ヒナプリルフール
4月1日にだけ、その人は現れる。
美しい黒髪の乙女。
――彼女はその日だけ、僕の恋人になってくれた。
僕は昔からずっと、体が弱かった。
だから、僕はあまり友だちができなかった。
そんな僕の前に現れたのは、まだ小さい頃の彼女だった。
たまたま彼女も、入院をしていて。
それで僕たちは、病院のサロンで知り合ったんだ。
せっかくできた友達だったけど、彼女はすぐに退院するらしく、
僕は寂しそうに笑いながらも、「そうなんだ、良かったね」と強がりを口にすると。
彼女は「じゃあ、またあいにきます」と言ってくれた。
仲良くなった人たちは、みんなそう言ってくれるけど。
でも、そう言って来てくれた人は、ほとんどいないから。
「ありがとう」と口に出した僕の言葉は、やっぱり空虚だった。
でも、彼女はまた来てくれた。
彼女だけは来てくれた。
美しい黒髪の乙女。
まるで天使のような少女。
彼女は僕にとってトクベツな存在だった。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
冬のある日だ。
大学入学資格検定の勉強をする僕の元に、彼女はきょうもやってきてくれた。
この真っ白なひとりだけの病室は、その瞬間に華やぐ。
そこにはまるで、まったく違った景色が広がっているような気がした。
かじかんだ手をこすり合わせながら、「きょうも寒いね」と彼女は微笑む。
マフラーを巻いて少し膨れた黒髪は、相変わらず絹のように美しかった。
「綺麗だな」とつぶやく僕の言葉に気づくと彼女は目を細めて笑う。
それから窓の外を指し、「うん、真っ白に染まって、綺麗だよ」と言った。
気づかなかったけれど、その日は初雪が降った日だったんだ。
別にそんなことじゃないんだけどな、と思いながら、僕は窓の外を見やる。
彼女に出会ってから、もうすぐで二年が経つ。
「ねえ」
「なあに?」
「君は、いつも来てくれるよね」
「そうだね」
「どうしてなの?」
「どうしてかなあ」
ベッドの脇に座って文庫本を取り出す彼女は、「えへへ」と微笑む。
その深い心根を知りたかったわけじゃないけど。
僕にとって、彼女はトクベツだった。
だから、彼女にとっても僕がトクベツであればいいのに、って。
僕はそう思ったんだ。
そう、思ってしまったから。
ちょっと、卑怯な聞き方をしてしまった。
僕は痛みには慣れているけれど、心の痛みにはひどく弱いから。
「ねえ」
「なあに?」
「君は、僕のことが好きだったり、する?」
「えへへ」
彼女はくすぐったがるように笑う。
「そうかもしれない、です」
「……そ、そうなんだ」
平静を装いながらも、僕の心臓はバクバクと鳴っていた。
思わずナースコールを押してしまいそうになる。
けれど、僕は彼女に言った。
自然と言葉が口から出た、というのはまさにこういうことを言うのだろうと思った。
「あ、あのさ」
「?」
「よ、良かったら、僕の……恋人に、なって、くれる?」
告白をした。
人生で初めてのことだった。
自分にまだそんな心が残っていたことが、ひどく意外だった。
だって、彼女はトクベツだから。
でもそんなことを言うと、彼女は少しだけ、悲しそうに目を伏せた。
どうして。
「秀文さん」
それは僕の名前。
彼女は髪を耳にかけながら、悩ましげにつぶやいた。
決定的な一言を。
その柔らかな唇から、残酷な言葉を。
「わたしはもう、これまでみたいに、来ることはできません」
「そんな」
僕はショックだった。
冷水を浴びせられたような気がした。
軽はずみな告白が、彼女を傷つけたのだ。
きっとそうだ。
こんな僕の醜い欲望があらわになってしまったから。
さっきまでの幸せな気持ちは、とうにない。
謝らなければ。
でも、なんて言えばいい?
