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器用貧乏な漂流者  作者: 與吉
125/354

1-125『アイギス』の山犬討伐とか

次の日、『アイギス』は村での討伐クエストを開始する

リウ・ノノ・ココ・ジャンヌでチームを組み、クラシス・リズ・シルキー・ミルキーがチームを組み、アライズ・アリサ・アンナ・『白銀龍』は荷馬車の簡易陣地でお留守番です


「それじゃ、クラシス達は村から出て東側を、僕達は西側から討伐するから、各自周囲の警戒を忘れずにね~」


「「「「はい」」」


村を出る前に、「身体強化」と「速度強化」を唱え、各自魔力を纏い、チームに分かれて駆けだす

リウはMAPを展開し、西側の赤マーカーに向かう、ノノ達もリウの後ろを離されないようについて来ていた

リウが山犬の反応に近づいているのを、ノノ達は気がついてはいたが、3人は山犬の反応を知るのは駆けだして5分後だった


「前方に山犬の反応5つ!!」


リウは山犬に気づかれる前に討伐するつもりで、風下300mの距離で山犬を目視で確認する


ノノとココとジャンヌは、ライフル銃を構え、『ボルト』を山犬に撃ちぬく

3人で3匹を撃ちぬき、リウが残りの2匹を連続で撃ちぬく

各自山犬の頭部を一撃で撃ちぬき、ココが急いでアイテムボックスに保管し、リウはMAPを展開し、次の山犬の反応を調べる・・・

山犬は3~5匹で群れて移動しており、村の付近まで近づいている群れもあり、リウは村周囲の畑付近に近づきつつある群れに向かって駆けだす


リウ達は再度「身体強化」と「速度強化」を唱え、魔力を纏い駆けだす

リウの向かう方向に山犬の反応に気がついた、ノノ達は駆けながらライフル杖を構え、いつでも『ボルト』を撃てるようにしていた

風下を選んで近づき、目視確認後にリウの合図に、山犬4匹を撃ちぬく


ココがアイテムボックスに山犬を保管したのを確認し、リウ達は休憩をする事になる


「少しだけ休憩をしよう、連続での戦闘でMPも消費してるし」


「はい~」


「それじゃ、林檎でも食べましょ」


「やっぱりリウの方が山犬の反応を知るのが早いです」


「まぁ、僕のスキルは少し特殊っぽいからね・・・」


リウはMAPを展開し、村の周囲の反応を調べる

東側の白マーカー4つはクラシス達として、赤マーカーは群れが3つあり

東に2つで西に1つの群れが確認できた

それ以外で赤マーカーが1つ1つで移動しているのが3つあり

東に1つで西に2つの反応が確認できた

1つだけで行動しているので、大猪の可能性が大きいが・・・

もしくは、ホロホロ鳥の可能性もあるし・・・

今日は群れの討伐をメインで考えよう


「ちなみに、向こうに山犬の反応があるよ」


リウはMAPで確認した方向へ指をさし山犬の反応をノノ達に知らせる

ノノ達はリウの指さす方向をじっと見てから、首を振っていた

どうやらノノ達の警戒範囲外だったみたいだ・・・


「それじゃ、ゆっくり山犬に近づいてみる?」


リウはノノ達を連れ、山犬の反応を感じるギリギリの距離まで近づき

山犬に800m近づいたところでジャンヌが気づき

700m近づいたところでノノとココが山犬の反応に気が付く


「ジャンヌがこの中では反応がいいね、ノノとココは同じくらいの反応かな?」


「リウはそれ以上の距離で山犬の反応を感じるのね・・・」


「ひょっとしてクラシスとリズもリウ並みに遠距離での山犬の反応を感じるのかな?」


「んー、どうだろ?クラシスは感じてるかもね・・・」


リウは山犬の600mに到着したので、ノノ達に山犬4匹を目視で確認させ

ライフル杖を構え、一撃で討伐する

