1-132寄り道は薬草採取とか
次の日、『アイギス』のメンバーは各々で買い物を済ませ
荷馬車に乗り込み、一路街道を進むのだった
向かう先の村へは荷馬車で4日くらいの距離にあり
『アイギス』は村へ行く前に薬草採取をする為に
森に簡易陣地を築き2日間薬草採取をするつもりでいた
採取場所に到着し、リウは土壁を作成し
クラシスとリズで『かまくら住居』を作成し
アライズ達で料理を作り、他のメンバーで薬草採取をする
『白銀龍』は薬草採取へ同行し
周囲を警戒しノノ達5人で短時間で大量の薬草を集める事になる
簡易陣地が完成し、荷馬車から馬達を外し
リウは馬達に餌をやり、撫でながら「今日はここに泊るからね~」と声をかける
馬達の小屋に寝る場所、コンロ焚火に浴槽、宿屋以上に快適な場所を作成し
コンロ焚火の周りに土魔法で、テーブルとイスを作成し
昼ご飯の用意をする、暫くするとアライズ達が料理が完成したと言い
リウはノノ達に食事の用意が出来た事を知らせる
「みんな~、ご飯出来たぞ~、もどってこ~い」
リウの声を聞き、ノノ達が戻ってくる
5人が薬草を持って帰ってくる
各自50個前後の薬草を手にしていた
「おぉ、みんな50個は採取したね~」
「この採取場所は薬草が豊富で採取し甲斐がある~」
「回復系薬草ばかりだけどね~」
「MP回復薬草は数が少なくて、明日採取しよう~」
「今日は回復系薬草のみでいくの?」
「そそ、村でのクエストを受注すると薬草採取とか、他の事が出来ない気がするし」
「なにより自分とメンバーが傷ついた時の為に、回復ポーションを作成していこう」
「明日はみんなでMP回復薬草を採取するからさ~」
アライズ達3人が調理荷台からテーブルに料理を運び
各自の席に料理を並べていく、リウは紅茶を淹れて各自の席に置く
ノノ達が戻り、生活魔法でリフレッシュし、各自席に着く
リウはメンバーが席に着いたのを確認し、手を合わせて
「いただきます」
「「「「「「いただきます」」」」」
今日はアライズ達の出来たての料理という事で
海鮮スープをお代わりをしたり
パンに角煮やステーキをはさんで食べていた
『白銀龍』もリウの隣で角煮に齧り付き
久しぶりの『ひよこ亭』の味にリウ達は食べ過ぎなほど食べ
アライズ達3人はニコニコしながら食事を見つめていた
食後にリウ達は昼寝をし、午後からの薬草採取を始めるのだった
アライズ達は食事の後片付けをし
調理荷台で晩ご飯の仕込みをしたり
焼魚や焼串を作り、リュックに保管していく
薬草採取はアライズ達3人以外の8人で行い
『白銀龍』は周囲の警戒をし
リウ以外は回復系薬草を採取し
リウは1人でMP回復薬草を採取するのだった
採取場所は広く、8人が各々の採取場所へ移動し
丁寧に確実に薬草を採取する
リウはMAPを展開し、MP回復薬草のみを探し採取をする
午後からの薬草採取数は、回復系薬草が230個に
MP回復薬草が40個になり、アイテムボックスに保管し
荷馬車で移動時にポーション作成する事となる
次の日も同じく薬草採取をし
2日間に数多くの薬草を採取する事になる
2日目の夜は、薬草採取の成功を祝し
晩酌を前倒しで行い、食事よりも酒の肴をメインで食する事になる
焼串を食べつつ、果実酒を飲む
最近は忙しくのんびりする事が無くなっていたので
アライズ達の食事は『ひよこ亭』を思い出し
リウはリラックスした気持ちになりながら晩酌をしていた
『アイギス』はアイテムボックスに薬草を大量に保管した
荷馬車はポーション作成をし、村を目指す
短めですが更新します