僕にはわからない。
ただ震える手をシーツで隠すのが、精一杯だった。
でも、彼女はそんな僕の心も見透かしたように笑う。
黒髪の乙女は、こう言った。
「でも、恋人にはなれます」
「……え?」
右手と左手を胸の前に掲げ、彼女は指を立てた。
それは、四と一。
「4月1日だけ、わたしは、秀文さんの、秀文さんだけの恋人になります。
その日だけ、わたしはあなたのために、この病院に来ます。
……それじゃあ、だめですか?」
僕はなにも言えなかった。
4月1日にだけ、その人は現れる。
美しい黒髪の乙女。
――彼女はその日だけ、僕の恋人になってくれた。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
4月1日は、何の日か。
世間に慣れていない僕だって、さすがに知っている。
その日は『エイプリルフール』だ。
一年に一度だけ『嘘をついても良い』という日。
もちろん僕には、今まで縁がなかったけど。
彼女はその日だけ、恋人になってくれるのなら。
一体彼女は、なにに嘘をついているのだろう。
誰に嘘をついているのだろうか。
どんな嘘をついて、僕の元に来るのだろうか。
僕にはわからない。
でも。
それでも僕は、彼女と離れたくないと思った。
だから。
髪を撫でてくれる彼女の指の感触を味わいながら、僕は目を閉じた。
彼女はベッドサイドに座り、寝転ぶ僕に膝枕をしてくれている。
時折「ふふっ」と笑うけれど、一体なにが楽しいんだろう。
でも、僕も嬉しくなってくる。
彼女といるときは、楽しい。
その間ずっと、彼女は僕に『恋人の嘘』をついてくれる。
僕は彼女を手に入れたような気分になれる。
まるでこの病弱な体を脱ぎ捨てて、完全な人間になれたような心地がする。
学校がある日は、彼女は夕方にやってくる。
それから面会時間が終わるまでの間、彼女は僕の心を甘やかす。
たった数時間の逢瀬。
織姫と彦星よりも短い、恋人の時間。
一日が終わると、二日から僕は次の四月一日を想って生きる。
彼女が会いに来てくれるその時間まで、僕は一体何ができるかを考えながら生きた。
不思議と僕の体には、活力が溢れていた。
一年に一日しか逢えないのに。
一年に一日しか逢えないから。
僕はその日のために、精一杯生きてゆく。
一年ごとに、僕は彼女の中の僕を、塗り替えようとして。
僕は努力をした。
なにかをしなければと思って、その熱情に突き動かされた。
こんな気持ちは、初めてだった。
もしかしたらこの4月1日の『嘘』が『本当』になるかもしれないって思って。
そんな夢想を抱いて。
でも。
そうは、ならなかった。
ならなかったんだ。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
おめでとう、という声がする。
医師や看護師さんたちの声だ。
僕は病院の入り口に立ち、皆に頭を下げた。
長く、長くお世話になったこの病院に別れを告げるのだ。
きょうは3月31日。
僕はついに、退院することができた。
お医者さんは「まるで奇跡だ」と言っていた。
「こんな事例はなかった」と喜んでいた。
両親も喜んでくれたし、僕も嬉しかった。
でも僕だけは知っている。
どうして急に快方に向かったのかを。
辛いリハビリや療養を終えることができたのも、すべては彼女のためだ。
ううん、違う。
そんなごまかしは、いらない。
全部、僕自身のためだ。
もっと彼女といられたら。
もっと彼女と遊べたら。
もっと彼女と色んな場所にいけたら。
もっと彼女に会えたら。
それは僕自身のエゴだ。
僕自身の望みだ。
僕はそのためだけに努力した。
そうして、ついにそれが叶ったのだ。
明日、4月1日。
僕はこの病院の前で、彼女を待とうと思う。
とびきり、驚かせてやるんだ。
一年間待っていた僕にとって、一日なんてあっという間のはずなのに。
今は、なによりも一日が長かった。
ああ、早く明日が来ないかな。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
病院の前に立って、彼女を待つ。
花束のひとつでも持っておけば、だなんて。
さすがにそれはカッコつけ過ぎかな。
でも恋人だしなあ……。
なんて、そんなくだらないことを思って。
僕はしばらく待っていた。
夕方になってきて。
どんどんと緊張が高まってゆく。
心臓はバクバクで。
このまま病院にとんぼ返りはしたくないなあ、って思って。
やっぱり長い時間が過ぎちゃって。
日の沈みつつある坂の向こうから、やってきたんだ。
あの黒髪の乙女がさ。
でも。
それは、僕の望む姿では。
なかった。
彼女の隣には、知らない男がいた。
いや、僕の知っている人なんて、ほとんどいないんだけど。
でも、それはなんていうか。
間違いなく、お父さんとか、お兄さんとかではないようで。
なんて言えばいいんだろう。
僕はそれを見て、こう思ったんだ。
……彼女の恋人なのかな、って。
手を繋ぎながらやってきた彼女が、その男を見る目は、まるで恋をしているようで。
いや、たぶん。
あれが本当に、恋をしている目なんだと、僕は思った。
そういう風に、思っちゃったんだ。
僕とは違う。
全然違う。
あの人が、本当に彼女の恋人なんだ。
きっとそうだ。
ははは。
僕は、『嘘』の、4月1日だけの恋人だ。
最初からそういう話だったじゃないか。
だから、これが本当のことなんだ。
そうだったんだ。
物陰に隠れた僕に気づかず。
彼女は病院の前で男と別れて、すまし顔で院内へと入っていった。
僕はその場から、逃げ出した。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
僕は、夜まで街をさまよった。
こんなもの、ドラマの中の出来事だとばかり思っていたけど。
実際、ホントにあるもんなんだな、って。
頭の中が真っ白になって。
彼女の姿が何度も何度も脳裏に浮かんで。
でもその微笑みは、僕に向けられたものじゃないんだ。
ひどい気分だった。
どこをどう歩いたかも、わかっていなかった。
それはそれで、すごく新鮮な気分ではあったんだけど。
楽しむ余裕なんて、なかった。
夜の街をひとりで歩くと、寂しくてたまらなかったけど。
でも、僕には隣に立ってくれる女の子は、いないから。
寂しくて。
悲しくて。
道路にうずくまってしまっていたそんな僕の前に。
「秀文さん」
――彼女が、腰をかがめて、僕の顔を覗き込んでいた。
とてもきれいな、彼女が。
「……」
「こんなところに、いたんですか?」
彼女が、心配そうに僕を見ている。
この僕を見ている。
そのことにもどかしさと、若干の心地良さを感じてしまう。
僕はだめなやつだ。
「病院にいったら、もう退院したって言ってて。
それでわたし、嬉しくなって。
でも、秀文さん、どこにもいなかったし。
どうしてこんなところに、いるの?
