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アーラと探偵姫のアリバイ証言  作者: 御伽茉罹社
3/3

少年少女 諦める

どうしてこうなったんだよ

「すいません、貴方を舐めていました本当にすいません。キモかったですよね語尾にハートとか語尾を伸ばしたりだとかきゃははっ、とかひゃははっ、とか。

キャラが薄いので演じていただけなんです、すいません」

マジでどうしてこうなった

※※※回想

「っ、痛いなぁ♡女の子に傷つけんなよ」

「どうでもいいよ、お前なんてすぐ負けんだから」

「はぁ?大丈夫頭?菜穂ちゃんに勝てるわけ無いでしょ」

ぶぉん!!

「だから甘いっ!!!」

バキンッ、大鎌がやっと折れた。鉄パイプよ、頑張った

「えっ?…………きゃ」

「もう、お前の武器がなくなった訳だけれども、どうする?まだやるか?」

「………せ……した」

「あ?」

「すいませんでしたぁぁあああ!!!!」

「はぁっ?」

※※※回想終了

何だこれ

「いや別にもういいけど、謝んなくていいって、なぁ、愛莉香」

「うん、あたしも、貴女元々殺す気は無かったでしょうし、ただ何故今更になってあたしの元へ来たの?」

「いや、それは分かりません」

「はぁっ?分らねぇってお前何でだよ」

「ひぃぅ、え、えと私殺し屋なんですけど今回の件は依頼主は電話でしか話して来なくてですね」

「依頼主の名はなんて?」

「……ドクトゥス」

「ラテン語の知者ね……」

「んで、コイツに何しに来た訳?」

「私は依頼主、《ドクトゥス》に貴女を探して今起きている事件を貴女に事件を解決する様にと頼まれてきたんです」

「事件って」

「分かりません」

「ふぅーん、で、愛莉香はどうする?」

「あたしは、あたしはやるわ。こんな風に力ずくであたしを連れていこうとしたんだもの。やらなきゃ駄目よ」

「そっ」

「へ、それだけ?」

「なんだよ、それだけって」

「いやもっと言うのかと……」

「あ?俺も連れていきゃぁなんも言わねーよ」

「えっ?……分かった」

「ん、で菜穂ちゃんだっけ?」

「え、あっ、はいっ!!」

「とりあえずうちに来い」

「へ?」

「怪我も直さなきゃだし、明日出発すっから居場所も教えてもらいたいしって、菜穂ちゃん?」

菜穂ちゃんの顔がりんごみたいに赤くなっていた

「菜穂ちゃん?おーい、」

顔の前で手を降っても駄目だったので顔を近づけると

「うえっ?ふ、きゃぁー///」

いきなり奇声をあげたから吃驚した

「大丈夫か?」

「は、はい。……は、初めてです」

何がだよ

「怪我を心配してくれた人なんて…」

おい、裏社会まずいだろそれは

「そうなの?」

愛莉香さん空気読もうぜ…

「そ、それじゃうちに行こうか、後菜穂ちゃん、俺は西園寺翼だから。まぁ、翼って呼んでくれよ」

「あたしのことは愛莉香でいいわよ」

「あぁっ、二人ともなんてお優しいんですか!!」

裏社会の格差がやばいこれぐらい普通だろ…

そんな事を考えながら足を動かしているとと急になほちゃんが話しかけてきた

「あの、1つ気になる事が有るんですけど翼さん。」

「何だ、菜穂ちゃん」

「さっきうちに来いと言っていましたよね」

「?それが何だい」

「も、もしかしてお二人って同棲してるんですか?」

「そうだよ、つかもっというと恋人だ」

「え、えええええええええええ!!!!」

お2人とも恋人同士だったんですか!そう言いながらかなり狼狽している。

「はぁ、良いですねお2人とも」

どうしたいきなり

「私、誰かに好かれたことが一度もないのですよ」

「じゃあこれからは大丈夫だ」

「ふふっ、そうね」

せーの

「「ようこそ、我が家へ!!」」

「これから貴女はあたし達の家族よ!」

「ちょっと愛莉香、家族は飛躍しすぎだろ、菜穂ちゃんの意思も聞かねぇと」

「はいっ、なります家族になりたいです!!…私は裏社会でも下っ端で性格も悪いから皆が離れて言っていつもぼっちで」

おい、なんか変なのが始まっちまったじゃねぇか

「でも、今の言葉で私改心しました。これからは藤咲菜穂貴方方に一生付いていきます!」

マ・ジ・か・よ

「あー、うゎー、ぅむ、まぁ宜しくな菜穂ちゃん。

それじゃあ家に入ったらたらまず風呂入りな、その後手当てすっからさ」

「じゃ、あたしと入ろーね、菜穂ちゃん」

「翼さん、愛莉香さん、本当に本当に有難う御座います。」

どうやら俺に2度目の家族ができたらしい

「ふぅ、で菜穂ちゃん。明日俺たちは何処に行くんだい?」

「えぇと、朝霧島って知ってますか?」

「あら、朝霧島なんて懐かしい。」

「それはどうでもいいから…、で其処で何か事件が起きているんだね?」

「多分そうです、私も余り朝霧島を知らないんでよく分からないですけど」

「朝霧島は良い所だよ、まぁ、本島全域から50km弱離れてるけど。でも、あそこは人が住んで無かったはずだけど?」

「さぁな。2年も経ちゃ、世界は変わんだろ」

ま、知ったこっちゃねーけど

「ほら、明日から何日で帰ってこれんのか分かんねーんだから早く用意しとけ。んで、菜穂ちゃんはもう寝とけ。傷癒しとかねぇと、女の子なんだから。」

やったの俺だけど

「はぁい、分かったわよ翼」

「私はどこで寝れば……」

「俺が案内するよ」


そんなこんなでまた交わるあいつの世界



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