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器用貧乏な漂流者  作者: 與吉
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0-15杖改良とホルダー完成と妄想武器とか

部屋に戻り杖のホルダー作成をする、革生地に杖を置き、杖から10cm離した所に印をつけ縫い合わせて三角形の生地を2枚作る。落下と補強も考え杖先のところは2重にし、ベルトに装着できるように革紐も付ける。ホルダーにもしっかりとカバーと留め紐も忘れずに付ける。スリにあったら泣けるし、一品モノだから大事にしないと


ホルダーに出し入れを繰り返してやっていると、L型よりもLの両端を木材か金属で繋いで三角形にした方がいい感じがしてきたが道具と材料が無いな


一度、武器屋に行ってみるか。武器としての補強もしてみたいし、ホルダーから出したら折れてたり欠けてたら嫌だし


思い立ったら行くしかないな、晩ご飯までは時間がありそうだし1Fに降りて武器屋へ向かう

「ちょっと武器屋に行ってきます。晩ご飯までには戻りますから~♪」


給仕していたアリサさんへと声をかけでかける

「はーい、いってらっしゃい~♪」


「いってきます~」



作りかけのホルダーと杖をリュックに入れ、買ったばかりの革のベストを着こなし出ていく、ベストは収納する箇所が多くて便利そうなので購入したのだがクエストでも着れそうだな・・・色違いも所持金の余裕があるとき購入するか~


「すいませーん、武器の事で相談に来ました~」


カウンター奥から店主が出て来て

「いらっしゃーい、武器のメンテナスですかい?」


リュックから作りかけのホルダーと杖L型をカウンターに置く

「この杖の補強の相談に来ました」

店主はL型の杖を持ち、魔石を見て変わった形だが杖としての機能がわかると


「ほー、変わった形の杖だな。市販モノではないな、自作の杖かい?」


「はい、魔道具屋さんで教えてもらいながら自作しました」


「なかなかどうして、形状が一般的ではないから杖だとは気がつかないわな。これを補強ということだったが、杖を金属で覆うのかい?」


「それも考えましたが、片手で持つ杖を金属で覆うと重くて持てませんので、L型の両端を金属で繋ぐか木材で繋ぐかしたいんですけど可能ですかね?」


「重さを抑えて補強か・・・、杖に金具を着けてアームガードを付ければいけるかも」


「アームガードは軽量な素材でお願いします」


「あいよ、確か見習い鍛冶師の武器からの流用品でいいのがあったはず・・・」


店主が奥のスペースからアームガードの部位を手にして戻ってくる。カウンターに戻り杖の太さにあった金具を固定する、金具とアームガードを革紐でしっかり固定する

「よし、まずはこんなもんだろ。革紐は固定しているが絶対の解けないものではないから気を付けてな」


杖を手にし、重さを確かめてみるがステータスの向上で補強したアームガードの重さは気にならなかった。ホルダーにもスムーズに入れるし三角形になったので引っかかりもなくなりいい感じである

「ありがとうございます、これで杖は完成しました!」


「おもしろい形状というか、なんでそんな小型な杖を使っているんだい?」


「メイン武器が両手棍なので、普通の杖では両手で武器を使うのは自分では無理ですので」


「そいや、そうだったね。両手棍の使い勝手も聞きたいけど、討伐クエストもしてないみたいだからメンテナンスも必要ないだろうしね」


「まぁ、両手棍は薬草採取の時には足元の警戒には役に立ってますから」


「武器の使い方は人それぞれだから無理強いはできないが、怪我だけは注意するんだよ。冒険者は身体が資本だからね!」


「はい、被弾無しが目標なので慎重に行きます」


「うんうん、あ、お代は150Lでいいよ」


「そんなに安くていいんですか?」


「あぁ、補強といってもアームガードの流用と金具のみだしね」


カウンターに150Lを置き、杖をホルダーに装着する。革紐をベルトへしっかりと結び解けないかを確認する

「よし、ホルダーも杖もしっかり固定している大丈夫です!!」


これでクエスト中に走り回っても落下を気にしなくて大丈夫そうだな

ホルダーをポンポンとしながら店主に話しかける

店の中を見渡しながら、やっぱりな見つからないので

「あのグローブとかってないですか?殴れる手甲っぽいやつはないですかね」


「殴れる手甲かい、格闘スキル持ちなのかい?」


「違います、手甲は腕を防ぎますが、グローブは指先もしくは手まで防ぎます。しかも、握ったりできるので武器の使用も可能かと思いまして・・・」


「おもしろいことを考えてるな、確かに握ったりできるから武器を持てるが・・・グローブは殴る武器扱いで、グローブしながら武器を持つ者はいないわな」


「もしくは、手甲を指先まで伸ばした形状にして先端部分で殴る事が出来ればいうことないですね。アームガードの手甲型でもおもしろそうですけど」


「あー、ちょっと待て待て一気に言われてもわからんよ。何かに書くから待っててくれ」

カウンターの下から紙束を出し書き記していく

「手甲を指先まで・・・っと、アームガードを手甲っぽくっと、あとはあるかい?」


「あの書いてるということは形にするということですか?この妄想装備を??」


「おもしろそうじゃないか、それにうちの武器のラインナップに入れるのもおもしろそうだろ?」

ニヤリとしながら店主は話す

「まぁ、最初は見習い鍛冶師の修練・修行の一環として作らせてみるから形になるのはしばらく後になるかもな」


「その時教えてください、買いに来ますから」


「わかった、試作品ができたら冒険者ギルドの受付にでも言っとくわ」


「了解です、試作品が完成する前に格闘スキルの1つでも覚えておきますね~♪」

ホルダーをぽんぽんとしながら武器屋を後にする


「あいよ、またな!」



杖L型が杖⊿型になりました

ホルダーも完成

妄想武器は登場はあるのか・・・

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