表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

枕の下に 希望の上に(11)

推測の集合体

欲しい物がある

才能では無く

金でも無い

人では無く

心でも無い物だ

表現できない

だが

確かに欲しいのだ



あれは何だ

無でありながら

そこに有るのだ

存在している癖に

誰も知らない

質量も熱量も

計測器は反応しない

だが

確かに有るのだ

操ることのできない意思から

零れ落ちたモノの集合体



欲しい物がある

夢では無く

権力でも無い

運では無く

時間でも無い物だ

表現できない

だが

確かに欲しいのだ



あれは何だ

形でありながら

それは変化するのだ

存在している癖に

誰も知らない

言葉にも時間にも

明記されていない

だが

確かに有るのだ

操ることのできない意思から

零れ落ちたモノの集合体



幽霊なんて

言う気は無いが

幽霊みたいなモノと言って

差し支えない

確信を持って

何も言えなくなるモノ

人の裏側で見え隠れする

集団の中で飛び回る

世界中で暴れ消えている

変わること無く

継続している

操ることができない意思から

零れ落ちたモノの集合体



それを鍵に

全ては廻り

人は何かを手に入れる

綺麗か汚いかは

別にして

人としての役割には

見えないモノが残る

今日も増えて行く

明日も増えて行く

繰り返して纏まって行く

その風は

誰かにも届いて

気づかずに死んで行く

正体は全くわからない

操ることのできない意思から

零れ落ちたモノの集合体






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