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第7話 『刹那の覚醒』と逃亡

スキル効果変更のご報告です。

『足掻き』スキルですがクールタイム十秒を設けました。

これでもチート臭いですが、これくらいじゃないと冗談抜きで『最弱種族』保有者が死ぬ可能性が100%近いです。

【『頑丈』のレベルが上昇しました】


 目の前に迫る蹄を前に俺の思考は今までにない程加速し、世界が色あせ、時間の進みを遅く感じる。考えろ、考えろ考えろ!!俺が生き残る道をッ!!こんなところでは死ねない!!!


【ノーマルスキル『集中』を習得しました】

【ノーマルスキル『高速思考』を習得しました】

【条件:瀕死状態かつ危機的状態かつ致命的攻撃かつ『高速思考』・『集中』の同時習得を達成しました】

【称号『刹那を生きる者』を獲得しました】

【エクストラスキル『刹那の覚醒(フラッシュ・ウェイク)』を取得しました】


・集中:一つの物事だけを考え、それに不必要なものを視界から排除するスキル。生産の場合、作業効率が上がり。戦闘の場合、相手の動きが良く見える。


・高速思考:高速で思考することを可能にするスキル。まるで自分以外のものの時間が遅くなったように感じる。初期では二倍。


・『刹那を生きる者』:如何なる時も全力で生きようとする者に与えられる称号。エクストラスキル『刹那の覚醒』を取得する。追記|貴方はこの世界で確かに生きている。これは誇っても良いことだ。


・刹那の覚醒:自らのHPが1%以下になった時自動的に発動するスキル。このスキルの保有者が次に行動するまで保有者の思考速度は五千倍となる。また、行動後は十秒間思考速度五百倍、ステータスは三倍される。ただし、効果が切れると同時に筋肉痛《重度》になる。意図的に発動することもできるがその場合、一秒間思考速度五倍、ステータスは1.5倍となる。クールタイム一日。覚醒の時は未だ遠い。


 な、何だこの規格外スキルはッ!?クールタイムを考えても思考速度五千倍とかありえないだろ!?しかもその後の効果は全然刹那じゃないし!!っていうか、『覚醒の時は未だ遠い』って何!?

 あれだけ素早かったグランドボアの動きが止まる。と言っても此方も動けないわけだが。まあ、スキルの事は今は良いや。さて、今の状況を整理しよう。幸いにも時間はたっぷりとある。

 まず、この一撃を受けたらどうなるのか。『足掻き』のお陰で三十秒間HPの増減はないがそれでも骨折などの異常状態を防いでくれるものではない。つまり、完全に行動不可能になるので受けたら詰む。

 次、『足掻き』や『刹那の覚醒』を含めて全力で強化を施すとステータスは八倍になるが、グランドボアを一撃死させられるとは思えない。うまくいっても四分の三はHPが残るんじゃないか?そもそも、俺のVITはあれだから反動で死ぬかもしれないし。

 うん、結論は三十六計逃げるに如かず、だな!今は生き残って、次の機会で奴を殺す!!ただ問題があるとすれば、思考速度五百倍でも俺の動きが無茶苦茶スローに見える点だな。ある程度調整はしてくれると思うけど。それじゃあ、行動開始だぜ!!

 俺は気を纏い動き出そうとした。ん?何か腹辺りから暖かいのが全身に広がって・・・これってまさか『気』か?


【条件:自らの気を正確に感じるを達成しました】

【隠しノーマルスキル『気感知』を習得しました】

【条件:気功系ノーマルスキルコンプリートを達成しました】

【気功系ノーマルスキルをスキルポイント5ポイントで統合可能です】

【統合しますか?Yes/No】


 今逃亡中なんですけど!?ほら、俺の動く速度より速く相手の蹄が動いてるのが分からないんですかねぇ!?その前に『気感知』スキルの詳細!!


・気感知:気を感知することが出来る。今までよりも精密に気のコントロールができるようになるだろう。習得条件は自らの気を正確に感じること。


 なるほどねー!それじゃあ、とっとと統合しちゃってマジで!!


【気系統ノーマルスキルを統合しました】

【ステータススキル『氣』を獲得しました】

【条件:ステータスキル『氣』の獲得を達成しました】

【上位スキル『練氣』を習得しました】

【上位スキル『氣功』を習得しました】

【上位スキル『氣操作』を習得しました】

【上位スキル『氣感知』を習得しました】


 いや、何かいろいろ手に入れたんだが!?ってそんなことよりも今は逃げなくては!!スリルは良いが勝てない戦いをする趣味はねぇ!

