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金髪の少女 その4
走り続ける。
「俺も力があったら立ち向かえるだけどな」
俺の場合、力を出し過ぎると自分にもダメージがくらう。
あまり使いたくないんだがな……
「やばい、走る体力無くなって来た。」
限界になり脚を止めてしまい追いつかれてしまった。
俺は、戦闘体制に入る。
剣を一本複製し、投げつける。
「全然効いてない…」
パワー5倍上げピッグマンの上まで飛び剣を二本複製し勢いよく投げた。
少し効いたのか少し怯んでた。
そのまま俺は、落下時に攻撃しようとしたが、
「ぐはぁ!」
ピッグマンの重い一撃がみぞうちに入った。
吹っ飛ばされ身動きが出来ない。
このままじゃあいつが危ない!
「逃げろ!!」
「逃げない。」
「……!俺達じゃ勝てない!今の見て分かったろ!?」
「逃げたくない!守ってくれたあなたを置いて自分だけ逃げたくない!!今度は私があなたを守る!」
!?あいつの周りにエフェクトみたいなのが……
すると、ピッグマンが爆破し、身動き出来ない俺は吹っ飛んだ。
「うゎ!」
彼女を見ると、倒れていた。
あれはあいつがやったのか?
体制を立て直した俺は彼女を抱えギルドへ戻った。