↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
虹丸  作者: もんじろう
40/105

40

 かなりの重量があるであろう鎧を苦にする様子もなく、男爵は馬上の人となった。


 鎧の下に逞しく筋肉質な肉体があるのは明白だ。


 男爵は駒を進め、静香の前を通り過ぎた。


 静香は見た。


 通り過ぎる間、男爵の兜の隙間から刺すような視線が静香に向けられているのを。


 男爵の発する殺気が静香の肌を焦がした。


 馬は静香が来た方向の街道に進み、離れていく。


 見守る人々が、もしや男爵はこのまま居なくなるのでは、と思うほどの距離を馬は進んだ。


「皆さん、彼女から離れてください! 巻き込まれますよ! 退がって、退がって!」


 少年が大声で人だかりを移動させ始めた。


 茫然自失となっていたひげ面の侍も観衆によって動かされ、静香の周りには誰も居なくなった。


 男爵はというと、ようやく馬の脚を止め、こちらへと向きを変えた。


 長槍と盾を構えているのが遠目からでも確認できる。


「○△□!!」


 男爵が叫んだ。


「男爵様は準備は良いかと仰せです!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。