20話 羞恥心とは回避必須の逸脱行為
新キャラ登場
灯ちゃんの◯◯要因追加??
「やったあぁぁっぁぁぁぁっぁぁ!!!」
僕は腕を万歳し、自分と一緒に戦ったチームの子と集まり円陣の様に肩組みしながら回っていった。
丁度、授業終了のチャイムが鳴り、6時限目の体育の授業は終わった。
体育の授業が終わり、今は更衣室での着替えの時間となっている。
シャワー浴びに行きますか……
僕は体操服を脱ぎ、シャワールームに向かった。
不意に背後から腕を掴まれ、警戒したが僕の腕を掴んだのは鈴木綾だった。
(ちょっと……黄華……そんな大胆に歩いてると色々、危ないよ……)
僕に耳打ちしながら慌てながら話していた。
綾の言ってることが僕には分からなかった。
(いや……汗かいたからシャワー浴びたいんだけど……)
(そう云うことじゃなくて……少しはタオルとかで隠しなよ……前とか)
うん? まぁ、言われて見れば……周りの子を見ると身体を隠すようにタオルを隠している。
それが当たり前かの様に……
(それに、灯ちゃんはそんな大胆な子じゃないかね……。このままだと灯ちゃん、みんなから痴女認定くらうのよ)
(灯は家だと結構、ルーズな部分あるよ……)
僕が云うのも変だが、灯は結構、ルーズな部分が多い。今までなんて学校が休みの時なんてずっとベットから出ずに僕達と会話していたりゴロゴロして過ごしていた。
風呂に入る時だって、ある意味身内しかいない家だからって今の僕と同じ状況になっていたりしている。
寧ろ、僕と女豹? いや、痴女? 灯のストーカー?? まぁ、色々呼んでいたがアイツと一緒になって不思議な光景をここ最近見ていた……
あの悪魔クロが言ってもファッションに興味を示さなかったり、だらしない部分を改善しなかったのに、友達が増えたことで少しずつ変わっていった……
まぁ、時々ガス抜き見たく、以前と同じようなダメ生活をすることがあっても次の日には元に戻っている。
僕らは嬉しかったよ……これが原因でアイツがさらに面倒いことになったがもう慣れた……
時々、オーバーヒート状態になり隙あれば灯を狩る狩人に豹変し毎回、僕が止めている構図がお決まりになっていった……最近、ため息しかしてない。気のせいだと思うけど……
(もう……私も一緒に行くから)
そう言って僕の腕を掴みながら、シャワールームの中へ引っ張り込まれる。
(そう云うの良いから……僕の自由にさせろっ!!)
がっちり腕を掴まれ、振り解けない状態になっている。
灯:こうちゃん、前隠してよ……恥ずかしいよぉぉぉぉ……
青奈:お子様が連行されている はぁぁはああぁっぁぁ!!
黄華:笑うの止めろ!! 結構、恥ずかしいんだぞ この状況……
青奈:そうね 自分だけなら問題ないけど……誰かに腕を掴まれてーーしかも裸の状態で……はぁぁはああぁっぁぁ!! あぁっ!! 面白い!!
黄華:てめぇ……お前も同じ状況でも同じ事言えるのかぁぁあ!!
青奈:私は問題ないわ この完璧なボディーに死角はないわ!!
黄華:ここではそうだな……外だとどうだ!! だって、お前はド……
青奈:それは言わない約束でしょう!? 良いね!! 特に悪魔には絶対に知られてはいけないのよ 何されるか……
黄華:灯は知ってるんだっけ?
青奈:……一応知ってる……
灯:何の話??
