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恋つらたん短篇集~クリスマス2013年度企画など~  作者: イサギの人
【クリスマス企画】藤井ヒナサンタ【SS】
31/34

25 エンディングトーク

ヒナさん「クリスマス、とくべつきかくっ」


シュルツ「えー、シュルツとー」


ヒナさん「ヒナでー」


ヒナさん&シュルツ『藤井ヒナサンター!』


ヒナさん「わーわー」


シュルツ「……」(ぱちぱちぱち)


ヒナさん「とゆーわけでー」


シュルツ「エンディングトークのお時間だね」


ヒナさん「ですねー」


シュルツ「いやー長かった……」


ヒナさん「いやああっという間でしたね」


シュルツ「ヒナさんなんなの?」


ヒナさん「ええ?」


シュルツ「なんか一緒にいると、ボクがすごい体力ないみたいに思われるじゃん」


ヒナさん「シュルツさんとってもがんばってましたよ?」


シュルツ「いや、まあ」


ヒナさん「いいこいいこです」(ヨシヨシ)


シュルツ「なんでクマひとつ作らずに、剥きたてのゆでたまごみたいな肌をしていられるのか」


ヒナさん「日頃から気をつけているから、でしょうか」


シュルツ「若さが憎い……って一瞬だけ思ったけど、ヒナさんだからな。若さとかそういう問題じゃないな」


ヒナさん「今度シュルツさんも一緒に美容体操します?」


シュルツ「遠慮しとくよ。竜の生き血とか飲まされそうだし」


ヒナさん「わたしはどれだけ人外の扱いなんですか……」(苦笑)


シュルツ「んじゃ、他になにか語るべきこともなければ」


ヒナさん「あ、待って待って」


シュルツ「……」(ビクッ)


ヒナさん「わたしのお悩みですよ?」


シュルツ「……チッ」


ヒナさん「今したう」


シュルツ「してない」


ヒナさん「あのですね」


シュルツ「めげないなあ」


ヒナさん「聞いてくれます?」


シュルツ「いいよもう、これで最後でしょ」


ヒナさん「わたし、きょう一日『藤井ヒナサンタ』をしてて、思ったんです」


シュルツ「はいはい」


ヒナさん「わたし、すごく、幸せなんです」


シュルツ「うん……うん?」


ヒナさん「こんなにも多くの人たちに想ってもらえて、愛してもらえて」


シュルツ「いや、あの」


ヒナさん「幸せなんです。幸せすぎてこわいんです」(グッ)


シュルツ「えーっと」


ヒナさん「どうしましょう、わたしとっても幸せです」(オドオド)


シュルツ「え、なに、どういうこと、これ」


ヒナさん「こんなに幸せな気持ち、どうやって抱えて生きていけばいいか、わからなくて」(はふぅ)


シュルツ「あの」


ヒナさん「もう、もう、わたし、ど、どうすれば皆さんにこの愛をお返しできるのか、わからなくて、挙動不審になっちゃって、わたしどうすればいいんでしょう!?」


シュルツ「それ相談?」


ヒナさん「相談ですよぉ、も、もうわたし、脱げばいいんでしょうか!」


シュルツ「待てビッチ。あまりにも日陰の生活をしすぎたところにモテたからって落ち着いて」


ヒナさん「ハァ、ハァ……わた、わたし……光指す、方へ……!」(ドキドキ)


シュルツ「放送事故になるから!」


ヒナさん「藤井ヒナは、三国一の果報者です……っ!」(ウルウル)


シュルツ「おいやめろカメラ止めろ」


ヒナさん「あはは、えへへ……わたし、これからもがんばって乙女ゲーやりますねー……えへへ」


シュルツ「このビッチ徹夜で頭おかしくなっているぞ! じゃあ、あの、えと、エンディングトークはこれにて終了です!」


ヒナさん「おしまいでーす!」(ピース)


シュルツ「幸せすぎてこわいヒナさんは、これからもどんどん不幸せな目に合ってもらいます」


ヒナさん「たのしいでーす!」(チェキ)


シュルツ「ボクもしあわせになりたいです」


ヒナさん「わけてあげます?」(ナデナデ)


シュルツ「ヒナさんの幸せを少しもらったら廃人になっちゃうよ。というわけで、これからもボクたちが右往左往する小説」


ヒナさん「『乙女ゲーなのに恋したら死ぬとか、つらたんです』を!」


シュルツ「これからもどうぞ」


ヒナさん「よろしくー」


シュルツ「お願いしますー」


ヒナさん「よろしくお願いしますー!」



ヒナさん&シュルツ『メリークリスマスー!』


 ヒナさんより一言:楽しんでいただけたら、それが一番のわたしたちの幸せです。

 シュルツより一言:……まあたまにはこんなクリスマスも、ね。




 作者より一言:もうにどと、2日で55000字書くなんて、いわないよ、わたし。

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