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器用貧乏な漂流者  作者: 與吉
166/354

1-166街へ帰還⑤とか

最後に馬達の食糧や着替えなどの消耗品の買い出しに、ジャンヌ・アリサ・アンナ・シルキー・ミルキー・ライム・ジルの7名は向かっていたが、アイテムボックスを誰も修得していなかったので、馬達の食糧はリウやココが一緒の時に購入するとして、今はメンバー全員の着替えを購入する事になる

ジャンヌは着替えよりもクエスト時に着る装備品の革服の上下を人数分x2着見繕い、アリサとアンナは調理時に着るエプロンを見ていた、シルキーとミルキーは馬達の世話をする時に着る作業着を見ている、ライムとジルはリン達5人の下着類を人数分x5着見繕い、普段着用の服も人数分x3着購入していく


ジャンヌは革服を購入し、『アイギス』のメンバーの下着の替えと寝巻きなど、休憩時の着替えを何着か購入し自分のマジックバックに保管し、久しぶりの買い物を楽しんだ


アリサとアンナは、調理時に着るエプロンをアライズとお揃いの3着を購入し、その他にも交代で調理をする人の為に新たに4着のエプロンを購入し、半分ずつマジックバックに保管し、リン達5人が旅に同行するので新たに食器類を購入した


シルキーとミルキーは、汚れても良い作業着を見繕いっていたが、2人の欲しい服が無かったので灰色の上下を2着ずつ購入し、それ以外に馬用のブラシと桶を数点購入した、一応在庫もあるが岩塩も購入し、シルキーもマジックバックに保管した


ライムとジルは、マジックバックを持っていなかったので、購入した物は大きめの背負い籠に入れてもらい現在ジャンヌが背負っていた、リウ達は長期の旅は初めてという事で着替えの他にブーツ・マント・替えの武器数点も購入し、ライムとジルが分けて背負い籠に入れ背負っていた


各自買い物が終わり、ジャンヌは「買い物はこんなもんかな?」と言い


「何か買い忘れたものあるかな?」


っと、ジャンヌは6人に聞いてみたが、シルキーは「馬の餌とかまだです」と元気よく答えた


「一度宿屋へ戻ってから買いに来ましょ」


ジャンヌの一言で7人は一度宿屋へと戻るのだった、宿屋には既にリウ達がジャンヌ達の帰りを待っていた、買い物が遅かったのは着替えやらを購入していたジャンヌ達だった・・・

ジャンヌ自身テキパキ買い物をしていたのに、最後に宿屋に戻った事に少しだけ凹んでいたのは誰も気がつかなかった

宿屋に全員が戻って一緒に昼ご飯を食べ、午後から馬達の餌などの購入するという事で、リウとココとシルキー・ミルキーの4人も買い物へ出かける事になり、他のメンバーは各自自由行動としたが、ノノとジャンヌ・クラシス・リン・アイズは森へ薬草探索へ出かけ、リズ・アライズ・アリサ・アンナ・ヘンリー・ライム・ジルは宿屋の部屋の中でポーション作成をし始める


リウ達は馬達の餌などを買いに露店巡りをし、荷馬車が増加する言う事で餌も倍購入し、リウのアイテムボックスと追加で馬達の餌などを入れるマジックバックも追加購入する

それとリン達のサイドポーチ型のマジックバックも5個購入し、後でリン達へのプレゼントしよう


「餌は倍購入したけど、他に買うものあるかな?」


「それなら藁も欲しいです」


ミルキーが元気よく手をあげて応える、それを見たシルキーも手をあげ


「脚立も欲しいです、ブラシ掛けするとき大変で・・・」


「ん、じゃ、藁と脚立も追加で購入しよう」


そう言ってリウは餌と藁・脚立を購入し、馬達のマジックバックに脚立を保管し、餌と藁はリウのアイテムボックスに保管した

それと調理用と簡易コンロ用の薪も多めに購入し、リウとココのアイテムボックスに半分ずつ保管し、夕方まで時間があったので露店で保存食を購入すべく4人は露店街へと向かうのだった



