亀男
介護職の給料表は最初は触手を動かすほどに設定俸給額は悪くはない。ちなみに3号給・3号俸などのようの、縦と横の一覧表の合わさり目による俸給が、縦の昇給と横の昇任スライドにより決定的される。ちなみに、人事セクションの責任者は棒給と最後までいい続け、周囲も言えず、最後までお約束の失笑を買い続けた。
介護職の場合はその俸給額の右肩ラインが他の職種に比較して緩い勾配となる。意味することは、現場の作業が中心となるため、経験による業務への貢献や知識蓄積が評価的に低いということであり、年数が経過しても、給料は上がらないと言うことだ。
同じようなことが、看護婦給料表にもあった。
病院の労働組合の要求はこのカーブを上げろと言うことだった。
国会公務員はじめ、すべての公務員は人事院が定めた給料表をベースにして定めている。一自治体が根幹となる給料表を独自に変えることは対外的にはおろか、社会的にも政策的にも無理な話だった。影響が大きすぎた。
そんな中で、県庁所在地の公立病院が面白い方法を導入し看護婦の指揮を高めていた。
方法は明瞭だった。看護婦の時間外は膨大なものがあった。数百にいる看護婦のトップは総看護婦長一人だけだった。実質的な現場の監督は労働組合に属し、時間外労働をするのは看護婦長だった。




