仲間
あの後エクスカリバーがあまりにも重すぎるため、俺はマッスルアップという筋肉増強系のスキルを習得した。
力のリミッターを解除し、パワーアップする。
しかし、リミッターを外し過ぎると、筋肉が負担に耐えきれず、筋肉が崩壊するスキルだ。
ま、剣持つためにしか使わないから、そこまで負担がかからないだろう。
そして俺はギルドに向かった。
***
仲間募集から6日目、
誰もこねー
俺に仲間なんて無理なのだろうか。
そう、半分諦めていた。
「仲間募集の掲示板、見たのですが。」
来た!、来た!、来たーーー!!
俺は振り向くと、そこには、黒い髪、青い瞳をした可愛らしい女の子がいた。
身長は160ぐらいか、うん。普通に好みかも。
あ、でも年下は恋愛対象にはならないかなぁ。
「まぁ、とりあえず座って。」
俺はそう言って、彼女を座らせた。
「俺は田中翔。君は?」
「タナカカケル?珍しく名前ですね。私の名前は、
マリー。職業は、魔法使いです。」
「おぉ!、魔法使いか!で、どんな魔法が使えるんだ?」
「……」
突然、マリーと言う少女は黙りだす。うん?何か嫌な予感が。
「?、どうした?」
「私は、変な魔法しか、使え無いんです。」
「え?」
「例えば、ムズンという魔法で、かけると、身体全身が、かゆくなってくる魔法です。」
ほら当たってましたーー!!
まぁ、実際にかかってみないと使えるか使えないかわからないからな……
「……俺にかけてくれないか?」
「いいんですか?」
「いいよ別に痛くないだろ?」
「……わかりました。いきますよ!ムズン!」
「っ!!」
かゆい!全身がものすごくかゆい!
「もういい!解いてくれ!」
「この魔法1分経たないと、解けないんです!」
「マジかーー!!」
先に言えバカやろうーー!!
***
やっと終わった。
「はぁ、はぁ、それで、ほかには何があるんだ?」
「オナラが出続けるナラーや、濁った水がでる
ダークウォーターなどがあります。
あ、後何がでるかわからない魔法、ランダーがあります。」
何がでるかわからない魔法なんか聞いたことがあるな。
「お願いです!どうか私を仲間にしてください!!」
うーん、仲間がいるか、いないかじゃあ、色々違うからなー。よし!
「うん!これからよろしくな!マリー」
「……よろしくお願いします!」