エクスカリバー
クエストから数日後俺は仲間を募集しようと思い、ギルドの掲示板に仲間募集の紙をはりだした。
待っている間に装備品買うために街にきて、お手頃価格の防具を購入し、武器屋へ向かおうとしていると、突然、後ろから誰かが俺にぶつかってきて、派手にこけた。
「ぶほぉっ!?」
変な声が出ちまった。
なんだよ、と思いながら後ろを振り向くと、
誰もいなかった。
何で誰もいない?確かに人の感触があった。
俺は少し怖くなりながら武器屋に向かった。
***
武器屋に着くと俺はあるものに、驚きを受けた。
「エクスカリバー!?」
剣にその名前がほられていた。
なんだよこの世界!エクスカリバーなんか量産してんのか!?
とりあえず手に取ってみると、
「うっ!重っ!」
めちゃくちゃ重いぞこれ!
「ぷふっー」
誰か笑いやがったな!
笑っていたのはこの店の店員らしき人だった。
「あんた冒険者だろ?エクスカリバーも持てないのかよ」
笑いながらそういわれると、腹がたつな。
「この武器、初心者用の武器だぜ?」
「マジか!」
エクスカリバーが初心者用武器で、それを持てないなんて、冒険者やっていけるか不安になってきた。
その後初心者用武器はこれ以外に無いから、
エクスカリバーを買うことにした。