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器用貧乏な漂流者  作者: 與吉
11/354

0-11魔法と杖からの

『ひよこ亭』での生活は薬草採取と両手棍の鍛錬で過ぎて行った

5日間宿泊する予定も1ヵ月過ぎたころからは生活にも慣れ、クエストの合間には森の中で魔法の修練をしていた


魔道具屋から『初級魔法の書』を購入し、適性のある無属性魔法Lv1を修得することができた。修練といっても魔力を圧縮し、圧縮した魔力の塊を維持し、維持した塊を回転し、回転した塊を魔法として発動する。また、無属性魔法を覚えたといっても攻撃系の『マジックボルト』しか使えなく、補助魔法系の『身体強化』『速度強化』は未修得で使えないので師匠を見つけてに弟子入りするかも検討中

魔法発動に関しては『杖』を魔法の発動のサポートとして使う方法を教えてもらったけど、両手棍を装備しているから変則的な『杖』の作成も考えないといけない


また、装備も革装備のままなんだけど、キャップの煤けた黒いキャップのカラーにジャケットとブーツを変え、リウは黒い装備になった。クエストをこなしていっても装備を向上するよりもクエストをしステータスを向上していった方が効率がいいかもしれんな



「よし、魔法の修練も終了~♪薬草も100個採取したし今日は戻ろう」

薬草採取を昼前に終え、ゆっくりと昼食を済ませたのちに魔法の修練をしてMPを残り4割といったところで街へと帰ろう

MAPを展開しながら魔力を全身に纏いながら森を駆けていた

走る景色が通常の速度よりも速く、そして、倍以上疲れていく感じがするが強くなる手段と思いながら走っていた

「纏いながらも慣れてきたけどスキルの修得とかないな、移動も森を縦横無尽に駆けた方がいいのかな?」

街までは走って1時間はかからないからMAPを見ずに『危険回避』を信じて走ってみるか~、野犬ぐらいなら撲殺出来る気がするし

走る景色の中で前方に赤マーカーが見える、距離にして300m先・・・指先に魔力を集める、80m接近したのち頭に『マジックボルト』を撃ち込んだ。「ダン!」と野犬の頭部が破裂した、野犬の討伐した証拠の部位は・・・知らないや、そのまま放置するしかないか・・・

遠距離からの狙撃は大丈夫だな、走りながらのボルト発動までの時間は少しかかった気がするが修練してもっと早くもっと正確にもっとMPを抑えて発動しよう


「これで明日からは討伐クエストを受けても大丈夫だな」



今日のクエスト報酬は500Lだったので、少しだけ奮発して『杖』が買えそう

「すいませーん、魔法使いの杖を1つお願いします。できれば初心者用のやつを」


魔道具屋のマスターは見た目は黒装束のマントととんがり帽子という魔女スタイルで鎮座していた。見た目は初老な気もするが声は若々しい感じもするし、やっぱよくわかんないというのが魔道具屋マスターの第一印象だった

「初心者用ということは杖は発動補助ということかいな?」


「発動補助とMPを抑える感じがいいんですけど、専用武器が両手棍なので小型の杖がほしいです」


「小型で高性能か、値は張るが大丈夫かい?それとも杖の形から自分専用にカスタマイズすることもできるがどうする?」


「杖をカスタマイズできるんですか、それは魔道具を作成することが出来るということですか?」


「そうさね、『魔法使いの杖』は杖の部位と先端の魔石の組み合わせで完成する。ここで杖の形を長くも短くも出来るし、魔石も1個から2~3個に増やすこともできます。お好み次第です」


「では、形も右手で掴んでいる先端を前方に向ける形、L型の杖とかも出来ますかね?」


「あまり見かけない形の杖だね、出来なくもないが加工は自分でしてみるかい?杖を加工する道具は店のやつを使っていいから作ってみな。じっくり自分で手に馴染む杖は長く使えるし、魔石の取り扱いも覚えられるしやってみな」


「それでは明日の朝から伺います、よろしくお願いしますね」


『ひよこ亭』に戻り、明日からクエストを休んで魔道具屋で杖作りの事を話していく

晩ご飯を食べながらアライズさんに

「マスター、明日の弁当は無しでお願いします。クエストは休んで暫くは魔道具屋さんで杖を作ってきます」


「あらまぁ、杖って自分で作れるの?」


「そうみたいです面白そうなので自分専用の杖を作ってみます」


「あんまり無理はしないようにね、リウさんは毎日忙しそうに働いていて・・・なんか生き急いでいるみたいだから」


「そんな風に見えますか?結構ゆっくり生活している気がするんですけどね、生き残れるように生活しているのがそう見えるのかもしれません」


「そうかもね~、若いんだからもっと生きてることを楽しみなさい。美味しいものを食べ遊び休みなさいな」


「ですね、杖を作ったらゆっくり街を歩いてみます。その時はいろいろ教えてくださいね」


「その時はうちのアンナを貸すから街歩きしてきな」


「おねがいします、それとごちそうさまでした。美味しかったです!」

と手を合わせてぺこりと頭を下げた


「はい、おそまつさま。今日はゆっくり休みなさい」


「じゃ、お風呂いただきますね~♪」

明日から魔道具屋で杖作成か・・・あるいみ緊急クエストっぽいな。

どうせなら杖の形はL型の小型拳銃タイプがいいな、2つ作って2丁拳銃使いとかもカッコいいな。その時は両手棍は持てないし、武器の事も杖を作成後に考えないとな

それと魔石が魔法発動のサポートなら手甲に備え付けれないかも聞いておきたいしな、杖以外でも杖の効果を補えればいいんだけど・・・



無属性魔法Lv1を覚えた

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