体に、障っちゃうよ」
「僕は」
僕は。
情けない。
でも口から出た。
「見ちゃったんだ……君の、隣に、男の人がいるのを」
「……そうなんだ」
外から見た彼女は、ショックを受けているようには見えなかった。
弁明も、抗弁もせずに。
ただ残念そうに、眉をひそめていた。
それだけのように、見えた。
僕は思わず拳を握り締めてしまう。
「どうして……」
「……」
「なんでなんだよ……」
「……」
「天使だと、思ってたのに……」
「……」
悔しくて、涙がこぼれた。
どうして自分を騙していたのか。
なんでそんなことをしていたのか。
もうわけがわからなかった。
彼女のためにと思って、僕は頑張っていて。
でも結局自分のためにとわかっていて、それで頑張っていて。
なのに。
報われなかったからなんて、自分勝手にもほどがあるけど。
僕は辛かった。
彼女が僕だけのものになってくれるだなんて、そんな甘い幻想を抱いていたのだ。
あまりにも世の中を知らなさすぎた僕のせいだ。
それを彼女にぶつける自分が、悲しかった。
僕はガキだ。
でもしょうがないじゃないか。
僕はガキなんだから。
「きょうは、4月1日じゃないか……」
「……」
「僕だけの恋人で、いてくれる、って……」
「秀文さん」
彼女は口を開いた。
それはたぶん、僕が聞きたくない言葉だ。
こんなところにまで、探しに来てくれて。
そんな優しい彼女は、優しいから。
きっと、結論を出そうとしてくれている。
ここからまた、僕が歩き出せるように。
きっと、聞かなくちゃいけない。
この関係を終わらせるために、そうしなくちゃ。
「わたしは、あなたが思っているような、人じゃないんです。
天使なんかじゃありません。
わたしも、同じ人間なんです」
「……そんな」
「今までずっと、ごめんなさい。
騙していたつもりではないんです。
だから、4月1日以外は、あなたに会わないように、決めていたんです」
それは事実、彼女が男を恋人だと、認めているような発言にも聞こえて。
そう言わせるために誘導したはずなのに、聞きたくなくて。
「それも、嘘、なんでしょう?
