表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
レッド・クイーンズ ~天織灯のあくまな怪盗生活~  作者: 麻莉
3章 7月 冱蝕の氷龍止めるわ、剣と拳
175/193

58話 壁を這う炎のホイール 

前回から数日、開けてしまい申し訳ありません。

元々出す予定だった話はこの今回投稿する話の戦闘後の話であることに気づいてしまい、後続の話もその話で進めていました。なんでいきなりこんな話をしているのかとかおかしな部分が多く。なので全部改編していました。

さようなら、1万字君。でも安心してくれ。君の命は別に保管されているから。機会があれば別話で起用するかもしれない......

更にどうも酸欠状態で仕事していたらしく、安静にするために昨日は帰って即、寝てました。



ビルの最上階。屋上から別のビルに乗り移ろうとした瞬間————


 強烈な爆発音が鳴る。ヘリが来たかと感じた。しかし、周囲を見渡してもパイロットが操られているかもしれない報道ヘリがこちらに接近してくる気配がない。左右を確認しても、僕らを捕獲するために操られている人垣もない。元々人気のない屋上。誰かが来れば一目で分かる。あれば真っ先に気づくし、危機回避の案内も出る。では、どこから……


『下——10メートル』


 一抹の不安を抱きながら、屋上の縁に足を置く。見下ろす感じで下へ視線を向けた。

 どういう原理か分からないが、ビルの壁に貼り付いてバイクを走りらせ登ってくるバイク型がそこにいた。バイク型は一気に駆け登り、僕らのいる屋上へ参上する——タイヤが炎に包み込まれながら。


 バイクが着地したと同時に床に強い衝撃が起こる。地響きと共にコンクリート床が砕け散った。

 かなりの振動が伝わったがなんとか倒れ込むことにはならずに済んだ。


 バイク型はホルスターに入れている銃を抜き、僕へ向かって銃を構える。


「くそッ! めんどいのが来たな……」


「無駄な抵抗をやめろ」


 バイク型が乗っているバイクのサイドバックボトムには、排気口に巻き付け、マフラーブラケットを隠してあった。エンジンが唸り上がる。マフラーからも大量の煙が吐き出されていた。同調するかのように炎の輪も威力を増していた。回転し続けている炎のタイヤからはみ出た火の粉が床に点在していた。



『ボム』!


【ボム】を装填し、【捕食者の影爪】(シャク・ロドエ)を武装して前方にいる鋼鉄バイクが迫ってきた。

 機動力がある暴走バイクに乗っているバイク型が二発ぶっ放してきた。

 横前転して回避。お返しと称して、クイーンズブラスターから弾数無限の連射を行う。



 巨大なバイクに乗っているのにも関わらず、小回りで銃弾を全て回避していた。あらかじめこちらがどこを撃つか分かるかのように機敏な動きを見せている。


 炎に包めれている前輪を【捕食者の影爪】(シャク・ロドエ)で切り裂こうとしたが、鉤爪の役割をしていた【リッキープレイド】がタイヤから放出している高温の熱で溶け始めた。

 ドロドロとしたスライムみたいに【リッキープレイド】だったものが床に落ちる。

 即座に距離を取り、【リッキープレイド】を生やした。



「早速、三本消費してしまったよ……」


 こちらを冷静に分析し始めるバイク型。

「その武器は爪部分が換装可能。数が不明。恐らくガントレットに貯蔵されている。なら……」


 再移動し始めるバイク型。左手に持っている銃を僕に対して銃口を向けた。銃口から三発の銃弾を連続で撃ち出された。





 こちらも対抗しようと行動を移す時、クイーンズブラスターが手から溢れてしまった。どうやら、自分の手汗が滑ったのが原因。自分自身のうかつさに腹が立つ。敵が迫ってくるこの状況で武器を敵への罠作戦以外で手放すことのは愚か者。

 地面に落ちてしまったクイーンズブラスターを拾ろうと手を伸ばした時、立ちくらみが発症してしまい自分の身体も前のめりに倒れた。避けることには成功したけど、身体が重かった。


 灯:どうしたの!?


 黄華:わっかんない……急にめまいが


 青奈:なんか、暑いわね。この身体……


 自分の身体がどんどん暑くなっていくのを感じる。大量の汗を体外に排出され、地面には水が撒かれたような状態になっていた。あまりにもおかしい量の汗に驚きたかったが頭痛が激しくなって正常な判断ができずにいた。その証拠に灯と青奈は地面が高温になっているのに感知しているが僕は感じることができずにいた。


『ボーン』!


