1-130露店5日目終了とか
『アイギス』が露店でポーション屋を初めて5日後
街では少しだけ苦味の薄いポーションとして人気が出ていた
元々ポーションは(下級)なほど苦味があり
(並)になると苦味が薄れ、(高級)になると甘味が出てくる
『アイギス』はポーション(並)のみを売っていたので
購入する冒険者は口コミで『アイギス』のポーションは毎日売り切れ状態になっていた
リウはアライズ達の為に、露店に日差しを遮る日除けを設置する事になる
露店に日除けを設置し、店番のアライズは日焼けを気にしなくなり
「これで露店で帽子をかぶらなくて良くなったね~」
「それに日陰があるから昨日より涼しげですね~」
「毎日100個完売なのは嬉しいけど・・・」
「薬草採取とポーション作成が毎日100個確保するのは大変だと思うけどね」
アライズ達は露店でポーション売りをし
夕方前にはポーションが売り切れ
リウが荷台の撤収に来るまで焼串などを食べ
露店の反省会をするのだった
クラシス達は薬草採取をしつつ
街の周囲の採取場所の地図を書き記していた
それは薬草が品薄になった時に
メンバー全員で薬草採取した時の為にだった
クラシス達は毎日違う場所で薬草採取をしており
見張り1人に対し、3人で採取をし
1日薬草を130個は確保しており
ココのアイテムボックスには薬草のストックが溜まりつつあった
クラシスが周囲を警戒し、山犬などの反応が無い事を確認し
「それじゃ、3人で薬草採取お願いね」
そういうとクラシスは魔法で強化し杖を構える
ノノ達は、採取場所で回復系薬草を丁寧に採取し
ココがアイテムボックスに保管し
ジャンヌが採取場所を地図に書き込む
「ここの採取場所は回復系の薬草が豊富だし、昼ご飯後も薬草採取しようか~」
「そだね~」
「今日は150個を目標に~」
「街へ戻ったら空き瓶を購入した方がいいかも」
「それに最近、採取に露店に何かと忙しいから・・・」
「今日の晩ご飯にも休日についてリウと話した方がいいかも」
「アライズ達は露店が楽しいのか、毎日楽しそうだし」
「シルキーとミルキーもポーション作成でスキルのLvが上がったみたいで(並)の成功率が向上したみたいよ~」
「本当ですか!スキル調合のLvが追いついてきたか~」
「あの2人はリウと一緒にポーション作成を専念してるしね~」
「今の採取と作成と販売・・・、『アイギス』の体制になってきたね~」
「まぁ、今回はポーションだったけど・・・焼串と焼鳥の露店でもいけそうな気がする」
「確かに焼串でも焼鳥でもステーキ串でも通用しそうですね」
「その辺はリウとアライズ達と相談したいね」
クラシス達は昼ご飯後も同じ場所で採取し
最終的に150個の薬草を採取し街へ戻るのだった
リウ達3人は、リウが荷台の露店を組み立て日除けを設置し
それから宿屋でポーション作成を始める
クラシス達4人が毎日100個の薬草を手渡され
ポーション(並)を78個完成させ、それ以外の(下級)をギルドへ納品する
アライズ達にはリウのアイテムボックスに保管している(並)を加えて
(並)100個の販売を毎日行っていた
気がつけば休日無しで、5日連続で薬草採取したり
ポーション作成したり、露店販売したり
毎日楽しくて休むのを忘れていたなぁ~♪
リウがポーション作成しながら、明日辺り休日にしてもいいかなぁっと思っていた
「そろそろ空き瓶も無くなってきたから道具屋で買ってくるね~」
「はーい」
「いってらっしゃい」
「戻ってくるまで休憩しててもいいぞ~」
「今作成しているのが完成したら休憩します~」
「同じく~」
2人はポーション作成をし完成させるまで手を止めるつもりは無いみたいだった
リウは道具屋へ向かい、(下級)を販売し、空き瓶を購入する
宿屋へ戻る前に露店のリズに(並)を手渡しアイテムボックスに保管した
1日の販売数を100個にし、それ以上を保管する事になる
リウは宿屋へ戻り、引き続きポーション作成をし
休日をはさんでも大丈夫なように多めにポーションを用意した
その日の晩ご飯の時に、『アイギス』は次の日を休日にし
薬草採取も露店販売もポーション作成も休むつもりでいた
その事をメンバーに伝えると、一緒に露店巡りをしたいやら
部屋でまったりしたいやらといろいろ言われたが
リウは『白銀龍』を連れ、森へ採取場所の地図を完成させるつもりでいた
クラシス達も採取場所の地図を書いていたが
今のところ街の周囲に5か所の採取場所が記入していたが
リウがMAPを展開してみると、10ヶ所以上の採取場所の反応があり
リウは実際にその場所へ行き、回復系薬草があるかどうかを調べるつもりでいた
晩ご飯の時にメンバーに、明日は休日にし
採取も露店も休みにし、ゆっくり休む事にし
クラシス達がメンバーを連れ、露店巡りをしてもらう事になった
ジャンヌがリウと一緒に採取場所を調べるのについてきたいと言ったが
リウと『白銀龍』の魔法で強化した速度についていくのは無理という事で
他のメンバーは街で留守番という事になる
そのかわり、今日は一緒にゆっくりする事にし
晩酌の時は最近一緒に行動していなかったノノ達と一緒に果実酒を飲み
ゆっくりと話をし、今日も森であった事を聞いたり
5か所の採取場所について話を聞いたりして過ごした
その後はジャンヌが酔いつぶれ
シルキーとミルキーもうとうととしてきたので
3人を部屋へ運び、ノノ達と再び飲みはじめる
街でまったり露店生活5日目、そろそろ休日が恋しいです




