クエストに行こう!! その2
「……本当にいるのか?」
見張りを交代して30分がたった。
いまだにゴブリンは現れない。
「マリー、そろそろ交た……見つけたわ。」
「ゴブリンをですか?」
「あぁ、剣を持った奴が、4体いる。」
ゴブリンが、キェと鳴きながら近づいて来る。
「俺はヒールで、一体倒す。」
「わかった。マリー!ゴブリン二体ムズンで足止めしてくれ!」
「わかりました!」
二体のゴブリンが体をかきむしる。俺は、足止めしてもらっている間に、一体ずつ倒す。
ゴブリンが一体突進して来た。
俺は、パワーを5倍に上げ、右手にアイアンソード、左手に創造したアイアンソードを持ち待ち構える。
「ギェェ!!」
ゴブリンが剣を振り下ろす。
本物のアイアンソードで攻撃を受け止める。
「ふん!」
その隙に創造したアイアンソードで攻撃する。
「ギェェェ!!」
攻撃の衝撃で創造した武器が壊れた。
しかしまだ、ゴブリンは倒れない。
なら!
ゴブリンを蹴り飛ばす。
「ギェ?」
怯んでいる間に、ゴブリンに剣を振り下ろす。
「キエエエエエエエ!」
なかなか成長してるんじゃないか俺?
「マリー、もう一回かけてくれ!
」
マリーは、頷くともう一度ムズンをかける。
その間に俺は、クリエイトウェポンで、アイアンソードを創造する。
出来た。よし、もう一本。……出来た。
創造したアイアンソードをゴブリン目掛けて
ぶん投げる。
一直線に飛んだ剣は、ゴブリンの頭に突き刺さる。
ヘッドショットがきまり、ゴブリンは倒れた。
「よし、もう一回!!」
ぶん投げた剣は、一直線に飛んだが、
ゴブリンが暴れあたらなかった。
そのとき、
「翔!一体倒したぞ!」
本当にヒールで倒せるのか……
その時ゴブリンの近くにいたジョニーは、俺が外した剣を取り、ゴブリンの頭に突き刺さす。
「ナイス!」
「クエストクリアですね!」
「あぁ、一体多かったがな。」
***
「テント片付けんのめんどくせー」
俺たちは、町へ帰るため片付けをしていた。
「今日は帰って寝るわ。」
「私もそうします。」
「俺もそうするわ。」
テントを片付けて、俺達は、町に帰った。