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レッド・クイーンズ ~天織灯のあくまな怪盗生活~  作者: 麻莉
2章 6月 涙の暴雨、天舞う朱は侵界を祓う
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12話 怪盗は空へ 協力者は優秀=変?

 何とかはぐらかし難を逃れた天織灯あまおりあかり

 近藤さんが来るまで少し時間があったので、また実戦場でロボット相手に色々していた3人。

 すずちゃんと綾ちゃんは未だに煙が立つ程の威力になっている改造スタンガンを弄っている。

 そして私はと言うと……


 怪盗服になっていて手に入れた2つのソドール能力を試していた。

 赤の悪魔であるルージュからはNo.44を立体駐車場での戦いで回収したNo.29……

 No.44の方はルージュが誰かの助けで既にマガジンにしていて直ぐに使用可能だったが、カサンドラが【ライオン】を持っていたことから念の為、検査してから使用することにした。

 特に異常はないことが分かり、今日初めて使うことにした。


 No.44 【タカ】 マガジン:白桃色


 起動した対象者の背中に外付けに翼を生やす。高い飛行能力を有しており、空中を縦横無尽に飛ぶことができる。

 しかし、元々人間には翼が生えていないためコントロールが難しい。

 そして、自分の持っている武器が鷹のくちばしの様に武器の先端が鉤形かぎがたに曲がり鋭くなり獲物を狩る様に敵を切り裂く。


 No.29 【キャット】 マガジン:青マゼンタ色


 起動した対象者の足を起点に囲うように円が出現。半径5mの規模。猫の強い縄張りの特徴を活かしたもの。この中に入っている対象者は外からの攻撃から守ってくれる。所謂、無敵状態になる。どんな状態異常の攻撃も跳ね返せる仕様になっている。更に円の中に入ってきた者を自動的に攻撃できる。対象者に対して敵意を剥き出しにしている者には自動攻撃を敵意がない者には反応しない。持続時間は変身中で3分。終わっても直ぐに再起動できるが持続時間が半分になるデメリットがある。180秒……90秒……45秒……

 1度、変身解除すれば持続時間は元に戻る代物。

 そして、この円は地面に固定されない点がある。例えば灯が身体を逆さまの状態にしてたとする。足が上へ頭が下の状態になっており、その状態で【キャット】を起動するとどこに足があってもそこを基点として円が出現する。自分が動けば【キャット】円も同じように動いてくる。


 どちらも動物の成分になっていた。ここ最近手に入れたソドールの成分はどれも無機物に属するものばかりだった。


 まずは【タカ】を起動することにした。

『タカ』!!


 灯の怪盗服の背中部分に外付けの様にピンク色の大きな翼が出現された。

「おぉ、すごい!! 羽が生えた!!」

 確か浮かすために初めは結構な集中力が必要と璃子さんに言われたっけ……


(結構、難しい……)

 璃子さんがある程度、飛ぶための調整はしてくれたって言ってたけどこれは……

 色々、試行錯誤して何とか地上から2mから離れるまで行った。


「灯、すごいじゃん!!」


「灯ちゃんが鳥みたいになってる……」


「いや〜 出来るもんだ、ねぇぇぇぇぇぇ」

 少し気抜いたことでそのままの位置で360度回転したり、翼がいうことが効かなくなりあらぬ方向へ飛んでいく。

「助うぅうぅけぇぇぇぇぇっぇてぇぇぇぇぇ」

 灯はそのまま天井に激突し落下した。

 クイーンズブラスターASKから【タカ】マガジンを取り外し疲れ果てて大の字になった。


(最近、頭に鳥さんが回ること増えたな……)


 翼ならクロに聞いてみよう……。今のクロは悪魔の翼を出せても飛行することができない。

 飛行するのもクロ自身の力と見做され、こっちに一時的に譲渡されている状態である。

(クロの力を早く全て使えるようにしないと……)

 灯はそのまま力尽き、気絶してしまった……



 灯が目を覚めると会議室兼リビングにいる事が分かった。

 灯はソファーに横になっており、額には濡れたタオルが乗っていた。


 上半身だけ起こして辺りを見渡すとメイド服のクロがトレイを持って灯の方に向かってきた。

「気が付いたようね。はい、コーヒー」

 クロはソファー近くの机に灯用のコーヒーを置き、心配していた。

「実践の前に新しい能力を試すことは偉いけど、無茶しちゃダメだよ!!」

 灯の額にデコピンをして苦笑しているクロ。


 灯は自分の額を抑えながら文句をクロに漏らした。

「痛い……仕方がないじゃん。翼を上手に扱うのって結構大変なんだよ。クロは今まで飛んでいたから直ぐに【タカ】を使う事が出来ると思うけど、私はそうもいかないのよ……」


「まぁ……人間には元々、備わっていないモノだからね。でも、怪我したんじゃ早く習得出来るものも出来なくなるわよ。でも、大丈夫よ……今の貴方には私の力があるんだから直ぐに物にできるわよ」


「だと、良いけど……」


(そう……灯には私の力がある……ごめんなさい、灯)




「起きた、灯!!」

 璃子さんが研究室から出てきて灯の状態を見た。

「うん!! 特に異常は見られないわね。まぁ、今日はもう安静にしているのよ」


「はい……」


「それにしても……。もっと調整する必要があるわね、【タカ】。今のままだとソドールとの戦闘に支障をきたすわ」

 璃子さんが【タカ】を再調整するために灯からマガジンを貰った。


「で、クロ。近藤は来た?」


「いや、まだ来てないわ。もうすぐじゃないかしら……」

 その場にいる全員が会議室に置かれているアンティークの大きな時計を見るともうすぐ夜6時になるのが分かった。


「私はまだ近藤さん慣れませんよ……」


「灯、あれはスルーするのが1番よ」


「坂本もそうだけど、腕は良いのに妙にクセが強いのよね。協力者達の皆さんは……」


 バンッ!!

 会議室の扉が勢いよく開き、見覚えがある男が靴を鳴らしながら入ってきた……


「待たせたな、諸君!! 赤き光が沈み漆黒の闇……。そろそろ我が力を解放する時が来たようだな!! 麗しい姫君からの天命を聞きつけ、地獄の深い深い深淵の世界から馳せ参じた。」

 入ってきてすぐその場で回り出す近藤さん……。


 近藤さんは慣れているのか回り続けていた身体をきちんと私達の方に向け、6月になっても黒コートを手放さない近藤さんは両手で黒コートを後ろに払い、謎のポーズを取り宣言した……。

「我が──神を殺す男の名は白夜煇ホワイトゲース!!」


「あの……近藤さん……」


「ふん。近藤などとチープな名は知らん!!」


「あの……ソドールの情報を……」


「あぁ!! そうであったな!! こちらが例の血塗られた混沌狐の記録ブラッディーレコードだ!!」


 

この話を書いているときはひたすら厨二について調べていました。

なので、拙いものになっています。


灯達が使えるソドール能力

No.14 ライオン 白黄色

No.25 カメラ 黄茶色

No.29 キャット 青マゼンタ色

No.33 ホッパー 青ピンク色

No.35 スパイダー 赤紫色

No.44 タカ  白桃色

No.47 シャーク 青水色

No.48 ボーン 茶橙色

No.52 ダイヤモンド 水白色

No.53 ミラー ピンク赤色

No.55 クレーン 煉瓦橙色

No.56 ラッキー 茶黄緑色



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