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真理は複数がいいらしい

作者: 薄雪草


何日か前、ある戦争特集の番組を見ていたら、印象的な言葉がありました。


正義が一つしかない社会では、正義に熱狂してしまうことがある。


正確ではないですが、確かそんな感じ。

すみません、私の記憶フィルターがかかっているので、ちょっとニュアンス違うかもしれません……。



番組は単に、戦争がどういう経緯を経て終わったのかを、最後の日に焦点をあてて見ていくものでした。


日本の長い一日っていう本があり、それに沿ったものらしいです。


その中では、なぜ旧日本軍の上の人たちが、負けが見えていたにもかかわらず戦争継続を唱えていたのかを取り上げていました。


背景には、日本という国を守るためには国民は力を尽くして命を懸けて戦争に勝つべし。国が滅びたら生きることに何の意味があるのか、そんな思想があったらしいのです。


そして、それに対立する思想は全て非国民として統制されていたとか。



確かに、一つしか考え方がないなら、イデオロギーの場合は特に正解というか最善の解というのが見えにくいから、それが最もらしければ最もらしいほど真理に見えてくる、ということはあるかもしれません。


旧日本軍の人たちは、自らの正義に純粋だった、そんなふうに取り上げていました。


ふうん、と思いました。


真理っていうと何か美しいもの、良いものに思われがちですが、一つしか与えられないと、健全じゃないかもしれない。複数あってやっと、弁証法じゃないですが、考えが深まり理性が保てる。

そんなことかな、と。


まあ、それだけでした。











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