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器用貧乏な漂流者  作者: 與吉
147/354

1-147学校行事3日目とか

学校行事3日目、朝から料理教室を開催し、干物を使用した料理2点を教え、学生達はダンジョンへ向かっていった

干物料理という事で、干物数種類を煮込んだスープと、干物を炙った料理など、手の込んだ料理と手軽に調理できる料理の2つを教え、ポーション屋の前は干物の炙った美味しい匂いが漂っていた


リウ達の朝ご飯も干物を使用した料理になっており、干物を何種類かを炙った物と、麦ごはん、干物スープなどリウ的には和食っぽい朝ご飯になっていた


「干物うまいなぁ~、麦ごはんとも合うし~」


「リウは干物好きなの?」


「炙った干物が好き~、麦ごはんも好き~」


「朝から麦ごはんは初めてじゃない?」


「僕は朝からでも大丈夫~」


「私は干物スープが好き、具沢山でおかずにもなるし」


『アイギス』のポーション屋での朝ご飯は、引率の冒険者の5人は学生と一緒にダンジョンへ向かい、朝ご飯抜きという事で弁当を朝と昼の分を持たせていた

ダンジョン攻略も3日目という事で、学生達も最初の頃より慣れてきたのか、最初の頃よりリラックスした感じがある、しかし、それでいてポーションなどは必ず所持するようになり、ポーション屋の売り上げに貢献していた


「パーティー単位で5個ずつ購入していくから、今朝は60個は売れたね~」


「それでもポーションは在庫280個あるし」


「今日も魔法の修練でいいの?」


「あぁ、ポーションの在庫が200個以下になるまでは魔法の修練をしよう」


「了解、『気配感知』の修得まではじっくりやりたいね」


「隣のギルド員の気配を感じるのは・・・難しいよ」


「今日は2人1組になって、目の前のパートナーの気配を感じる事にしましょ」


「目をと閉じて気配を感じればスキル修得の手がかりになりそうだし」


「それじゃ、ノノとココ・クラシスとリズ・アライズとジャンヌ・アリサとアンナ・シルキーとミルキーで組んで魔法の修練をしよう」


「それでリウはどうするの?」


「僕は『白銀龍』は午前中は薬草採取をし、午後からは魔法修練かな」


「それじゃ、リウは薬草採取をしながら採取場所を調べてね」


「了解、ダンジョン周囲の採取場所を調べるよ」


「出来れば地図を書いて~」


「了解」


朝ご飯後は、魔法の修練と薬草採取に別れ、リウ達は森へと駆けていった

MAPを展開し、ダンジョン周囲の薬草採取場所を捜し出す

採取場所へ向かう前に、リウは地図に採取場所を書き込む、まずは一番近くの採取場所へ向け駆けだす

20分後には最初の採取場所へ到着し、『白銀龍』に見張りをお願いし、リウは薬草を採取する、回復系薬草のみを採取し、40個の薬草を採取し、ポーション屋へと帰還するのだった


この日の昼ご飯は、リウのアイテムボックス内に保管してあった、調理済みの角煮シチューや焼串・焼き鳥などで済ませる事になる


学校行事3日目の夕方までに、クラシスとリズ・ココが『気配感知』を修得し、ノノとジャンヌの2人がなんとなく気配を感じることには成功したが、スキルとして修得は出来なかった・・・

リウは昨日の修練でスキルの修得に成功し、MAPと並行して使用していた

ノノとジャンヌがスキル修得があと少しと言ったところか・・・、他のメンバーは修得に時間がかかりそうだな


夕食後に『アイギス』だけで晩酌をし、リウはメンバーに『気配感知』の修得に関する助言をし、ノノとジャンヌはMP枯渇するまで魔法修練し、『気配感知』を修得するのだった・・・

『白銀龍』は黙っていたが、『気配感知』を修得し、荷馬車移動時や野営時の周囲警戒時では、メンバー以上に索敵能力を発揮するのだった


リウは『気配感知』とMAPを同時に使用し、ダンジョン周囲とダンジョン内部の反応を調べていた

『気配感知』ではダンジョン内の反応を知ることは出来ず、反対にMAPではダンジョン内部の反応と通路情報を知る事が可能だった

ただ、引率の冒険者を聞いた情報と、リウのMAPとでは少しだけ違った点があった・・・、それはダンジョンは地下5Fまであり、ダンジョン内部も広大するほど広く初心者ダンジョンというより、普通のダンジョンの様な感じだった、ただ、ダンジョン内の魔獣は群れでは移動せず、せいぜい1~2匹で移動していた

学校行事という名目で、ダンジョン内部を地下2Fまでしかない事にし、地下3Fの階段の事を伏せているのかもしれない、日帰りで戻る事を考えての事っぽいけど・・・、これは学生には言えんな・・・



『気配感知』をリウ・ノノ・ココ・ジャンヌ・クラシス・リズ・『白銀龍』の7人?が修得する事になる

ダンジョンが地下5Fまである事を知るが、学校の生徒では無いので、リウ達には関係の無い情報だった

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