表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
平凡な主人公の異世界生活  作者: カイザ
仲間集め
9/127

勝利の代償

走る。

とにかく走る。


ギルドからの応援を連れて来たマリーは、

洞窟の中を走る。


嫌な予感がする。

カケルが、洞窟から出て来ないから、何かあったのではないか、と。


進むにつれ、音が聞こえる。

「はあああああああああっっっっっっっ!!!!」

カケルだ。カケルの声だ。

カケルは、奥にいる何者かと、戦っているのだろう。

「ああああああぁぁぁぁぁっっっっ!!!」

痛々しい声が洞窟に響く。


「まずいんじゃぁないか?嬢ちゃん。」

応援に来た冒険者がマリーに問いかける。

「……奥が見えて来ました!!」


広い空間に出た。

そこに、巨大な豚と、ボロボロになって戦っているカケルがいた。

「おい、あれ、ピッグマンじゃねーか!、レベル10くらいでやっと倒せる奴だぞ、嬢ちゃん、彼何レベだ?」

「えっと、レベル2だったはずです。」

あの時のゴブリン退治が初めての戦闘だって言ってたし、

「それじゃヤバイじゃないか!?、早くたすけないと!」

「待ってください!、カケルは、次の一撃で終わらせようとしています。今行ったら、巻き込まれますよ!」


マッスルパワーを右腕に集中させているのが見える。

カケルは、豚の攻撃をかわし、

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっっっっっっっっ!!!!!!!」


カケルは、叫び、最後の力で豚を、斬り倒す。

力を出し切ったカケルは、その場に倒れた。

マリー達は、カケルに近づく。

「……こいつやりやがった!、ピッグマンを倒しやがった!!」

「すげー!、こいつ何者だ!!?」


マリーは、カケルを見る。

左腕は、骨が粉々になり、肉が潰れている。

右腕は、さっきの一撃で、負傷して、肌の色が青く変わっている。


「……誰か、回復魔法使える人はいませんか!?」

「簡易てきな治療は出来るぞ。」

そう言って、冒険者は、治療を始めた。

「本格な治療は、俺には、無理だから、病院に頼んでくれ。」


今ここにヒーラーは、居ない。

町に帰って病院に行かなくてはならない。

治療が終わった冒険者は、カケルを背負い、

「治療は終わった。病院に行くぞ!」

再びマリー達は走った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