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夏のホラー参加作品

飲料水


家族でキャンプに来た。


キャンピングカーを指定された場所に止めてから、管理棟に此のキャンプ場でのルールを聞きに行く。


管理棟の前にイベント用テントが立てられ水が売られていた。


テント脇の蛇口に木札がぶら下がっていて、20リットルポリ缶1缶200円の文字と飲用可能の文字が書かれている。


テントの下には会社の会議室で良く見かける折りたたみのテーブルが置かれていて、その上に赤と白の10リットルポリ缶が置かれていた。


赤のポリ缶の値段は10リットル5万円、白のポリ缶の値段は10リットル20万円。


水が20万? なんだ此の値段は? と思いテーブルの後ろにいる販売員に声を掛けた。


「水が5万とか20万とかって、なんでだ?」


「此方の水は、完全除去は無理なんですけど、5万の方はマイクロプラスチックを90パーセント以上除去した水で、20万の方はナノプラスチックを90パーセント以上除去した水なんです。


手間暇かけて濾過した水だから高いんですよ」


「それじゃ此方の水はどうなんだ?」


蛇口を指差しながら販売員に聞く。


「んーどうなんでしょう? それの答えが知りたければ、水を供給している自治体に問い合わせて聞いてもらうしかないですね。


ただ一言付け加えると、此方の赤白のポリ缶の水は、その蛇口から汲んだ水を濾過した物なんですよ」






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