」
「可能性の1つだな、個人では最強だが、広域では汎用的な障壁に成りさがる」
「全てを防げる可能性があるだけでも障壁としては優秀だと思いたいな」
「障壁は結界魔法の1つだけど、それを無属性で結界魔法なみの使いこなすだけども魔法使いとしては優秀だよ」
店主はニヤリと笑いかける
「そだ、魔石を1つ売ってください。手甲に付けて簡易的な杖として使えるか試してみようかと・・・」
「魔石を魔法のブースタとしての使用かい?手甲としても防御力は無くなると思うけどいいのかい?」
「防具屋と武器屋に相談しながら作成してみようかと」
「手甲ができたら見せに来な、魔石は大きさと性能を考慮したほうがいいだろ?」
「了解です。今日はありがとうございました」
店主に会釈し店を出る
「また、おいで~」
武器屋でグローブの試作品を見に行く
「こんにちは~、グローブできましたか~」
「おう、いらっしゃい」
「見習いが何品か試作したのを見てみるかい?」
箱をカウンターにのせる、箱の中には見習い鍛冶師が作成したグローブが入っていた。カウンターの上にグローブを2個1組で並べていく
「おもしろい形状のものがありますね」
手甲に槍先が一体化してるものや、手甲というより腕を覆う感じのカタールっぽいもの。一番想像通りなのは小型盾と一体化の手甲があった
「これが一番想像通りですね、着けてみてもいいですか?」
手甲を手にし小型盾手甲の創り具合を確認していく
腕に装着し稼働具合を確かめてみる
重さよりも稼働区域がひろく両手棍での使用でも問題なく動けた
「いいですね、手をかけるとしたら・・・・手甲の内部を少し衝撃を和らげる素材にして欲しいです」
「それくらいなら野犬の柔革を代用しよう、ちょとまってな」
店主は左右の手甲に柔革を貼っていく、完成した手甲を手にし腕に装着する
手甲は野犬の革製ので全体が黒だが小型盾の方は鉄製である
小型盾は内部は革を4重に重ねたものに小型の鉄製の盾を合わせたものであった
衝撃緩和の性能は高そうだな
殴るとしたら小型盾の先に剣先か槍先でもカスタマイズで装着できるようにするしかないか、それは次に機会にしたほうがいいかもしれんな
「これが欲しいです。手甲と盾の融合はおもしろいですね、もう少しステータス上がれば小型盾から丈夫な盾に変えてもイイですね」
「丈夫な盾は重いから、盾と剣の融合品を創造したほうがいいかもしれんな」
「それも試作品をお願いしてもいいですか?」
「あいよ、手甲と一緒に見習いどもの修練として丁度いいしな」
「期待してますね!」
「そだ、手甲の値段は?」
「見習い師の作品なので150Lでいいぞ」
「では、150L払います」
店主に150Lを手渡す、小型盾の内側を見て
「内側に魔石を装着できますかね?」
「皮袋に魔石を入れ、内部に縫いつければ大丈夫!」
「縫いつけるだけなら盾を交換しても魔石を装着できるか・・・」
「魔石に関しては魔道具屋でもいけばやってくれるだろ?」
「今日は遅いので明日クエスト後に寄ってみます」
「クエストをしてみて手甲の具合を確かめてからの方がイイしな」
「では、また来ますね」
手甲を上げ店を出る
「あぁ、またな」
小型盾手甲を装備した
魔石は未装備




