表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
WORLD CROWN  作者: kin
1/1

ワールドクラウン

ー1つの大地として始まった大陸は、あらゆる変動を重ね100の大地へと分断された。その1つ1つの大陸を国とし、国王と国民が存在する。その100の国全てに到達した者には世界の王の称号「ワールドクラウン」が贈呈される。その王冠を求め、人々は旅に出るのであった。


「旅の始まり」


100ある国の中でも、広大な国土面積を持つエンブレム王国。ここから今1人、旅に出る者がいた。

蕾九「ついにこの日が来た、準備はしてきた。俺たちなら絶対に世界の王になれる、なあそうだろ、逞輝(たくき)刹那(せつな)

逞輝「ああ蕾九(らいく)この瞬間をどれだけ待ち侘びたことか!」

刹那「ちょっぴり寂しいけど、あたしも今すごくワクワクしてる!」

蕾九「どんな困難が待っていようと俺たちなら乗り越えられる」

逞輝「ああ、俺はお前たちを信じてるぜ」

刹那「さあ、行こうか!」


エンブレム王国から旅を始めた3人は、まずは隣国であるナイヤチ王国へと歩き始めた。


蕾九「ここから半日かかる、急ぐ必要もないんだ、ゆっくり行こう」

逞輝「ああ、ただわかってると思うがナイヤチ王国までの道中、迷いの森を通ることになる。度々人が行方不明になってる森だ、あそこは駆け足で抜けた方がいいだろう」

刹那「あたしも調べてみたんだけど、この数ヶ月で31人もの人が消息不明になってるみたい」

蕾九「みんな森の中から出られなくなってるってことか?」

刹那「ううん、そのあと国軍が調査しに行ったみたいなんだけど、どこを探しても人の気配すらなかったそうなの」

蕾九「よくわかんないなあ」

逞輝「とにかく、危険は出来るだけ避けたほうがいい、森に入る前に少し休息して、体を休めよう」


そして歩くこと数時間、迷いの森の前へと到達した。


蕾九「見た感じただの森だけど」

逞輝「よし、少し休もう」

刹那「あたしクッキー焼いてきたの、みんなで食べよ!」



逞輝「さあ、いくか」

蕾九「よし、みんな準備いいな、走るぞ」


森の中を走り続けていると、針が3人の横をかすめた、襲撃にあった。

5人が蕾九たちを囲み、全員が麻酔銃を持っていた。


蕾九「お前ら、なにすんだよ」


敵「俺たちは人攫いで稼いでるのさ、ガキが3人で森を抜けようとはご立派な!ただ、お前らの旅はここで終わりだ」

蕾九「ふざけんな!ここで行方不明になった人たちは全員おまえらがやったんだな」

刹那「ひどい…」

逞輝「蕾九、刹那、落ち着け。俺たちはたくさん修行してきた。こんな奴らに負けはしない、いくぞ」


その時、3人の腹部が輝き出した。


現在、国にはそれぞれ先代から継がれる固有の力がある、エンブレム王国の力は「紋章」。腹部に刻まれた紋章に沿った力をそれぞれが持っているのだ。


蕾九は拳、逞輝は蹴、刹那は時。


刹那「時間よ、止まれ!」


刹那は時間を操る紋章を持つ。止められる時間は3秒のみ。


蕾九と逞輝は瞬時に動く、蕾九は拳に力を纏い放つことができ、その力で2人を一気に殴り飛ばす。

逞輝は脚力が紋章によって人一倍あり、その足で3人を蹴り飛ばした。


蕾九「俺たちを舐めるな!」


倒れた5人を後にし、3人は足を進めた。






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