交わり
R15がちょっぴし・・入ってます。
俺はそのまま、彼女を部屋へと連れ込み、寝台で組み敷いた。
「・・っ殿下ッ?」
彼女が動揺した声色で問う。
「お前は、俺のものだ。」
俺はそう手短に断言して、彼女の濡れた衣を脱がせ始めた。
まだ俺の心は怒りと独占欲で渦を巻いていた。
ーーはやく、彼女を俺のものにしたい!
そうでなければ、気がすまない!!
焦燥感が心の余裕を取り去っていく。
はやく、はやくと、せかし始める、
「--っ!?
や、やめっ・・ぃやっ!!」
彼女が震え上がって、拒絶し始める。
いつになく恐怖を宿し、身体を硬くして、懸命に俺の邪魔をしようとしてくる。
「・・!」
その拒絶の言葉を聞いて、一瞬、手を止めた。
よくよく彼女を見れば、震え、身体を硬くして縮こまって涙をためている。
何故、彼女がそこまでして、拒絶するか、分からない。
何故だ??
「どうした」
「ーーぃ」
俺が聞くと、彼女が小さく呟いた。
しかし、聞こえない。
すぐに声は消えていってしまった。
「?」
「こわ、い。
ぃや、や、め、て、・・・ッ」
異常なまでの恐怖で震えた声。
彼女が、冷静で動じない彼女が、混乱していた。
「・・・」
俺は、今、無理やり彼女を脱がせようとした。
それが、いけなかったのか?
一部冴えた頭の片隅で考える。
だが、知的に考えた結果よりも、
早く抱きたいという感情が、渦巻いて
治まりようがない。
リンが他の男に抱かれるなど、あってはならない。
他の男のものになってほしくない!
あの場面であったことが、俺の余裕をなくした。
しかし、今、リンは今までになく震えている。
「自分で脱げ。
はやくしないと、風邪を引く」
俺は言い訳がましくそう言葉を紡いだ。
服を脱がそうとした理由が、これならば、警戒を解いてくれるだろうか。
「・・・ッ!」
彼女は目を見開かせて、俺を見た。
ぐっと、唇をかみ締めて震える手でゆっくりと脱ごうとする。
だが、俺が待てるはずもなく。
「今のお前じゃ、いつになるか分からん。
俺がやってやる。怖がるな。」
俺はなぜか彼女の恐怖する顔が見たくなかった。
俺は彼女をゆっくりと、脱がせ始める。
彼女を全裸にすると、俺も服を脱いだ。
「俺がお前を暖めてやる。」
俺はそういって、液体の入ったコップを手に取った。
それをぐっと、口に含むと、彼女にそのまま口付けた。
「・・・んんっ!?」
彼女の口内に舌で割って入り、液体を流し込む。
「・・・んんっ」
ごくっと、彼女が飲み下すと、
彼女の身体が高揚し始めた。
ーー媚薬だ。
「これでお前も、気持ちよくなれる」
俺はそう優しく言いながら、愛撫をしはじめた。
「・・ぁ!、や・・・っ、ぃあっーーんぁっ”」
身体の隅々まで、手を盛んに動かし、彼女の感じる部分を愛撫し始める。
最終的には、彼女の二の足を開いて、中に割りはいった。
「ぃ、っぁああっ”、ああっんっ、ん、あ、ぁあっ、んっ」
彼女の嬌声が心地よく耳に入る。
俺の身体も高ぶりを感じた。
そして・・俺たちはひとつになった。