4話
「ふんふんふふ〜ん♪」
俺は優良の料理している姿を後ろから見ていた。
てか、台所まで収納されてるのね…
「出来ました〜!ドラゴンのステーキでーす!」
「おお!美味そうだ!」
見た目めっちゃ美味そう。食欲をそそりますわ。
「美味い!美味すぎる!押した時に出るこの肉汁柔らかいし口の中で溶けるようだ!美味すぎるぅ!」
「えへへぇ〜そんな褒め過ぎですよぅ/////」
これは将来いいお嫁さんになるね。うん。
「お嫁さんだなんてそんなヤンヤン/////」
そうだ、聞こえてるんでした。
「ま、まぁ可愛いしそりゃ男なら誰でもお嫁さんにしたいだろう。」
「べ、別に私はマスターが良いなら…」
「ん?なんか言ったか?」
「い、いえ別に何でもないです早く食べて下さい!片付かないですから!」
お前は俺の母ちゃんか。
「いや〜美味かったご馳走様。」
「いえいえ!」
食器などを洗って片付けている優良を見てふと思う。
このままじゃ俺、ダメ人間になりそうだ。
「お、俺も手伝うよ。」
「いえ!マスターはそこに居てくれるだけで大丈夫です!」
「いや、でも俺が使った物だし…」
「大丈夫です私がやりますので!」
「いや、やっぱり俺がやらないとさ。」
「…私は御役御免ですか?」
は?いやそんな目で見ないでよ。
「い、いやそうじゃないよ。作って貰っといて何もしないのは俺もちょっとね…」
「なら大丈夫です私が良い行ってるんですから!」
ま、まずいぞ…聞こえてるはずだよな?何故だ?
「フフフ…マスターには私が居ないとダメな人間になってもらいます。そして…」
ん?なんか悪寒が…
「それじゃあ街でも探すかぁ。」
「あ、私も行きますマスター!」
「おう、そろそろ村とか街とか見つけないとな。」
「じゃああっちに行ってみよう!」
「マスター捕まって下さい!」
「え?あ、うん。」
何かするのかな?
するといきなりお姫様抱っこをされ。すごいスピードで走り出した。
「え?のわぁぁぁぁぁぁぁあ!」
早い早い早い早い早い早い!
「大丈夫ですマスター身体への負担は無いですから!」
そんな事考えてる暇は無かったわ!
あっという間に村を発見した。
「あの、すいませ〜ん。誰かいますか〜?」