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初めての魔法と友情と

 ロインに血を分けた翌日はまた休みの日だった。

 休んだ次の日にお店を開け、その次の日に休みという不定期な休みだがダンジョンの結界管理の都合上仕方がないらしい。

 結界自体は国が管理してくれているのでそれに合わせた休みになる。


 なので今回の休みもまたジェーンとサーラと共に食堂でテーブルを囲むことにしていた。

 前回の女子会の際にどうしてもやってみたい事が出来たからだ。

 そんな訳で前回甘いチョコレートの滝があったテーブルの上には、今日湯気を立てた黄色の滝が鎮座している。

 前回の女子会でチーズフォンデュの話題が出たためやってみたいと満場一致で決まったのだ。


「これチョコの時と一緒でパンに合う!」

「だから貴方パンばかり食べすぎよ」


 ドロッと溶けたチーズを串に刺したパンにからめながらサーラが感動したような声を出す。

 正面で呆れたような声を出すジェーンの姿もこの間と同じ光景だ。


「ヤバい、二人が持ってきてくれたジャガイモめちゃくちゃ美味しい」

「……貴方は芋ばかり食べすぎね」


 しかし今回は私もサーラの気持ちがわかる。

 二人が持って来てくれるのは森などで採れた新鮮な果物や野菜が多いのだが今回のジャガイモがめちゃくちゃ美味しい。

 ホクホクしたジャガイモに絡んだ熱いチーズで舌を火傷しそうになりながら、ひたすらにモグモグと食べていく。

 結構な量を貰ったため余ったジャガイモはキッチンの方に置いてある。

 後で私と叔父さんで食べよう。コロッケも良いけどじゃがバターでも食べたい。

 色々と頭の中で計画を立てつつ、三人で色々な具材を口に含んでいく。


「私このアスパラ好きだわ」

「鶏肉も美味しい、口の中で肉汁が広がるの堪らない!」

「ウインナーも良いよ、ジャガイモと同時に食べるともっと美味しい」

「アヤネ本当にさっきから芋しか食べてなくない?」

「だって美味しくて止まらないんだもの」


 大量に用意されたチーズと具材が半分位まで減ったあたりで、ようやくフォンデュ以外の話題がポツポツと出始める。


「そういえば、昨日初めてサーラが幼馴染君をデートに誘ったそうよ」

「え、本当?!」

「あーうん、一昨日ここで話しててちょっと勇気出してみようかなって思ったんだよね」


 銀色の狐耳をピコピコと前後に動かしながらサーラが恥ずかしそうに笑う。

 雰囲気的に失敗はしてなさそうだ。


「その様子だとオーケー貰えたんでしょう? どうやって誘ったの?」

「うん、やっぱり話し始めちゃうと喧嘩腰になっちゃうから挨拶すらなし。呼び止めてすぐに次の休みに出かけないかって聞いたんだ」

「それで向こうも良いって?」

「……うん。良いよって言ってくれた後すぐにどっか行っちゃったけど」

「それ向こうも照れてたんじゃない?」


 恥ずかしそうに俯くサーラの美少女っぷりに私が胸を射抜かれたような気分になりながら、きゃあきゃあと三人で盛り上がる。

 どんな場所でだって恋バナは楽しいものだ。


「そうかな、そうだと良いな」


 どこか幸せそうで、でも不安そうに呟くサーラにいつものような活発さは感じられない。

 楽しくて幸せなのに、不安が湧き上がって来る。

 そんな表情をしているサーラを見てジェーンと二人で顔を見合わせて笑う。

 サーラは不安がっているが、ジェーンの掴んできた情報ではしっかり両想いらしいので上手く行く事を願うばかりだ。


「大丈夫、絶対に上手くいくよ。」

「そうそう、サーラに必要なのはデート先で頑張って素直になる事。喧嘩吹っかけちゃだめよ?」

「うん、頑張る!失敗したらちゃんと慰めてね」



 もちろんという言葉がジェーンと揃うが慰めるよりも成功を祝えたらいいな、なんて思う。

 えへへ、と笑って串に刺さったパンを頬張るサーラを見て笑う。

 ふと優しい笑顔を浮かべていたジェーンの笑みが意地悪そうなものに変わった。


