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器用貧乏な漂流者  作者: 與吉
129/354

1-129露店始めましたとか

次の日からリウ達は商業者ギルドへ行き

露店の許可と大猪とホロホロ鳥の納品などを行い

今日はメンバー全員で露店通りに見学に来ていた

ちなみに、一軒家を借りるには資金が足りずに断念していた

その為、露店経営と薬草採取で資金集めを同時で行うつもりでいた


「この街の露店は種類が豊富で良いね~」


リウ達は焼串を齧りながら露店巡りをしていた

ノノ達は焼串や焼鳥を大量買いし

クラシス達は酒や果実酒を購入し

アライズ達は食材や調味料を購入し

シルキー達は果物などを購入し


リウはポーションを販売していた露店の価格調査をしていた

ギルドへ納品するよりも、1.5倍の値段で露店販売していた・・・

これは露店でポーション屋をしても大丈夫だと判断し

下級ポーションを道具屋へ販売し、大量に空き瓶を購入し

宿屋でポーション作成をし、リズのアイテムボックスに保管することになる


午前中は露店巡りをし、午後からはポーション作成をし

明日の露店の準備を整えていた


「そういや露店は荷馬車の後ろに設置している荷台を使うの?」


「その予定だよ、今日見た露店よりも小型だけどね~」


「明日の朝に一度組み立ててみよう」


「それがいいね、それで明日はポーション屋でいいの?」


「そのつもりだよ、露店の時はお揃いの藍のマントを装備してね」


「なんで?」


「その方がカッコイイでしょ~」


リウのカッコイイにメンバーは「?」という顔をしていたが

リウが楽しそうにしているのでニコニコしながら話を聞いていた


晩ご飯後の晩酌時に、リウは明日の予定を話しだした

メンバーは果実酒や酒、果物をつまみながらリウの話を聞いていた


「明日は露店のポーション屋をアライズとアリサとアンナ、それにリズに担当してもらいます」


「アライズ達3人はわかるんだけど、リズも?」


「まぁ、露店での3人の護衛とポーションの保管をお願いね」


「あぁ~、アイテムボック係りね~」


「そそ、木箱も持って行くけど、移動中にポーションの瓶が割れたりしたらイヤだし」


「それと4人もいれば交互に休憩できるしね~」


「ノノ達は明日何をすれば?」


「クラシスとノノとココとジャンヌには、薬草採取をお願いします、1日かけて回復系薬草を集めて下さい」


「回復系薬草のみ?」


「そそ、露店の商品が回復ポーションのみだし~」


「なら出来るだけ薬草を採取しよう~」


「僕達が採取多分だけポーションにするからさ~」


「それならポーションが完成したら露店に届けられるね~」


「ん、そのつもり~」


「僕とシルキーとミルキーで宿屋でポーション作成をメインでやるからさ~」


「これでスキル調合のLvが上がるかな~」


「ポーション作成をすればするほど、スキルのLvが上がりやすくなるし、2人ともがんばろう」


「「はい」」


「それじゃ、今日は明日に備えて飲みまくろうか~」


「「「了解~」」」


明日からの行動が決まり、ノノ達は果実酒を飲み

シルキーとミルキーは果実酒を薄めてちびちび飲みはじめ

クラシス達は焼鳥を肴に飲みはじめ

アライズ達はリュックから調理済みの角煮やステーキを取り出し

『白銀龍』はリウから焼鳥を食べさせてもらい

『アイギス』の晩酌は深夜まで続いた・・・




次の日、クラシス達は薬草採取に向かい

リウはアライズ達と一緒に露店通りに向かい

荷台を組み立て露店の準備をする

アライズ達はお揃いの藍のマントを装備し

カウンターにポーションの瓶を並べる


「これで露店の準備完了~」


露店は3人並ぶほどの幅しか無く

露店の奥に木箱を置きそこで1人待機させる

一応、4人分にイスを土魔法で作成し

客が来るまで座っている事にする


「そういや、値段はいくらにするの?」


「昨日見た露店の価格と一緒で良いんじゃない?」


「それで大丈夫かな?」


「あぁ、大丈夫だと思うよ、だって昨日見た露店のポーションは下級ポーションだったし・・・」


「そなの?」


「そ、同じ値段で回復量が多いと知れば売れないはず無いでしょ」


「回復ポーション(並)がうちのメイン商品だしね」


「そっかそっか、それなら気合い入れて販売しますか~」


そういうと露店に最初の客がポーションを求めてやってくる

アライズが客対応をし、お試しという事で1個購入していく

それを見て、露店で少なからずやっていけるのを確認し宿屋へ戻る



宿屋へ戻るとシルキーとミルキーの2人がポーション作成の準備をしていた

今日の薬草の数は80個、それをポーションに作成する予定だった


「それじゃ、今日はポーション作成がんばりましょ」


「「はい」」


各自ポーション作成を始める

リウがスキル調合のLvが高い分、安定してポーションを作成していく

シルキーとミルキーの2人は3割は下級ポーションになり

下級ポーションはギルドへ納品するつもりだった

リウの9割の(並)とシルキー達の7割の(並)のポーションは

露店販売しているリズに届けられた



街到着2日目、露店始めました

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