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器用貧乏な漂流者  作者: 與吉
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0-12杖完成と無詠唱とか

杖作成は杖の種類と長さ形などさまざまあるが

作りたい形が片手に収まる杖なので店売りの杖のように垂直な杖ではないので

マスターの杖作成での切れ端を使うことで加工の手順の短縮をすることができた

50~60cmの切れ端で杖で使用するには細すぎる部位を使うことにする

まっすぐな木材をL型にするには、型枠を作り、型に杖を入れ、重さをかけてL型にする事だった

杖の持ち手の部位そのまま4日間放置し、杖の大本とした

魔石は発動補助系を1つ使用することにした

杖の先端部に備え付ける台座を作る事が難しかった

魔石の大きさに銀細工で加工しなければならず

なかなか魔石がきっちり収めるのは大変だった

魔石の台座はシンプルな形にし

魔石をガードする部位の製作は杖に魔石を設置してから制作することにした


4日後には杖がL形になっていた、持ち手の部分は革紐で縛り滑りにくくした

杖の先端には台座を付け、魔石を設置した

杖を装備し、長さ重さを振りまわしながら感覚を確かめてみる

「魔力の流れはスムーズになった、発動短縮は成功だな」


杖は全体を白っぽい木材を使用し、先端に緑の小さな魔石を台座に銀細工をとした

ぱっとみ杖とはわからないようにしてみた

道具屋で杖を入れるホルダーを買えば腰に装備できるだろ

「マスター、店で裏で試し打ちしていいかな~」


「ほぉー、完成したのかい。いいけどあんまり派手な魔法は勘弁しとくれよ」


「派手な魔法って使えませんよ、無属性ボルトしか使えませんし」


「なら撃ちこむなら土魔法で固めたマトに撃ってみ、私も気になるからやっとくれ」

マスターと二人で店裏で魔法の試し撃ちをしてみる

「あの土山に撃てば?」


「そうだよ、期待してるよ」

ニヤニヤとした顔でこっちを見ていた


「では、やってみます」

久しぶりなので杖を右手で構え、魔石に魔力を流してみる

「スムーズに魔力が流れる・・・」

魔力を圧縮・・・・維持・・・回転・・よし!!

「いきます!!!」

杖先から魔力が圧縮した魔力が回りながら回転しながら土山に打ちこまれた

『ドガァ!』 

土山に人の頭くらいの大きさで陥没していた

「魔力を込めすぎたかな?」


「おいおい、それはマジックボルトかい。威力がケタ違いなんだが」


「マジックボルトですよ、他の魔法使いが唱えているのを見たことが無いのでわかりませんけど・・・」


「しかも、無詠唱かい。なかなか優秀な逸材じゃないか!」


「森の中でクエストの合間に練習していたので詠唱していると危険があったんで無詠唱が癖になったというか」


「ソロでの戦闘では気にならないかもしれないけど、パーティー単位での戦闘では詠唱&魔法名を唱えた方がいいぞい」


「わかりました、気をつけます」


「そだ、無属性の魔法について聞きたいんですけど・・・」


「なんだい魔道具屋だかたといって魔法の専門家という訳じゃないんだけどなんだい?」


「無属性の魔法は攻撃系の『ボルト』、補助魔法系の『身体強化』『速度強化』があるのは知ってますが、他にも魔法があるんですか?」


「無属性の魔法の数は他の属性魔法よりも種類は少ない、なぜかというと無属性魔法=下位魔法というのが魔法使いの考えだ。補助魔法は魔法使い以外でも覚えている者もいるが、戦士系が『身体強化』をシーフ系が『速度強化』を修得している」


「それは無属性に関してはまだ発展する見込みがあるということですか、『ボルト』を強化したみたいに違う魔法を使える可能性もあるということですか?」


「そのあたりはなんともいえんな、『初級魔法の書』にも記載していたと思うけど魔力を形にしイメージしたのが魔法だ、そこから先は魔力操作で魔力を維持し形を創り、そして、現象として発動する」


「維持し創るか・・・」


「まぁ、何かあれば相談にも乗るから」


「はい、よろしくお願いします。それで杖の代金は・・・?」


「面白いものも見れたし、代金は3500Lだね。杖はあくまで魔法補助の杖として使いな、打撃をする武器じゃないからね」


「了解です、遠距離用で杖を使用します。近接は両手棍を使いますから大丈夫です!!」

マスターに3500Lを手渡し、杖をリュックにしまい店を後にする

「4日間お世話になりました、また来ますからサービスしてくださいね」


「あいよ、またね」

マスターは片手をあげて見送ってくれました



これで短銃型の杖が出来た、ある意味浪漫武器の完成だ

討伐クエストも被弾無しで行ける可能性が出てきたな


それは明日からがんばればいいだろ

4日間籠りっきりだったから今日はまったり過ごそう~♪

緑のL型杖完成

サブ装備として活躍予定

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