だって、きょうは、『エイプリルフール』で……。
だから、きっとそれも……嘘、で……」
彼女はふいに、微笑んだ。
それはまさしく、天使のような――としか表現のできない笑みだった。
「わたしも、楽しかったです、秀文さん。
とても良い時間を、過ごせました」
それが嘘であれば、どんなに良かったことだろう。
僕は思わず携帯電話を開いた。
「……藤井ヒナ、さん」
時刻を確かめて、そして、僕は崩れ落ちる。
日付はもう、4月2日に、変わっていた。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
それから四年が経った。
僕は大学卒業後に、恋人と結婚をした。
式をあげた日は、4月1日。
「『エイプリルフール』に結婚式だなんて」と彼女は笑っていた。
僕は「いいじゃないか」と笑った。
彼女とは、大学の二年生のときにゼミで知り合った。
とても素朴で、笑うとえくぼができる、大人しい子だった。
その長い黒髪に惹かれたのを覚えている。
たぶんきっと、藤井さんの面影を見たんだと思う。
大学生活で、たくさんの友達も増えた。
僕はたぶん今、幸せだったんだろう。
あの初恋の傷だって、癒えた。
だって今、僕の隣には、本当の恋人がいるのだから。
4月1日だけではない。
ずっとずっと、僕の隣にいてくれて、僕を支えてくれる彼女。
僕たちはきょうから、共に歩いてゆくのだ。
ふたりで、一緒に。
挙式の日に4月1日を選んだのは、感傷だ。
だけど、それだけじゃない。
この日に『本物』の誓いをすれば、僕は前に進めるって思っていたんだ。
あの日の嘘を、乗り越えられる気がして。
彼女と二人なら、乗り越えられる気がして。
だから僕は、この4月1日に立ち向かったんだ。
タキシードを着た僕は彼女に笑いかける。
ウェディングドレス姿の彼女も僕に微笑んでくれる。
紛れもなく、これが幸せなんだ。
きっと、そうだ。
式の最後に、僕はたくさんの祝電をもらったけれど。
その中にひとつ、差出人の名前がないものがあった。
僕はドキッとした。
まさかそんなはずないと思うけど。
彼女が僕の今を知っているはずがない。
あれからもう四年も経ったのに。
杞憂だ。
そうに決まっている。
その電報には、こう書かれていた。
『あなたのことが、好きでした。
どうぞ末永く、お幸せに』
その一文に、僕は心を奪われた。
妻となった女性は、僕の態度がおかしいことには気づいていただろうけど。
でも深く詮索をして来たりはしなかった。聡明な女性だ。
僕もすぐに気づく。
そうだ。
知っている。
きょうは『エイプリルフール』じゃないか。
これはきっと彼女なりの離別だ。
そうだ。ふたりの思い出はなにもかもが『嘘』だったと。
そう伝えたいだけなんだ。
最後に送られたその言葉に、僕は思わず苦笑した。
なんて子だ。
人の心を振り回して、とんだ悪女だな。
でもそんな子が好きだったのは、僕だ。
そんな僕を救ってくれたのは、彼女だった。
彼女がいなければ、僕は今でもずっとあの病院のベッドに横たわっていただろう。
そうして、未来も希望も抱けずに、窓の外を眺めていたのだ。
人を好きになる喜びも。
人に好きになってもらう喜びも。
愛する人を失う悲しみも。
なにもかも知らなかったままだ。
彼女が『嘘』をついていたのかもしれない。
でも、彼女は、嘘じゃなかった。
藤井ヒナは、いた。
僕のそばに、いてくれたんだ。
「……ありがとう」
僕は、小さくつぶやいた。
だって、そうじゃないか。
許されるべきだろう?
『エイプリルフールについた嘘』はさ。
僕の後ろから、さすがにたまりかねて、妻が覗き込んでくる。
その文面を読んで、少し眉根を寄せたようだったけど。
「昔の話さ」と僕が言うと、彼女は子どものイタズラを咎めるような、視線を向けてきた。
目が合って、僕たちは笑う。
「あら」
「なんだい?」
「ねえ、この電報、少しヘンじゃない?」
「ああ、そうだね。差出人の名前がないんだ」
「そうじゃなくて、ほら、ここ」
「え?」
裏返す。
するとそこには。
電報の着日が指定された日付が記入されている。
きょうは4月1日だ。
だから、当然、そう書いてあるべきなんだけど。
そこにあったのは――。
「……」
彼女の天使のような微笑みが、脳裏に浮かぶ。
長い黒髪を耳にかけ、彼女だけのトクベツな声音で、ささやくように。
『あなたのことが、好きでした。
どうぞ末永く、お幸せに』
藤井ヒナの微笑みが、僕の胸を締めつけた。
――3月32日。
僕の中のなにかが暖かく脈打った。
そんな、春の日の出来事だった。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
ヒナさん「なんてことも、ありましたね……」
シュルツ「なにを語るかと思えば」
ヒナさん「幸せな恋でした」
シュルツ「ヒナさんが病弱で素直な青年を騙していたっていうだけの話か」
ヒナさん「ステキな純愛じゃないですか!?」
シュルツ「いやそんな荒唐無稽な話はいいとしてさ」
ヒナさん「わたしのステキな思い出が荒唐無稽……?」
シュルツ「ずっと気になってたんだけど」
ヒナさん「はい」
シュルツ「あのさ……途中で物語が飛ぶじゃない? 四年後に」
ヒナさん「そうですね。あの人のその後を突き止めるのは、それほど大変じゃなかったですよ?」
シュルツ「だろうよ。この際それは置いとくとして。……えっと、その結婚式っていつの話?」
ヒナさん「ついこないだですよ」
シュルツ「…………じゃあ、その入院していた男がヒナさんに告白したのって四年前より、もっと前?」
ヒナさん「そうですね、わたしが小学三年生の頃でしたねー」
シュルツ「ただのロリコンじゃん! 台無しだよ! なんだよそれ! なにが美しい黒髪の乙女だよ! ちょっといい話っぽかったのに! ロリコンかよ! 台無しだよ!」




