年史外伝 8
市役所組織は絶対権限を持ちたがる奴等と順番待ちと我慢しながら上には絶対服従し下には絶対服従を要求する平安精神を引きずったままの、封建主義に毒された僅かな民主主義だ。
民主主義のような奴隷に甘んじる奴等は自己を捨てそんな奴等に追随しながらおこぼれに預かろうとしている。世渡り上手、知恵で生きろとばかりに。
一方で、プチブルたる中小企業はどうかと言えば、行政が国の縮小版から脱け出せないのと同様な国と大手のそれの縮小版だ。
誰からも支配されることを嫌い、市民という幻想のためと息巻いても、市民の上意を気高く掴むことは困難なものだ。
周囲の追随精神が邪魔をする。気高くない市民が勘違いのドキュンとなる。プチブルたる業者が利権を求めて刺さる。
業者は気持ちがいいほどに功利拝信だ。当然であるが会社の生き残りと富を誇るために邁進する。
細かなどこまで自己利益優先で小さく枝分かれしおこぼれが社会奉仕へと繋がり。最も広告投資の効果ありきどあるが、資本主義とはそのような仕組みであり、当然なことで誰も責めることはできない。
役にたつ奴等は重宝し、関係なくなればけんもほろろ。Uターン人事もあるのでそつなくケアは十分にしながらだ。
行政、経済、加えて学問の三つの世界は、似たり寄ったり、世俗の知恵と変わりない。