「私、ここに来てからちょっと気になっていたことがあるのだけれど」

「え、何?」


 こちらを見てそう告げたジェーンに、いつも通りの活発な表情に戻ったサーラも私の方を見る。


「アヤネが魔法を使えないのは魔力が出てくるための穴が無いせいだって言ったじゃない?」

「うん」


 スッと彼女の細い指が私の左腕を指さす。


「魔力、漏れてるわ」

「えっ?」


 パッと指された左腕を見る、サーラも同じ辺りを見ているがこの中で魔力の流れなんて見られるのはダークエルフのジェーンだけだ。


「え、本当に?」

「ええ、この間は全く空いてなかった穴が開いてる感じ」


 言葉を続けようとしたジェーンを遮る形で思わず叫んだ。


「え、じゃあ私今魔法使えるの?!」


 身を乗り出すように勢いよく聞いた私に驚いたのか、笑顔だったジェーンの瞳が丸くなる。

 その瞳がしかたないなあ、といった感じに細められて苦笑した彼女が口を開く。


「使ってみる?」

「うん、やってみたい!」


 ワクワクしてる様子の私を子供を見るような目で見ながらジェーンの細い手が私の左手を取る。

 興味深げに見守るサーラの視線を受けながら、ゆっくりと手に力が籠められるのを感じる。


「私が魔力を引き出すのを手伝うから、アヤネはこの前みたいに水をイメージしながら力を集めてみて」

「わかった」


 この間教わったように力を込めてみる。

 何も起こらなかったあの時とは違ってイメージした場所に体の中心から何かが集まっていくような感覚。

 その感覚がゾワリと強くなった瞬間、左腕に絡まるように黒い水流が何も無かった空中へ発生した。


「う、わあ……これ私が出してるの?」

「ええ、私は引き出すのを手伝っただけだから」


 そう言ったジェーンの手がそっと私の手を離すが、黒い水流は消えずに私の腕に絡みついている。

 冷たさは感じない、水流が起こす風圧が腕に当たるのを感じるだけだ。


「なんか嬉しくて涙出て来た」

「そんなに?!」


 驚いたような声をサーラが上げるが、魔法なんて無い世界から来た身としてかなり憧れていたのだ。

 何だかジーンと来て水流を見つめていると、何の前触れも無く消えてしまった。


「あっ?!」

「時間切れね」

「最初にしては長く出てた方じゃない? 私なんて最初火花しか出なかったし」

「うう、また使えるかな?」

「普通にしてたら無理だと思うわ」

「え?」


 ジェーンの方を見れば表情が最初に浮かべていた意地悪そうな笑みに戻っている。

 サーラも私と同じで疑問符を浮かべているし、今使えたのにもう使えないなんて事があるのだろうか。


「私使えるようになった訳じゃないの?」

「多分今日限定だと思うわよ。それに使い慣れてないから今日はさっきの一回で限界ね」

「つまりもうアヤネは魔法が使えない、と」

「ええー……じゃあ何で今日使えたの?」

「その理由を私も聞きたいのよね」


 にっこりと裏のある笑みを浮かべるジェーンの表情を見てなんとなく姿勢を正す。

 私の隣でサーラも何故かシャキッと座り直した。


「ええと……」

「まず貴方の魔法なんだけど、私が最初見た時は水属性かなって思ったのよね。使えなかったけど」

「ああ、だからこの間アヤネにイメージしてもらうのが水だったんだ。確かに火の魔法だとキッチン近くて危なかったけど、最初の魔法でそんなに威力出るか疑問だったんだよね」

「そう、自分に合った属性の方が使いやすいからね。まあ予想は当たってたから今日アヤネが水の魔法を成功させたんだけど」

「あたしもちょっと疑問に思った事があるんだけど、アヤネの出した水流は黒かったよね。大体は普通の色の水が出ると思うんだけどそれはどうなの?」

「そこよ。ここに来た時アヤネの腕に何故か闇属性の魔力が薄く絡まってたし、さっきの魔法にもアヤネの水属性に何故か闇の属性の魔力が混ざってたのよね。因みに私の見立てではアヤネの魔力に闇の属性は無いわ。」

