タコピーの現在
まえがき:たこへい(たまに無敵)の現在を著します。
毒に手を伸ばむものの、恐怖に震えて身動きできず。
高みへの飛翔を夢見つつ、思いやりに縛られその一歩も踏み出せず。
是非は見つからず、追われもせず、だらだらと生きる毎日
追い詰められぬ境地をさまよい歩む中、不思議な旋律が私を包み込んだ。
それは目覚まし時計の音楽の調べ。日々、その魅力に心を委ねる。
恋の詠唱から離れ、詩は一般に広がり始めた。
愛の言辞よりも深く響くのは孤独の旋律。
心の奥底で鳴り響くのは寂寥の調べ。
笑顔を求めるが、口にする言葉が見つからない。
目覚まし時計の音楽が、新たな日の始まりを告げる。
生きることの恐怖と死ぬことの不可能性が交錯する。
そうならば、詩の懐に身を委ねよう。
朝と夜が織りなす中で、詩の中で私は在る。
あとがき:目覚まし時計がこの世に無かったら地獄です。(絶対に仕事できない)