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器用貧乏な漂流者  作者: 與吉
152/354

1-152ダンジョン調査の準備①とか

学校行事8日目、引率の冒険者と共に学生50人が街へ帰還した

『アイギス』とギルド員達は、土魔法背作成した出張ギルドやポーション屋などを解体してから街へ帰還した

リウ達はダンジョンの周囲を土壁で囲み、ダンジョンへの侵入と魔物の流出を防ぐ事にした、土壁で囲む事はギルド員に相談して囲み、高さを4mの厚さを3mにし、防壁としては堅甲で前に『氾濫』で作成した土壁並みの強度になっていた

リウ達は荷馬車に揺られながら街へ戻る


「今回のクエストもこれで終わりか~」


「ポーション屋面白かった~」


「焼串と焼鳥の露店も出来たし~」


「ポーションの在庫が増えたね・・・」


「ギルドに納品する?」


「折角だしアイテムボックスに保管しておこ」


「了解、薬草は・・・調合して在庫なしっと」


「今回は保存食も売っちゃって在庫が心もとないので、街で保存食の追加購入しましょ」


「『冒険所育成学校』がある街なので、保存食の種類も多彩だと聞きましたよ」


「それは誰から聞いたの?」


「引率の冒険者とリンさん達から?」


「確かにリンさん達は上手に保存食を調理してたね」


「保存食も結構購入してたし、購入時に調理方法なども頻繁に聞いて来てましたね」


「僕の知ってることしか教えらえなかったけどね・・・」


暫らくして荷馬車は街に到着し、商業者ギルドに今回のクエストの完了を報告し、ポーションの売り上げとギルド員&引率の冒険者の食事代を別途に頂き、予想以上の報酬額を手渡される、そして、追加で2日後に冒険者達による初心者ダンジョンの調査の同行をお願いされ・・・主に食事の提供が次のクエストっぽいな


商業者ギルドからのクエスト内容は、2日後にダンジョン調査の冒険者の3食の食事の用意となっており、食糧費はギルド持ちで冒険者の人数により食糧が増加するという事で、明日には冒険者の人数も決まり、夕方に食料を受け取ってから次の日にダンジョン前に移動する事になっていた、その中でダンジョンの調査の日程は決まっておらず、1~2日で終わるのか3~4日で終わるのかは未定と言われた・・・


「それでは冒険者の人数が決まる明日の夕方まで僕達は宿屋で待機してますね」


「わかりました、明日の夕方にお越しください」


ギルド員はそう言い、リウ達は荷馬車と共に宿屋へ戻りる

リウはアイテムボックス内の食糧の在庫を調べ、追加で保存食や調味料などを購入すべく、メンバーと共に露店へ向かうのだった

ノノとココとジャンヌは、焼串や焼鳥・ステーキ串や焼きたてのパンを大量に購入しに露店へ向かい、気になる料理をココのアイテムボックスに保管するのだった

クラシスとリズは、露店で酒や果実酒などを購入し、一緒に肴になる料理も同時に購入するのだった、試飲しながら気になる酒は樽買いし、リズのアイテムボックスは晩酌専用になっていた

クラシスとアリサ・アンナは保存食と調味料と一緒に、果実や新鮮な野菜を購入し、リウのアイテムボックスに保管した、ただ残念な事に新鮮な海鮮物は無く、各種干物は購入し干しエビや干し魚・干し芋などをアイテムボックスの保管した


「干し芋はこのまま炙っても美味しそう・・・」


「料理というより、おやつ向きかな?」


「いあいあ、夜食向けかもね」


「干物の種類が多いほど、干物スープは美味しくなるし~」


「私はそのまま炙っても好きだな、麦ごはんと一緒に食べたい」


「そだ、保存食じゃないけど腸詰肉を見つけたから買ったよ」


「本当に流石『冒険者の街』は保存食も他の街と違うね・・・」


「腸詰肉は保存がきくだけでは無く、調理方法も多彩で色々な味が楽しめます」


アライズはニコニコしながら話している、腸詰肉の製造は荷馬車での作成は難しいので、露店で購入するしかなかった・・・、干し肉よりも美味しく、冒険者が購入するには高級過ぎるので、露店の店主は宿屋や食堂がいつもは購入するそうだ

シルキーやミルキーは腸詰肉は未体験という事で、露店で腸詰肉の炙ったものをパンに挿んで販売していたものを人数分購入し(『白銀龍』の分も購入)宿屋へ戻るのだった


この日は宿屋の食事を満喫し、部屋で晩酌をしながら、明日の予定を決めかねていた


「明日は夕方に商業者ギルドへ行くけど、日中はどうする?」


「朝錬後の事?」


「そそ、棍の修練後は各自やりたい事をしてもらっていいし」


「馬達の餌と岩塩の購入をした方がいいかな?」


「マジックバックに餌と岩塩は、1カ月分は保管してあるから大丈夫」


「購入するとしたら薪かな、何人分の食事を用意するかで薪消費を考えないといけないし」


「荷馬車の屋根の薪の在庫は・・・無くなったの?」


「2~3日分しかないかも、道具屋で追加購入し、屋根部分とアイテムボックスに保管しましょ」


「ダンジョン前で野営する時の火の番もしないといけないし、森の中で土魔法の簡易陣地だけでは不安があるしね」


「明日は朝錬後も各自買い物をし、薪は荷馬車と各自のアイテムボックスに保管でいいかな?」


「薪は各自リュックにも保管しましょ」


「リウとココとリズのアイテムボックスには大目に保存し、休憩時などでも各自火を熾せれば便利でしょ」


「これで明日の予定は決まったな、今日は少しだけ遅くまで飲みますか~」


そう言って焼串や焼き鳥を肴に果実酒を飲みはじめる、ジャンヌは果実酒を少しだけ飲み、シルキーとミルキーと共に3人でリウに寄りかかっていた

『白銀龍』はノノとココからステーキ串を食べさせてもらい、満足した顔でお代わりをしつつ食べまくっていた

クラシスとリズとアライズは試飲した酒を数種類並べ、酒の味比べをし、酒と肴の相性について話し合っていた

アリサとアンナは腸詰肉の調理方法を話し合っていた、茹でる炙る炒める・・2人は腸詰肉の作成にも挑戦したいと話し、作成方法がわかり次第作りたいとリウに相談していた


次の日、追加の買い物を済ませ、夕方商業者ギルドへ向かい、ダンジョンの調査の冒険者の人数を聞き、人数分の保存食を荷馬車に搭載し、次の早朝にダンジョンへ向かう事になる

ダンジョンへ向かう前に、冒険者の人数がランク別で36人という事で、食事の人材も追加という事で、料理のできる冒険者を5人を『アイギス』の荷馬車で一緒にダンジョンへ向かう事になる


追加の冒険者というのは・・・

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