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器用貧乏な漂流者  作者: 與吉
153/354

1-153ダンジョン調査①とか

次の日は早朝から追加の冒険者と一緒にダンジョンへ向け移動していた

今回のクエストは、ダンジョンの調査を行う冒険者の食事の用意となっていた、冒険者の数は36人に『アイギス』の11人と追加の料理のできる冒険者5人の総勢52人分の食糧を荷馬車に積み込み、荷馬車にも16人が屋根の部分にも座り移動していた


「食糧が多すぎだよ、『浮遊』で荷馬車を浮かせているけど、荷馬車の中が狭い・・・」


「『浮遊』を唱えて荷馬車の重量は軽減済みだし、馬達が疲れる前にダンジョンへ行きましょ」


「だね、ダンジョン前に宿泊用の陣地を作成しないといけないし、何より荷馬車の食糧を降ろしたい・・・」


「この調子だと昼前に到着しそうだし、何人かは仮眠をとろう」


「それじゃ、僕とクラシスとリズとジャンヌは到着まで仮眠ね~」


「「「了解」」」


そう言うとクラシスとリズとジャンヌは荷馬車の隅で毛布に包まり眠りはじめる、追加で乗車したリンさんはどういう事かわからず、リウに話しかける


「あのなんで仮眠をするのですか?」


「今日はダンジョン前で野営をするから、夜の寝ずの番をする為に今のうちに寝ておくんだよ」


「リウさん達は野営とかの経験はあるんです?」


「野営の経験というか、荷馬車での旅の途中だから、宿屋よりも荷馬車での寝泊まりの方が多いかな?」


「そういえばポーション屋とかは土魔法で作成してましたけど、荷馬車での野営時も土魔法で宿泊施設を作るんですか?」


「そだよ、学校行事の時にリンさん達が宿泊した小屋に、トイレと浴槽や調理用の囲炉裏なども一緒に土魔法で作成するね」


「それと馬達の休憩する為の馬小屋も作成するし」


リウはそう言いながら部屋の隅で、ジャンヌの隣で寝始める

追加で乗車したリンさん達の5人のうち2人はリウ達と一緒に関を始める


今回の追加の冒険者は、学校行事で女子だけパーティーを組んだ『冒険者育成学校』卒業したばかりのリンさん達5人だった

リンさん達のパーティーは、リーダーのリンさんは軽装備で片手剣使い、アンズさんは軽装備で槍使い、ヘンリーさんは軽装備の大盾使い、ライムさんとジルさんは軽装備で杖使い

大盾の壁役が1人、近接戦闘が2人、魔法使いが2人でバランスとしては好いのかも知れない

『冒険者育成学校』を卒業したのだから、最低限の戦闘は可能だと思うが・・・、野営の備えて仮眠を始めたのは、ライムさんとジルさんの2人だった


途中で休憩をし、昼前にダンジョン前に到着し、仮眠をしていた6人は目を覚まし、ダンジョン調査が終了するまでの『アイギス』の簡易陣地を作成する

ダンジョンを囲むように土壁をさらに強化し、土壁の外側に並行する形で簡易陣地を作成していく、今回はリンさん達5人もいるという事で、『かまくら住居』を2つ作成し、住居の間に調理用の囲炉裏を3つ作成し、一度に3個の鍋で調理可能にした

各住居にはトイレと浴槽を完備し、馬小屋は調理場から離れた場所に作成した


冒険者の食事という話だったが、ダンジョンの調査という事で、朝は焼串や焼鳥・干物のスープにし、昼はサンドイッチとし、夜は角煮シチューと焼串や焼魚・麦ごはんのおにぎりとし、3食全てに肉を使用した食事にしていた

リンさん達にアライズ達は料理を教え、調理時間以外の時間をノノやココ達が魔法を教え、深夜の寝ずの番の時にライムさんとジルさんに土魔法を教え、土壁や簡易小屋の作成を教えていた



『アイギス』がダンジョン前に到着した次の日、ダンジョン調査の冒険者36人が到着した、各自ダンジョン前でテントを張ったりし、リウ達は今日から食事を提供するという事で、アライズ達は36人分の食事を用意し、『アイギス』は露店形式で冒険者へ食事を提供していった

ダンジョンの調査に参加した冒険者は、中堅の冒険者が25人の初心者冒険者が11人のある意味本当の調査隊と言ったメンバーだった

もしも、ダンジョンから魔物が溢れだした時は・・・あまり期待できないかもしれない


ダンジョンの調査1日目は、辻馬車での到着で昼前に到着し、昼ご飯を食べた後に36人はダンジョンへ向かい、地下1Fと地下2Fの調査を開始した

冒険者の中にはスキル『気配感知』を修得している者もいて、地下の魔物が溢れているのを感じていたが、地下1Fもいつも以上に魔物が溢れ、地下2Fへの階段までも行けずにいた

初心者冒険者は地下1Fの魔物の湧きに対応できずに数回の戦闘後にダンジョンから帰還していた


冒険者がダンジョンに入ったのを確認した後、リウ達はダンジョンを囲む土壁の高さを上げ、冒険者より先に魔物が溢れだすのを防ぐようにした

冒険者達は夕方には戻るとの事だったので、アライズ達はリンさん達と食事の準備をし、冒険者の帰りを待っていた

簡易陣地では、馬達の世話をシルキーとミルキーの2人がし、冒険者の食事の世話はアライズ達3人とリンさん達3人の6人が担当し、冒険者達に料理を手渡すのをノノとココとジャンヌの3人が担当した、食事はお代わり自由とし、1日目は40人分の食事を用意したが綺麗サッパリ完食した

アライズ達は明日からの食事の量を、40人から45人分へ増量し、調理する事をリンさん達と話し合い、明日の朝ご飯から増やすつもりでいた

『アイギス』の露店では酒の提供は無く、冒険者は食事を済ませると早々に各自のテントへ戻り、食器類を生活魔法で綺麗にし、これからリウ達食事の準備をするのは大変という事で、アイテムボックスに保管した、出来あいの料理をテーブルに並べ、食事の前に仮眠したメンバーも目を覚まし、『アイギス』とリンさん達5人が晩ご飯を食べはじめるのだった


この日の夜の寝ずの番は、リウとクラシスとリズとライムさんとジルさんの5人が担当した、ダンジョン調査という事で食後の晩酌をすることなく、メンバーはお風呂に入ってから『かまくら住居』で就寝した様だった

なお、『白銀龍』の食事はアリサとアンナが交代で届け食べさせた


寝ずの番という事で、ライムさんとジルさんに魔法操作と初期の土魔法を教え、最低限の土壁の作成を覚え、野営時やダンジョンでの休憩時に使えるように教えた


リウは夜通しMAPを観察していた、地下1Fで溢れていた魔物もある程度討伐し、明日からは地下1Fの魔物と地下2Fの魔物の討伐を行うらしい


ダンジョン調査始まる

リンさんの仲間の名前が登場です

リンさん達のパーティーは、リーダーのリンさんは軽装備で片手剣使い、アンズさんは軽装備で槍使い、ヘンリーさんは軽装備の大盾使い、ライムさんとジルさんは軽装備で杖使い

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