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諦念
猿女から手玉に取られるような奴らのやる仕事など、知れたものだ。
セクションマネージャーに至っては、理屈すら支離滅裂だ。仕事もそれを潤滑するための親睦も能力不足の連中だ。
セクションマネージャーが、猿女が異動してきた歓迎会で、セクションマネージャーにあの時代はまだ税率も高く、値段も質も最高級のウイスキーをねだった。何人分もの宴会代になるウイスキーを、幹事は経費的に無理だと断ったそうだ。セクションマネージャーはそれなりに威張っていても、自分では支払えない所詮は安月給だ。なにを指示でしたかと言えば、不足する親睦会費からの付け払いを単独で了承させ、それを手柄にしているとか。そんな話を同僚から聞かされた。
年功序列以上に、政治的な駆け引きと政治な媚びが支配するとは言え、情けなさにも程がある。




