年史外伝 11
マイクロストリートビュー
財政部門では相変わらずのふだふだとした旅費を自ら確保し、食料費はそれぞれのセクションからの接待を受けるために自らには付けず配分にせいを出している一方で、経費を極端に押さえらられた市民直結セクション部門には、ボールペン一本無くしても念書を書かせて経費削減に命をかける庶務のおば様を見かけだけ持ち上げる。それを喜ぶおば様軍団。
職場による隣町温泉での泊まりの忘年会で、一部屋に寝るためだけの五人を無理やり押し込められる年頃の男女が、抜け駆けして部屋での行為を見つかり、見つけて騒ぐ奴、咎める奴、囃す奴、責任取れと男女二人を結婚させる奴。結婚させられた仮面夫婦のままに夫婦で市役所に居続け、互いにさらに市役所内での不倫により別れくっ付く日中の夜這いの習慣もどきの惚れたはれた。
1年で相手にされなくなるため、毎年入ってくる新人をいびること、些細なことを騒ぎたて、焦られ落ち込ませ、酒に誘って励まし、始終を聞き出し、翌日には職場で得意に秘密まで俺は知ってるとばかりのすべて話しをぶちまける奴。
オートロックも知らず、勝手に旅館の部屋に一人で立て籠ったと騒ぎ、事情を説明し理解したのにも関わらず、記憶は立て籠ったのままで、悪意をもって市役所中にふれまわる奴。
カンパと称して金を集め、酒を飲む奴。祝儀をもらって渡してあるのにそれで酒を飲み振る舞い、忘れ、祝儀はもらってないと騒ぎ、ふれまわる奴。
割り勘分を、今、金ないから後でと後輩に支払わせ、請求すると支払わせたこと自体を忘れていて激怒する奴。借りた金を返すのに投げ返す奴。
上司に合わせた新年会設定を強要し、肉食わない奴、魚食わない奴が共に居て、毎回、つまらない料理となる宴会。肉食わない理由はいい肉しか食わない、魚食わない理由は嫌いだから、に付き合う下僕達。
情の濃い奴、薄い奴。理知的な奴、馬鹿な奴。義理固い奴、軽薄な奴。応用きく奴、聞かない奴。マイナスの奴がプラスとなるのはマイナスの奴が考えるからだ。
自分で考えられない奴、原案ないと微塵も動けない奴、人のプランの修正でしか自己発露できない奴。
人に任せられない奴、人の話でしか自分の考えを定められない奴、ラスプーチン、弾左衛門がいないと何もできない奴。




