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器用貧乏な漂流者  作者: 與吉
115/354

0-115洞窟突入寸前とか

海底洞窟の入り口を発見し、補修を終え、『アイギス』は街へ帰還していた

森林部を抜け街へ戻る道中、荷馬車の通れる場所を下見し

リウ達は1日かけて街へと戻ってきた


宿屋へ戻り部屋で晩ご飯を食べてから


リウは明日の買い出しをメンバーに頼んでいた


ノノは焼串やパンなどを大量に購入し


ココは果物を2カ月分購入


ジャンヌには馬達の餌を4カ月分お願いし

移動が多いから塩分補給の岩塩も半年以上欲しい


クラシス達には酒と肴をお願いし


アライズ達には保存食や調味料の購入を


シルキーとミルキーには、露店で好きなものを買うようにし

2人に『白銀龍』と一緒に買い物をお願いした


リウは魔道具屋へ行き、『浮遊』の魔法を購入したり

道具屋へ行き、荷馬車の修理用の車輪や主軸を各5組購入


それ以外でも、女性陣の着替えを購入したり

新たに大きめの布団を3組購入など


大まかに明日の予定を決めてしまった


「それ以外で欲しいものは各自の判断で購入してね、それと荷馬車に鉢植えを数個購入してもらいたい」


「それは花とか?」


「出来れば枯れにくい植物が良いな、洞窟の中は殺風景だし、花でも無いと精神的にダメでしょ」


「それなら私たちが買ってきますよ」


リウの花が欲しい要望にアリサとアンナが応えてくれた

2人は『ひよこ亭』でも花を育てていたので期待して好いかも


「それと洞窟の内部がどれだけ長いかもわからないし、各自のリュックには保存食の備蓄をお願いね」


「リュックの中には焼串がいっぱい~」


「焼魚がいっぱい~」


シルキーとミルキーはリュックの中には、焼串と焼魚しかないみたいだな

他のメンバーも同じ感じか・・・


「まぁ、リュックに食料があればいいか~」


そういうとノノ達も頷いている

クラシスとリズ達は酒を飲みながら話を聞いていたので


「酒類もリズのアイテムボックスに樽で保管してるよね?」


「んー、毎日晩酌して・・・1年分くらいは樽で保管してるかも~」


「それだけあれば十分だね、僕のアイテムボックスにも果実酒が4カ月分は樽で保管してるし、肴も焼串や焼魚など数ヶ月分は保管してるし」


「食料問題は大丈夫そうね・・・、あとは調味料と果実が欲しいかも」


「そうだね、果実の酸味と甘みは大事だ」


「果物は私が買ってくるから大丈夫~」


果実酒をちびちび飲んでいたココが元気よく手を挙げながら応える

ココはアイテムボックス内の果物を確認し


「果物は大量にあるけど・・・こんなに食べれるかな?」


「どれくらいあるの?」


「・・・露店を開けるほど?」


「それはすごい洞窟を抜けて後も、食べるのに困る事は無いみたいだ」


「それじゃ、今日は宿屋での最後の夜になるけど、明日は午前中は買い物をし、午後からは森林部へ向けて出発します」


「「「「はい」」」


「今日はあまり飲み過ぎないようにお願いね~」


「「「「「了解」」」」


そう言ってリウも飲みはじめ、アリサとアンナはリュックから焼串や焼魚をテーブルに並べている

どうやらリュックの中にある焼串や焼魚をここで消費するつもりらしい


この日の晩酌で各自のリュック内の焼串や焼魚を肴にする事になる

そして、明日の買い物で保存食と果実をリュックに保管する

リウは酔いつぶれはじめた数人と一緒に布団に入り

久しぶりにゆっくりとした感じで寝る事が出来た



次の日は、宿屋に今日の昼まで荷馬車を預ける事を伝え

これまでの宿泊費を支払い、各自買い物へ出かけた


「それじゃ、昼頃までに集合ね~」


「「「「はーい」」」


ノノ達3人、クラシス達2人、アライズ達3人はそれぞれ露店を目指し歩いていく

リウはシルキーとミルキーと3人で魔道具屋と道具屋に出向く


「そういえば、シルキーとミルキーは魔道具屋へ行くの初めてだっけ?」


「「はい」」


「魔法を使う者以外は必要ない場所だしね、そこで今日は『浮遊』の魔法書を買う予定ね」


「荷馬車を浮かせるんだっけ?」


「そうだよ、馬の負担軽減にもなるし、荷馬車の速度も上がるはずだよ」


「それで本当に魔法で浮かせられるのかな?」


「『浮遊』の魔法効果がどんなものかはわかんないけど、多分大丈夫だと思うよ、それに2人にも『浮遊』を修得してもらうからね」


「「はい」」


その後リウ達は魔道具屋で『浮遊』の魔法書を購入し店を後にする

道具屋では新たに大きめの布団を3組購入し

荷馬車の車軸や車輪など修理の部品を購入しアイテムボックスに保管する


「これで必要な物は買い揃えたし、シルキーとミルキーは欲しいものあるかい?」


「リュックの保存食は完璧だし、欲しいもの・・・」


「それなら林檎が良いです」


「今食べるの?」


そう言うとシルキーは首を振り


「リュックに保管します、まだ、空きがあるし」


「了解、2人のリュックに果物を保管してもらおう」


「「はい」」


「そういえば『白銀龍』は欲しいのもは無いのか?」


リウの背中のリュックの中で『白銀龍』はもぞもぞと動き


『それならリュックに焼串と焼魚をお願い』


「了解、後で『白銀龍』のリュックに保管しとくね~」


『ありがと~』


『白銀龍』はリウに聞こえる声で答え、リュックの中で丸くなる

リウは焼魚と焼串を大量に購入し、アイテムボックスに保管する


「これで『白銀龍』の買い物は終了~」


リウ達は林檎を数個購入し、リュックへ保管した

宿屋へ帰る道中、3人は焼串を食べながら戻るのだった


宿屋の食堂でリウは『浮遊』の魔法を修得し

荷馬車を浮かせるようになるまで魔法を使い続ける事になる

シルキーとミルキーも『浮遊』をリウから教えてもらい

軽めの物なら浮かせられるようになる


3人はメンバーが戻るまで荷馬車をギリギリ浮かせられるほど『浮遊』のLvが上がる事になる

街を出るまでにメンバーは『浮遊』を修得し、洞窟に到着するまでの間に

数人で荷馬車を浮かせるようになる・・・

問題はメンバー全員が魔法の修得にMPを消費してしまい

洞窟に入るのは明日になった事である


『アイギス』は簡易陣地で一泊する事になり

食事は出来あいの露店の焼串や焼魚で晩ご飯とした

晩酌も果実酒を多少飲む事にし、早めに休む事になる

『浮遊』修得、2人で荷馬車を浮かせた

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