 頭に【ボーン】を撃つ。骨でできたヘルメットが完成した。全身を覆うことが不可能だったがせめて正常の判断ができないと支障をきたすってことで頭だけを守った。


 黄華:なんか生き返った気分


 灯:大丈夫?


 黄華:なんとか……でも、身体が上手く動かせないかな


 灯:頭以外、まだ暑い


 青奈:これがバイク型の残りの力みたいね


 青奈:こんなおかしな現象、ソドールの能力じゃなきゃ説明できないわね


 青奈:今の身体の状況はおそらく、熱中症に近い状態になっているはず


 青奈:身体が不調を来すのも体内の機能が正常に働いていないこと。めまいや頭痛、私したちの異常なまでの汗の量、地面があっという間に高温になったこと。それにバイク型が火に包まれていること。それらを複合した結果。あの炎は周囲にも影響を与える火


 黄華:自分だけ火で強化していると思ったけど、僕らにも攻撃してくるとは


 青奈:熱風が尋常なくらい吹き荒れているから、その余波で身体の体温がおかしくなった見たいね



 倒れている獲物ほど簡単に狙える場面。バイク型は弾倉を切り替え、照準を僕に合わせる。

 一発、二発、三発と続け様に銃弾が放たれた。


 顔は【ボーン】マスクで無事だと思うがその他が危機的状況。動くのもしんどくなってきた。でも回避しないと死んでしまう絶対絶命のピンチ。苦しいが少しなら問題ない。

【ボーン】を外し、【ボム】を装填。


『ボム』!


 僕は目線近くに漂っている【ボム】で生成されている3個の爆弾。その内の一つを掴み投擲した。

 ピンはないが、漂っている【ボム】爆弾が世に放たれると数秒で爆発してしまう。

 弾道目がけて【ボム】を投げたのでバイク型が連射した銃弾も爆発に巻き込まれた。



 起動者が所持しているソドールのマガジン数によって【ボム】の威力は変動する。

 今の威力は戦車の砲弾くらい。爆発したのが屋上で良かった。【ボム】が大爆発したのが下にある道路などなら、周囲の建物は簡単に砕け散る。一瞬にして瓦礫の山に成り変わってしまう。


 大量の煙が視界を奪う。いつバイク型が攻めてきてもおかしくない状況。


 僕は起動したことはないけど【スモーク】は煙を吸収して動力源として活用できるらしい。生憎、映画館で橙の悪魔に【硬朱の甲(フィスト)】を叩き込むために使用してしまったために現在は使用不可になっている。今朝の璃子の口ぶりからそろそろ再稼働できるはず。使うことができればこっちのもの。【スモーク】には敵を捕獲やマーキング可能な煙など多種多様な色煙を有している。早く璃子から貰いたいもんだ……


 煙の流れが変わる。同時に煙の中から数発の弾丸が排出された。爆発前よりも正確ではない。僕を狙う一点連射ではなく、勘で撃った感じだった。


 【捕食者の影爪】(シャク・ロドエ)で銃弾を弾いたり、ジャンプして回避するなどをした。

 煙が次第になくなり、前方の視界がハッキリする。しかし、バイク型はどこにもいなかった。


「どこ……行った?」




『後ろ——1秒』


 振り向く間もなく、鈍い音が身体を駆け巡る。苦痛の叫びを上げながら屋上の縁まで転がった。

 背面には更なる痛みが走る。口には血が垂れていた。コンクリートでできた縁に勢いよくぶつかる。



 背中の痛みを無理にでも無視して立ち上がる。背中を襲ったのはバイク型。奴は煙が立ち込む間に反対側までバイクで移動し、僕の後ろまで来て前輪で突撃してきた。


 床を確認したが、タイヤ痕が見当たらない。となるとバイク型が僕の後ろへ到着した方法は一つ。ビルの壁を走行した、これだ。だけど、普通やろうとするか? バイク型もまた頭のネジが飛んでいるやつかもしれない。


 青奈:黄華。交代よ


 黄華:了解。気をつけろよ


しかしながら本編では黄華が脱水症状。麻莉が酸欠って......変にリンクしなくても良いのに......


バイク型がやったのはランダムに銃弾を撃ち、弾がどの位置で当たった、敵が弾丸をどこで弾いたのかの確認。そうして怪盗の位置や方向を調べ回り込み作戦。煙の中でよくやるよ、全く......


バイク、炎、魔人。何故、弱体化できないんだよ


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