「え、自分に無い属性の魔法なんて使えないよね?」


 不思議そうな表情を浮かべるサーラ、こちらを見て意味深に笑うジェーン。

 ジェーンの表情、闇属性の魔力、魔力が漏れていた左腕……ふと思い立った可能性に顔が引きつり咄嗟に左腕を押さえる。

 抑えた場所の服の下から手の平に伝わる包帯の感触。

 ……昨日ロインが噛んだ場所だ。

 それに気が付き思いっきり顔を引きつらせた私に、ますます不思議そうな顔をするサーラと意味深な笑顔を深めたジェーン。


「あら、どうしたのアヤネ? 何か理由が思いついたなら是非聞かせてもらいたいわ」

「あ、あはは……」


 私とジェーンの顔を見比べながら疑問符を大量に飛ばしているサーラには申し訳ないが正直笑ってごまかしたい。

 でもジェーンの表情が逃がさないわよと私に訴えかけてくる。

 うふふ、と右手で頬杖を突きながらジェーンが首をかしげる。

 妖艶な美女がするその仕種にときめきたい所だが生憎私の脳内はどう誤魔化そうか考えるのに必死だ。

 私たちの様子を見ていたサーラが少し膨れた表情で声を出す。


「何、どういう事?」

「つまりね、アヤネが今日魔法を使えたのはいつもなら塞がっている魔法を放出するための穴が開いていたからなの。それも左腕だけ。」

「左腕だけ?」


 そう言ったサーラが私が未だに押さえる左腕に視線を向けてくる。


「そう、そしてその左腕にはアヤネには無い闇属性の魔力が絡まってる。まあ普通に考えればアヤネ以外の魔力よね。しかも人に残せるくらい強い闇属性の魔力の持ち主の物」


 探偵の様に話し出したジェーンにますます顔が引きつる。

 これ絶対にバレてる、おまけにサーラも何か気づき始めてるという私に非常に優しくない状況になって来た。


「魔力の穴を開ける為の方法なんてわからないけど、もしかしたら出来るかもって方法を思いついたのよ。強い魔力の持ち主が自分の魔力を流し込む代わりに対象の魔力を吸収すればいい。そうすれば魔力交換みたいな形になるしその魔力の受け渡しの為に魔力の流れる穴は開くわ。」


 そこまで言って、今までで一番深い笑みを浮かべたジェーンが私に向かって続けた。


「ところでアヤネ、貴方この前闇属性の強い魔力を持つ人と一番仲が良いって言ってたわよね?」


 そこまで聞いてテーブルに顔を伏せる。

 ゴン、という鈍い音とともに額に痛みが走ったが気にしている余裕は無い。

 ここ数日でこのテーブルの木目を至近距離見るのに慣れてしまったのが私を微妙な気分にさせた。


「え、え? それってもしかしてロイン様?!」

「アヤネの反応的に当たりね。あの方なら吸血という手段で穴を開けながらの魔力の受け渡しが出来るし、魔力の強さから考えても一日後位までなら残ってるでしょうね」

「ええっ、じゃあアヤネはロイン様に吸血されたの? 左腕を?」


 キャーッと盛り上がるサーラの声を聞きながら沸き上がる羞恥心で顔が熱くなった。

 ダークエルフってそこまで見えるのね、なんて頭の中でまだ冷静な部分が考える。


「ロイン様の現状で無理やり吸血する必要は無いから、何かしら理由があってアヤネから分けたんでしょう?」

「ええーどういう状況でそんな事になるのかあたし知りたいなあ」


 からかう気満々の二人の空気を感じてテーブルに突っ伏したまま小さく唸る。

 これは絶対に根掘り葉掘り聞かれるやつだ。

 もう仕方ないのでこれを機に普段思っている事まで言ってしまおうと勢いよく顔を上げる。

 絶対に耳まで赤くなっている自信はあるが、もう勢いだけで口を開いた。


「だいたいね、これは貴方達にも言えるけど怪我を軽く考えすぎなの!」

「え?」

「確かに戦ってる人に怪我をするな、なんて言えないよ?私は戦えないから尚更ね!」


 ポカンとしている二人に捲し立てる様に続ける。


「でも正直貴方達が怪我する度に心配になるの! その怪我が原因で動きが鈍って万が一の事があったらどうしようとか、それじゃなくても痛そうで不安になるのに。貴方達だけじゃなくてこのお店を通ってダンジョンに行く人たちには万全の状態で行ってほしいってずっと思ってる。なのにロインは魔法が使えない位に消耗してるけど輸血用の血液が少ないから断ったとかいうしさ! 怪我されたくないから葛藤の末提供したんです!」


 そこまで言ってまた机の表面にお世話になる事にして突っ伏す。

 少しの沈黙の後、二人の笑い声が小さく響いた。


「ごめんねアヤネ、そこまで心配してくれてたんだ」

「怪我無しは流石に無理だけど、これからはもう少し意識して無茶しないようにするから」

「……約束だからね。せっかく仲良くなれたんだからおばあちゃんになっても仲良くしてたいんだから」


 顔を上げれば嬉しそうに笑う美女二人。

 どうやら今までよりは二人の怪我の心配をする可能性は減ったらしい。


「うん、あたしもずっとアヤネと仲良くしてたいよ」

「そうね、おばあちゃんになってもこうしてお茶会しましょうね」


 三人で顔を見合わせて笑いあう。

 新しい世界で出来たこの関係が今まで以上にしっかりと強固な物になったような気がした。


「ところでロイン様に噛まれた感想はどう?」

「話し戻すの?! 今結構いい雰囲気だったじゃない!」

「それとこれとは別。ほら、親友である私たちの間に隠し事は無しよ」


 結局蒸し返された話から逃げる事は不可能で根掘り葉掘りしっかり聞かれてしまう事になった。

 最終的に私が照れまくりの意識しまくりだった事までばれた挙句、ロインだけでなく朝夕にルストやヴァイスさんにまで照れていた事までばれてからかわれる羽目になってしまった。