 ゆっくりと踏みつけの範囲外に出ようと走る俺、そんな俺よりも速いスピードで振り下ろされるグランドボアの蹄(視覚的には五十歩百歩)。

 ぬおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!間に合えー!!どりゃああああああああ!!!

 脚を集中的に気で強化し、モ○ハンで言うところの緊急回避を行った。俺が蹄の範囲から逃れるのに少し遅れてグランドボアのスタンプが地面を抉り衝撃波を生み出す。


「どぉぉぉぉぉぉぉぅわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」(思考速度のせいでスローモーション)


 その衝撃波で空中をさらに高速で舞う俺。くっ、このままじゃ木にぶつかって骨折してしまう!態勢を変えて木の幹に着地するしかねぇ!

 空中でどうにか体制を変え、強化した足で木に対して垂直に着地し、すぐさま別の木へと跳躍する。それを繰り返し、来た道を戻るように移動する。


【ノーマルスキル『跳躍』を習得しました】

【『頑丈』のレベルが上昇しました】

【『跳躍』のレベルが上昇しました】

【『頑丈』のレベルが上昇しました】

【『跳躍』のレベルが上昇しました】

【『頑丈』のレベルが上昇しました】

【『跳躍』のレベルが上昇しました】

【『頑丈』のレベルが上昇しました】

【『跳躍』のレベルが上昇しました】

【『氣操作』のレベルが上昇しました】

【『氣功』のレベルが上昇しました】

【ノーマルスキル『立体機動』を習得しました】


 おお、さっきより着地と跳躍が楽だ!うん?・・・あれはプレイヤーか?俺の進路上にいるなんて如何やら殺されたいようだな!!両手に気を集中させ、気を刃のように展開する。拙いな、気の残量が半分を切った。だからお前らは早々に沈め!!こちらに気が付かない内に進路上にいたプレイヤー二人の首を飛ばす。


【『暗殺術』のレベルが上昇しました】

【『暗殺術』のレベルが上昇しました】

【『奇襲』のレベルが上昇しました】

【ノーマルスキル『手技』を習得しました】

【新たなる技『正拳突き』を習得しました】

【条件:『手技』Lv1かつ『氣功』Lv1を達成しました】

【新たなる技『正堅突き』を習得しました】

【『立体機動』のレベルが上昇しました】


 他にもプレイヤーがいたがそれは放置!俺が目指すべきは動物らしき気配が集まっている場所。即ち、水場だ!邪魔する奴には容赦はしねぇ!!


【種族レベルが上昇しました】

【『暗殺術』のレベルが上昇しました】

【『暗殺術』のレベルが上昇しました】

【『暗殺術』のレベルが上昇しました】

【『暗殺術』のレベルが上昇しました】

【『暗殺術』のレベルが上昇しました】

【『奇襲』のレベルが上昇しました】

【『奇襲』のレベルが上昇しました】

【『奇襲』のレベルが上昇しました】

【『奇襲』のレベルが上昇しました】

【『不意打ち』のレベルが上昇しました】

【『不意打ち』のレベルが上昇しました】

【『不意打ち』のレベルが上昇しました】

【『不意打ち』のレベルが上昇しました】

【『不意打ち』のレベルが上昇しました】

【『手技』のレベルが上昇しました】

【『手技』のレベルが上昇しました】

【『手技』のレベルが上昇しました】

【新たなる技『手刀』を習得しました】

【条件:『手技』Lv5かつ『氣功』Lv1を達成しました】

【新たなる技『氣功斬』を習得しました】

【『手技』のレベルが上昇しました】

【『手技』のレベルが上昇しました】

【『立体機動』のレベルが上昇しました】

【『立体機動』のレベルが上昇しました】

【『立体機動』のレベルが上昇しました】

【『立体機動』のレベルが上昇しました】

【『跳躍』のレベルが上昇しました】

【『跳躍』のレベルが上昇しました】

【『跳躍』のレベルが上昇しました】

【『軽業』のレベルが上昇しました】

【『軽業』のレベルが上昇しました】

【『氣功』のレベルが上昇しました】

【『氣操作』のレベルが上昇しました】


 その後、前回以上の数のプレイヤーを仕留め、十秒ぎりぎりで大きな池に不時着した。


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