黄華:こいつのあれ
灯:あぁ〜 あれね 一応、青奈ちゃんから言われたから知ってるよ
黄華:気を付けろよ灯 入れ替わっている間に灯の身体が変になってるぞーー多分
青奈:何っ……!? 灯ちゃんに変な事、吹き込んでいるのよ 灯ちゃん……安心してね 私しは灯ちゃんでは何もしないから……
黄華:本当かぁ〜 信じられない……
灯のことになると悪鬼羅刹化するのに本当は……なんて天邪鬼な奴なんだか。
「なぁ〜 綾……そろそろ手を離してくれない」
「ダメだよ!! 黄華をほっとくと何するか分からないからね。監視を兼ねているの!」
上手にウインクをして、そのまま僕を1人用のシャワーブースに放り込まれた。
「私、横に居るから何かあったら呼んでよね」
お前は僕のお母さんか……まぁ、良いか。
僕は大人しく蛇口を捻り、温かいお湯を身体にかけた。
放課後前のHRーーーー
担任の三守からの学園連絡が終わりに差し掛かる。
最後に三守が生徒に重要な話をした。
「最後ですが、昨日の夜に練忍町で起きた爆発事故の件ですが……」
そう、昨日の夜に起きた練忍町って所にある工場が爆発した。
爆発の原因は不明となっているため警察も捜査が難航しているとか何とか……
爆発した工場はほとんど機械が作業しており機械を監視する少数の人しかおらず、その人達も爆発した地点から離れていたため、軽傷で済んでいた。しかし、作業用の機械は大破した為、暫く稼働することができないらしいと今朝のニュースでやっていた。
学園からは結構、離れているが練忍町近くに住んでいる生徒は注意することと無闇に近づかないようにと注意喚起された。
まぁ……わざわざ危険な場所に行くなんとバカがすること。まともじゃない頭の持ち主だ……
えぇ? 僕らは決まってる!! そのバカの部類だよ!!
協力者の調査でシルエットしか分からなかったが変な格好の奴が工場が爆発した時刻にいたことが分かっている。
いつも思うけど……何で警察とかより調べるの早いのかなぁ〜 毎度、僕らは疑問で一杯だが聞かない方が良いかも入れないと心に鍵を掛け蓋をした。
「ねぇ……黄、じゃなかった灯ちゃん……」
綾が誰かの腕を引っ張りながら僕がいる席に向かってきた。
僕らはある意味、多重人格みたいなものだから事情を知っている人には少しの態度で分かるが他人の場合、見分けが付かない問題があるため、外での会話(耳打ちは除く)【灯】になっているし僕やアイツもそれを承知の上で【灯】を演じている。時々、忘れて素に戻ってしまうことがあるがそこは……ドンマイ!!
「どうしたの?? てか、また人の腕を掴んでいるね。そんなに他人の腕を掴みたいの??」
「違いますぅぅ!! 変なこと言わないでよ……実は」
綾が引っ張ってきた子は隣のクラスの安齋月音
黄みの強いベージュの髪の型はウェービーヘアーで濃い赤紫色のヘアピンをつけていた。
僕と綾が4組。すずが5組。でこの安齋は3組となっている。
やっぱり…… 今、綾と安齋は横に並んでいる状態になっている。僕の目から見てもこれは……
僕の目が自分のを見ていると分かるや腕で防御している綾。
そして、こちらを細め目で見ている。何か怨念なモノを口から垂らしながら……
「ねぇ、綾どうしたの?」
少しおっとりした口調で綾を心配している安齋。
気にしない方が良いよ……面倒なことになるし……
僕は初対面の安齋に温かい目を送る。
「何でもないよ……これは己との闘いだから……」
「よく分からないけど……頑張って」
読んで頂き、ありがとうございます。
透明な手錠で連行される灯
new:全裸で連行されていく黄華
果たして、青奈は如何に......
次回、青奈徘徊中
麻莉:あぁ......青奈さん。見てました。
青奈:(ニッコリ)
麻莉:ここで青奈だけやらないのは不公平じゃないですか
青奈:(ニッコリ)
麻莉:やはりここは......これだ!!
青奈:さようなら、変態さん
麻莉:えぇ!?
青奈:次回、麻莉死亡 皆様、絶対に見てくださいね!
※全部改変する可能性がございます。ご了承くださいませ。