ココがアイテムボックスに保管している間、リウは周囲を警戒していた

リウ達の周囲には群れの赤マーカーの反応は無く、単独で移動する赤マーカーを2つ確認できたが、リウは昼時なのでご飯後に移動するつもりでいた


「そろそろ昼時だし、昼ご飯にしようか~」


「はい~」


「そういえば、今日は弁当無しだっけ?」


「アイテムボックスに保管してある、焼串や焼鳥などで昼ご飯にしようか」


「そうですね、リュックにも保存食とかあるけど・・・」


「調理するのは面倒だし、焼串や焼鳥をパンで挟んで食べよう」


リウは土壁で周りを囲み、テーブルとイスを作成し

焼鳥サンドを作成し、4人で食べるのだった

コンロ焚火でお湯を沸かし、紅茶を飲み、昼寝をするのだった

久しぶりにノノ達はリウと一緒なので、昼寝するにもリウの隣に誰が眠るかを、3人で話し合っていた・・・

最終的にはリウの隣にノノとココが寝る事になり、ジャンヌはノノの隣に横になるのだった

木陰での昼寝だったので、リウ達は結構な時間横になり、もうすぐ夕暮れという時間まで寝ていた・・・

午後からはご飯の後に昼寝をし、村へと戻るのだった

村へ戻り、リウ達はギルドに山犬を納品し、荷馬車へと戻るのだった

荷馬車へ戻ると、クラシス達も戻っており、村の周囲の山犬の討伐を完了していた、明日は大猪をメインで討伐し、ギルドの討伐クエストを終える気でいた


「クラシス達も戻ってきたんだね~」


「リウ達もおかえり~」


クラシス達は先に戻り、装備を外し、コンロ焚火の前でイスに座り、まったりと休憩していた、シルキーとミルキーも山犬の討伐で疲れていたのか、イスに深く座りぼんやりしていた

リウはシルキーとミルキーの頭を撫で「どうした、疲れたか?」と聞いてみると、「MP枯渇で少しだけ疲れた~」と2人揃ってMPが減りすぎたみたいだった


「今日は早めに寝て明日に備えような~」


「「うん」」


シルキーとミルキーはニコニコしながらリウに撫でられ続けた

そのうち気持ち良くなったのか2人は眠りだした


リウは装備を外し、ノノ達と一緒に生活魔法で清潔にしてから

コンロ焚火の前のイスに座り、紅茶を飲みつつ、MAPで村の周囲を警戒する

やはり山犬の討伐をしたので、赤マーカーの群れは見かけなかった

それでも単独で移動する赤マーカーの反応があり、明日は単独の赤マーカーの討伐に向かうつもりでいた


暫くすると、アライズ達が調理荷台から料理を運んできたので

リウはアライズ達の手伝いを術く、調理荷台へ向かうのだった

今日は海鮮スープとホロホロ鳥のシチューの2種類のスープがあるみたいだ

それとホロホロ鳥の焼鳥と3角牛のステーキが今日のメインみたいだ

疲れてはいたが、ゆっくりまったりスープを飲めるのは嬉しい限りだった


晩ご飯は、野宿なのに宿屋以上の料理を食べ、晩酌をする前に何人かが眠そうにしていたので、リウはシルキーとミルキーと一緒に『かまくら住居』へ行き、2人を寝かせ、リウは少しだけ晩酌に付き合う

リウが戻るとジャンヌが酔いつぶれ、リウは果実酒を一口のみ、ジャンヌと一緒に『かまくら住居』へ戻り、ジャンヌの隣でリウは寝始める


リウが寝始めた頃、コンロ焚火の周りでは『アイギス』のメンバーは晩酌をしており、今日の討伐についてメンバー内で話し合っていたが、リウが話を聞く事は無かった

『白銀龍』はテーブルに並べられたホロホロ鳥の焼鳥や3角牛のステーキを食べ、おかないっぱいになると『かまくら住居』へ戻り、リウの傍で眠るのだった


村での山犬討伐とか

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