 女子のパワー恐ろしい……まあ私が逆の立場だったら同じ事をしているとは思うが。

 女子会が恋愛話になるのは仕方ないが今日は私がターゲットになる時間が多かった気がして、夕方にはぐったりしてしまった。

 萎びた野菜の様になった私を見た二人がおかしそうに笑う。


「今日はこのくらいにしておいてあげましょうか」

「そうだねーこの先アヤネが本気で恋愛した時どんな相手になるかは気になるけど」

「その時はもちろん私たちに話してくれるんでしょう?」

「はい、喜んでー」


 投げやりな私の返事に大きな笑い声が返され、夕焼け色に染まる食堂に響く。

 楽しい女子会も、もう終わりの時間だ。

 ひとしきり笑った後、スッと佇まいを直したジェーンが私とサーラを見る。

 そっと自分の荷物から取り出した封筒を私の前に二枚、サーラの前に一枚置いた。


「これは?」


 白ベースの封筒にセンス良く花と蔦がデザインされた封筒にはそれぞれ私の名前と叔父の名前が書いてある。

 サーラの前に置かれたものにはサーラの名前が書いてあるようだ。

 私たちの視線を受けたジェーンが夕陽の中で幸せそうに笑う。


「少し先なんだけど正式に結婚する事になったの。これは招待状……結婚式、来てくれる?」


 サーラと二人ポカンとした一瞬後、おめでとうの声が勢いよく重なった。

 相手は婚約者であるダークエルフ、ジェーンがずっと思い合っていた相手だ。


「もう、何で最初に言わないの?!」

「これから結婚式の準備になっちゃうからしばらくこうして集まるのが難しくなりそうで。ダンジョンに潜る頻度も減るだろうし、こうして三人で何も気にせず話せる日をいつも通り過ごしたくて……結婚してからも今まで通りの頻度とはいかないけどまたみんなでこうやって集まってくれる?」

「当たり前じゃない!」

「そうそう、さっき言ったばかりじゃない。おばあちゃんになっても仲良くしようって。」

「……うん」


 少し寂しそうな声で笑うジェーンを見て、サーラと顔を見合わせる。


「そんな声出す必要ないって。私はいつだってこの店にいるし、サーラだって大体決まった時間に来るんだもの。会いたくなったらいつだって来て。マリッジブルーとかになっても私たちが背中押してあげるから。」

「そうだよ、なんだったらジェーンの都合がいい日に私がアヤネ連れてエルフの集落まで会いに行くから!」

「そう、そうね……これからもずっと仲良くしてね?」

「当然!」

「いつだって会いに来てね、ジェーンの惚気話楽しみにしてるから」


 なんとなく三人で手を握り合う。


「結婚式、楽しみにしてるからね」

「ジェーンのドレス姿もね」

「ふふ、なら私は二人の恋愛話が進展する事を楽しみにしてるわ。何かあったらちゃんと手紙でもいいから教えてね」

「うん!」


 寂しさを少し消して、幸せそうにジェーンが笑う。

 前の世界でも仲の良い人はみんな独身だったから友人が花嫁になるのを見るのは初めてだ。

 こんなに胸が温かくなるものなのかとしみじみ思う。

 幸せになってほしい、そう強く思いながら手を振って店を出て行く彼女たちを見送った。



 ______



 部屋に戻りイスに座って貰った結婚式の招待状を開いた。

 机に座っていたモモが首をかしげるのを横目に内容に目を通していく。

 日付は少し先だし、エルフの集落で行われるらしい。

 行った事のない場所だ、叔父さんは知っているだろうか。

 そういえばこの世界の結婚式のマナーなんて知らないし、そういう場所用のドレスも持っていない。

 せっかくの親友のおめでたい席だ、一式きっちりそろえなくてはと思いながらモモに話しかける。


「ねえ、モモ。ジェーンが結婚するんだって。幸せそうだったよ、少し寂しそうだったけど」

「キュー?」

「結婚すると色々変わるもんね、ジェーンが言っていた通り今までみたいに頻繁には集まれなくなる。ちょっと寂しいけど幸せになってほしいなあ」


 大好きな人と結ばれる結婚はゴールでありスタートでもあると思う。

 新しく出来る事も増えるけど、逆に諦めなくてはいけないものも出てくる。

 それでも、幸せそうに笑ったジェーンを思い出すと暖かい気持ちになった。


「結婚かあ、私もいつかするのかな? ねえモモ?」

「キュー」


 返事のように鳴いたモモに笑って、自分の未来を考える。

 恋はしたいと思う、結婚もしたいとは思う。

 それがジェーンのように心から思っている相手とならどれだけ幸せな事だろうか。







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