【Session6:縄文時代①~世界最古と最古級~】
【はじめに】
本当は別のことを話そうと思ったのですが、古代日本についての歴史認識を共有しておく必要があると感じたので、古代日本を縄文時代から語ります。
※トルコ人、トルコ系民族とは一切関係の無い内容ですが、最終的に一本の糸に繋がります。
【session6:縄文時代①~世界最古と最古級~】
と言うことで、今回話す内容は、古代日本・・・縄文時代の話になります。
皆さんは、縄文時代についてどのような知識を持っているのでしょうか。
縄文土器、竪穴式住居、狩猟採集生活・・・学校教育では、このように習ったかと思います。
間違っては無いです。
しかしながら、このような学校教育は、縄文時代に対する認識を大きく歪ませます。
さて皆さん。
青森県の大平山元I遺跡から発見された縄文土器が、2009年まで“世界最古の土器”だったと言うことをご存知でしょうか。
長崎県の福井洞窟から発見された陶器が、2009年まで“世界最古の陶器”だったと言うことをご存知でしょうか。
沖縄県のサキタリ洞遺跡から発見された釣針が、今もなお“世界最古の釣針”だと言うことをご存知でしょうか。
北海道の垣ノ島遺跡から発見された漆器が、今もなお“世界最古の漆器”だと言うことをご存知でしょうか。
新潟県の大角地遺跡から発見されたヒスイ製のハンマーが、“世界最古のヒスイ利用”だと言うことをご存知でしょうか。
富山県の小竹貝塚から発見されたヒスイ製の装飾品が、“世界最古の装飾品としてのヒスイ利用”だと言うことをご存知でしょうか。
加えて、装飾品としてのヒスイ利用が、“世界最古級の宝石の利用”だと言うことをご存知でしょうか。
凄いですよね。
この日本で、世界最古級の土器や陶器が出土し、世界最古の釣針や漆器、ヒスイ製品が発見されているのです。
世界最古級とは、当時の最先端・・・これは、古代日本が先進国だったことを意味しています。
当時の最先端技術を多数保有していた古代日本。
それでは、世界最古級の歴史遺物が次々と発見されるこの時代区分を、私たちは何時代と呼んでいるのでしょうか。
はい、もうお分かりですね。
これこそが、私たちの御先祖様が築いた縄文時代なのです。
・・・。
・・・・・・。
何か学校で習った縄文時代と違いません?
【おまけ】
縄文時代より前の時代・・・旧石器時代の話になってしまうのですが、群馬県の岩宿遺跡で出土した磨製石器もつい最近まで“世界最古の磨製石器”でした。