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金髪の少女 その2
俺は、彼女を追い町から離れた草原まで来ていた。
結構遠くまで来てるけど大丈夫か?
ここら辺強いモンスターがいるって噂だけど…。
「ま、大丈夫か……フラグぽっいの言ったけど大丈夫か?」
そう。ここは異世界なのだ。
何が起こるかわからない。
後ろからでかい足音が聞こえる。
恐る恐る振り返る。
「おい……また豚野郎かよ。」
以前俺が命を賭けて戦った。ピッグマンがいた。
「前とは違って俺には対抗策があるんだ。」
そう。
前よりレベルもステータスも上がっているし、
オリジナルスキルがあるんだ。
ピッグマンが襲いかかる。
俺は構え、
「……逃げる!!」
全力疾走で走り出す。
逃げるのだって対抗策の1つだ。
「はぁ、はぁ、ステータスがぁ上がってるんだぁ、はぁ、お前より速いはずだ。」
息を枯らしながらも走り続ける。
もう彼女ことなんか考えられないくらいがむしゃらに走った。
「はぁぁ、はぁぁ、 はぁぁ」
前に誰か見える。
「あんた何やってんの?」
そいつは俺が探していた人だった。