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どうせ今度もオチありのパターンだろうって思ってる?
チッチッ、今回はちゃんとした確信があるのよ。
夢の中にいるような心地だけど、確かな感覚がある。私のなかの異物のようなものを捉えているの。ちなみにここでエロい想像をしたヤツは死刑よ。
というわけで早速捕縛! 干渉の力でこの異物を拘束した。
同時に私の身体は力が抜けおちたようにダラりんちょ。お爺ちゃんのサイコキネシスに拘束されていなかったら倒れて頭打ってたかも。
『なに! 勝手に支配が解けた!? いや……、なんだ? 超能力が使えない?』
おや? これで終わりかと思ったんだけど、意思の疎通ができるとは。まあ、だれにも聞かれないから情報漏洩の心配はないか。脅したろかぁ。
フッフッフ、完全にアンタの精神を捕まえたわよ。覚悟しなさい!
手を伸ばすように不思議パワーが伸びていこうとするけど、完全に密封できた。どうやら私の身体から出ていくことはできそうにないわね。ちなみにここでエロ(ry
『何をふざけたことを言っている! 私に一体何をした!?』
おやん? この状況でよく強気でいれるわね。私だったら媚びへつらって隙を伺うわよ。
『何故私が何の能力ももたない小娘一人に媚びねばならない!』
その小娘一人に今アンタの命運が握られているからよ。悔しかったら私の手から逃れてみなさい。
『調子に乗るなよ。小娘が!!』
おおぅ? 拘束している精神から溢れていた不思議パワーの圧力が増した。でも大丈夫。この程度であれば押さえ込める。
『ぐぉおおお! 何故だ!? 何故私がただの小娘ごときに力負けする!?』
オーホッホッホ! 残念だったわね。私にとりついた時点でアンタの負けは決まっていたのよ。私以上に私を操れるものなんていないわ。
『馬鹿な!? 私はどれほど強力な超能力者でも自在に操ってきたのだ! 私が負けるはずはない!』
なんだ。答えはでてるじゃない。今までアンタが操ってきた誰よりも強いのが私ってことよ。アンタが操れないほどに強力な力をもつ私がね。