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01 活動

『リヴァイス 39 特使勇者の日常と特攻勇者の非日常』の続きで、


『若旦那』カミスのお話しです。


 お楽しみいただければ幸いです。




 こんにちは、カミスです。


 異世界暮らし、最近とても忙しいのです。


『ゲートルーム』という新しい『転送』装置が、仲間たちの拠点だけじゃなく各国王都や主要な街にも配備されたから、なのです。



 誰もが簡単に『転送』出来てしまうということは、移動や物流のみならず軍事においても革新的な出来事。


 みんながこぞって欲しがるのも当たり前なのですが、もちろん僕たちは配備にあたって絶対遵守の条件を付けました。



 僕たちの特使活動関係以外の目的で使用しないこと。


 もし私利私欲での使用があったとこちらが判断した場合は、装置の撤去のみならず、今後一切の特使の助力を得られなくなること。



 設営交渉した皆さんは、これを了承してくれました。


 自由に『転送』出来ることで生じる諸々の利益よりも、厄介ごとの際に特使たちが飛んで来てくれるありがたみを選んだ、ということでしょうか。



 そうして活動の場が広がった僕たちは、以前にも増して忙しい日々を送ることとなったのです。



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