ノノ達5人は装備を整え、森へ薬草探索へ向かう

『アイギス』流の森の薬草探索という事で装備を整え、街を離れて各自「身体強化」「速度強化」をし、ノノ・ジャンヌ・クラシスは周囲を警戒しながら森を進み、リンとアイズは慣れない森の探索で薬草の採取場所へ着く前にMP枯渇で休憩する事になる

気を背にリンとアイズは座りこんでいる、クラシスは2人の護衛という事で一緒にここで待機し、ノノとジャンヌは2人で周囲を探索し、薬草の採取場所を探し始める


「それじゃ、ジャンヌと薬草探してくるね」


「直に戻ります、2人をお願いします」


「任せて、2人も気をつけてね」


「「はい」」


ノノとジャンヌは「身体強化」速度強化」を再度唱え、周囲を警戒しながら森の中を駆けて行った

クラシスも周囲を警戒し、周囲に危険が無い事は感じていたが、森の中は危険がいっぱいなので少人数での行動はいつも緊張する

クラシスはリンとアイズの座っている木の周りに土魔法で土壁を作成し、魔法の修練と2人の安全を確保した


「リンとアイズはMP回復するまで休憩ね、林檎でも食べてゆっくりしましょ」


クラシスはそう言ってマジックバックから林檎を2つ取り出しリンとアイズに手渡す、クラシスも何か食べようかと思ったが、焼串や焼鳥しかなく、悩んだ末に干した果実を食べる

ノノとジャンヌは森の中を駆け、リン達が休憩している場所から500m先に採取場所を発見する、クラシス達を案内する為に採取場所の隅に土魔法で土を岩に加工し、クラシスの場所まで目印を地面に描きながら合流するのだった


「薬草採取場所見つけたよ」


「2人ともMPは回復した?」


ノノとジャンヌの問いかけに、リウとアイズはMPが少しだけ回復したのか


「少しだけ気だるさがあるけど大丈夫です」


「もう少しでMP全開です」


そう言いながら立ちあがろうとするが、2人ともふらふらだったので、クラシスはもう暫らくこの場での休憩を提言するのだった


「森の中は危険な事がいっぱいあるから、無理な時は休憩して体力万全じゃないとダメだからね」


「森での薬草採取は初期クエストだけど、疲れた時は休憩して無理な時は採取が途中でも街へ帰還しなきゃダメです」


「そして、今みたいに休憩する時は周囲を警戒したり、周囲を土魔法で土壁で囲んでみたり、土壁が無理ならロープで周囲を囲んでも効果はあるからね、後は火を起したりかな?」


「ロープで足止めしたり、火は野生動物が怯む場合があるからね」


リンとアイズは3人の意見を聞き頷き、「土魔法覚えたい・・・」「そっか、ロープで代行か・・・」と呟いていた、今回の薬草採取で少しでも安全に採取が出来れば、リン達5人の採取技術が向上するかもしれないな

その後MP回復したリンとアイズと一緒に薬草を採取し街へ戻るのだった

この日に採取した薬草は回復系の薬草40個なり


リズ・アライズ・アリサ・アンナ・ヘンリー・ライム・ジルは宿屋の部屋の中でポーション作成する為に宿屋の部屋を掃除し、薬草採取をするのだった

リズは他の6人の作業を監督し、アライズとヘンリー、アリサとライム、アンナとジルの3組に分かれて作業を始める、ヘンリー達は先日まで何度かポーション作成を経験したので、この場ではポーション作成の成功率よりも作成したという経験が欲しかった、リズはその事を知っていたので、ポーションの性能に関してはポーション(下級)ばかりだったが、ポーション作成を10回以上終えたあたりで、ポーション(並)も多少増えてきたので、最終的にポーション(下級)42個のポーション(並)6個を作成し、リズのアイテムボックスの薬草の殆どをこの日消費する事になる


リウ達は街を離れるまで、薬草採取とポーション採取を行いうのだった

それと棍と魔法の朝錬をし、街を離れる前に多少ポーション作成や魔法の修練に励んだ

リウ達は7日後に街を離れる事になる、この日までに薬草を500個収集し、空き瓶も2000個購入する事になる、空き瓶の購入費がかさむことからリウはクラシスやリズと相談し、空き瓶を土魔法で作成できないかを模索し、3人は街を離れるまでに土魔法で自作の空き瓶を完成する事になる

旅への準備は終わりました。

次回、街を離れます。

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